あら、修理可能でした。

　学生時代に購入した愛用の露出計、それがこのセコニック　デジライト　L-328です。

　正確に言うと、愛用していた、という表現が正しいかもしれません。デジタルカメラを使うようになってからというものの、どうも露出計の値をセットしてというよりも、内蔵露出計の値から勘で補正して実写、そしてモニターでチェックで再度補正するという写真スタイルに変わってしまったため、カバンには忍ばせていても滅多に使う機会が減ってしまっていました。

　そこにPENTAX 6×7システムが我が家に加わってから、改めて露出計の活躍！と思っていたら、何と低輝度側で全く測光出来なくなっていました・・・。

　低輝度側といっても、日中の室内撮影での話で、通常では1/8秒、F値1.4程度の明るさはあるような環境でさえ、測光範囲外表示になるという、どうしようもない現象でして、ブツ撮りには全く使い物にならない代物。

　確かに20年以上前の製品なので、故障しても仕方が無いのですが、新たに露出計を買うとなると、入門機で且つ、安いお店で買ったとしても、2万円強もします。

　こうなるとさすがになかなか手が出ない・・・。かといって修理するのにメーカーで確認したところ、当然すでに修理不能機種とされており、受付もしてくれないようです。

　せっかく数年前にオークションで落札したスポットアダプタもあるというのに、非常に残念。私の旧仕事時代、実は札幌にセコニックの修理代理店がありまして、会社としては交流もありましたし、比較的家の近くにあったのですが、転職してからたまたまその代理店付近を通りかかったら、かつて建物に取り付けてあった看板が見つからなかったため、店主も年配の方だったので、てっきり引退されたのかと思っておりました。

　かつての修理業者仲間に尋ねてみたところ、情報を持っていなかったので、改めて駄目元という事で、代理店だった会社に行ってみました。

　すると、やっぱり看板はなくなっていましたが、ドアに社名も書かれたままですし、窓からは明かりも見えていたため、思い切って中に入ってみました。

　すると、やってるではありませんか！早速修理可能か聞いてみたところ、ありましたよ部品が！！流石です。

　修理料金は旧製品ですので結構かかります。しかし、先ほど述べた入門機の半額以下で修理が可能だったので、スポットメーターとしても使えるL-328を修理して使った方がずっと重宝する。そう思いまして修理を依頼しました。

　店主は、「10日くらいみてもらえますか？」と申し訳なさそうに言いましたが、私も元業界人、修理品は大抵受付順に手がけていきますし、旧製品で10日なら納期としては良い方です。流石に1年とか言われると困りますが、2週間と言われても文句はありません。

「いやぁ、ゆっくり修理してもらってもかまわないですから！」と告げてお願いしてきたくらいです。

　それから6日たった夕方、修理が完成したという連絡をいただきました。をを、業界標準納期の1週間以内に仕上げてくる辺り、流石です！！

　まぁ、基板交換＆調整で完了なので、旧製品とはいえ比較的難易度の低い修理ですが、ありがたいですね。

　早速今日自転車で引き取りに行ってきました。ほんの短い時間でしたが、業界話も出来て楽しかったです。ありがとうございました。

　このL-328系は、インターネットで検索すると電源関連の故障が多いようなので、壊れない事を祈りつつ、6×7システムと共に活用していきたいと思います。

　露出計を引き取って来た後、いったん家で昼食をとり、車屋に用事があったので、天候を気にしつつ再び自転車で移動。

　取り置きしてもらった補修部品を購入後すぐ帰る予定だったのですが、1時間くらい長話をしまして、段々空模様が怪しい状況に。

　降らないうちに帰らねば！という事で慌てて帰路につきました。途中でポツ、ポツ、という程度の雨はありましたが、ほとんど濡れる事無く帰宅出来、良かったです。

　本当は日が暮れる頃自転車乗るのは、テールライトマウントが故障したままだったので避けたかったのですけどね。早く試作4号機を考えなければ！

　今日の走行距離は約46km。ずっと札幌は悪天候のせいで、久々の走行だったためか、膝が痛い・・・。

　こんな事では、北広島までリベンジは無理だなぁ～。60kmくらいは走れないとね・笑。