まぁ、金がないというのも理由の1つではありますが・・・。
お外ネタもないので、今回は私が高校時代、写真部に入るにあたり初めて入手したズームレンズでも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/65/6a1a99fb0b0aa6fee36da0f991c89506.jpg)
我が家にあった唯一の一眼レフカメラは、祖父が使っていた ASAHI PENTAX S3です。それにスーパータクマー50mm F1.8のみの構成で、交換レンズは一切ありませんでした。
そんなS3を父から受け継いで使う事になったのですが、当時写真初心者の私が先輩にレンズはどうしたら良いのか相談したところ、
「標準ズームと望遠ズームの2本をまずそろえたら良い。」
という回答を戴いたわけです。しかしながら、当時すでにスクリューマウントのレンズなんて売ってなかったし、中古といってもスクリューマウントのズームレンズなんてねぇ・・・。
そこで選択肢としてあがったのはレンズメーカーのタムロン。この頃はAFレンズも有りましたが、MFレンズもかなり各社出ていた時代でした。
特にタムロンはマウント交換式システム「アダプトール2マウント」という物があり、レンズ側に各カメラメーカーにあったマウントを脱着可能にして、複数のメーカーボディを持っていたり、メーカーを乗り換えてもそのまま専用のマウントさえ買えば、レンズ本体は使い回せるというすばらしい構造でした。
そこで購入した(というより親に買ってもらった)のがこの モデル59A 28-70mm F3.5-4.5です。全体がほぼプラスチックで出来ており、軽量且つ28mmスタートの標準ズームとしてはコンパクトです。
この当時、標準ズームと言えば35mm-70mmというレンズが主流の時代で、28mmからのレンズはまだまだボディセットには付いてこない状態でした。
私の場合、撮影したいものが風景だったので、やはり長く使うならば28mmがほしかったのです。
高校生には安い買い物ではないですが、(というより、自分で買ったわけではないのですが・・・。)新品実売価格2万円を切るこのレンズが買ってもらうには限界であったとはいえ、良い選択だったと今でも思います。その後このレンズはお年玉と小遣いを貯めて中古で購入した PENTAX Super Aでも使用して、高校卒業まで主力レンズとして君臨しておりました。その後Kマウントは、別の標準ズームを購入したので、もっぱらスクリューマウント用と、就職してから訳あって手に入れたOLYMPUS OM-1及びOM-4用の標準ズームとして使われるようになりました。
まぁ、最近ではあれだけ大好きだったスクリューマウント・PENTAXも、OLYMPUS OMシステムも滅多に使わないので、棚にひっそりと置いてありますが、まだまだ使えます。
問題は今回撮影用に引っ張り出した、ボディ側。大好きだったS3のシャッター幕がもう限界・・・。こんな事なら旧仕事やめる前に、別のスクリューマウント機の幕交換なんてしないでこいつを交換するべきだった・・・。
さて、S3どうしようかなぁ。シャッター試験器もギアオイルも無いし・・・。何度も分解組み立てして中はボロボロだしなぁ~笑。
どうにかして直したいところなのですがねぇ・・・。またこいつで写真撮りたいなぁ。いや、他に直さなければならないカメラ多すぎ・・・。どうしようかなぁ。