キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2010年5月1日 八ケ岳-三ッ頭 ~リベンジ~

2010年05月05日 | 八ヶ岳
2010年5月1日(土)、八ケ岳の天女山登山口から、三ッ頭に行きました。

昨晩は、道の駅『小淵沢』で車中泊しました。
朝、起きたら、たくさんの車が止まっていたので驚きました。
皆さんも、車中泊のようですが、犬と一緒に車中泊の人が結構いますね。


3月に途中まで登って引き返した『前三ッ頭』(左)と『三ッ頭』(右)です。


海抜1900mの石碑です。 
『お久しぶりです。 あなたとは2度目ですね。』


天女山登山口から、約3時間で『三ッ頭』に到着です。

『三ッ頭』から見た、権現岳(左の先の尖った山)です。
権現岳の山頂まで、あと1時間ほどで行けるが、どうしよう?


この先の鞍部は、風の通り道になっているらしく、恐ろしく風が強いです。
少し行きましたが、手先や足先が直ぐに冷たくなります。
凍傷になりそうなので引き返して来ました。

そして、私の後から登って来た方が、権現岳に向かって行きます。
少し見ていましょう。


20分ほどすると、先ほどの方が登って行かれる様子が見えました。
『すごいな~。あんな所を登っています。』


『権現岳、行ってみたいなぁ~』
でも、今日の私は無理はしません。
さっさと下山しました。

下山すると、”にせ八ケ岳”の『茅が岳』が見えました。
この山は、3月に登りました。 


『瑞牆山』(左)、『金峰山』(右)も見えました。


そうだ。 明日は、『瑞牆山』に行ってみよう!

今日、歩いたコース

2010年4月30日 八ケ岳-硫黄岳からの下山

2010年05月05日 | 八ヶ岳
2010年4月30日(金)、今日は硫黄岳山荘から下山しました。

硫黄岳山荘から見た日出です。 ガスっていて、何も見えません。


日が登ると、直ぐにガスも消えて周りが見渡せるようになりました。
目の前の『台座の頭』も良く見えます。


午前8時半ごろ、硫黄岳山荘を出て硫黄岳に向かいました。

反対方向の『台座の頭』まで行ってみたい気持ちもありましたが、
やはり、昨日トラバースした所が気になり、無駄に体力を消耗したくありませんでした。

硫黄岳からみた『台座の頭~横岳~赤岳』


硫黄岳からみた『横岳~赤岳』
何度みても、すばらしい眺めです。


昨日ほどではありませんが、今日も風が強いです。
『赤岩の頭』に下ります。


ここで、登って来られる方(1人)とすれ違いました。
例の斜面をトラバースして来たとの事。
『あ~、良かった! これで踏み跡はあるぞ!』

さらに、『赤岩の頭』から下を覗くと、数名の方が斜面を登って来ます。
トラバースの踏み跡も、ハッキリ見えます。

全員が登り終えたら、今度は私が下りる番です。
10mほど下りると、例のトラバ-スです。


踏み跡はしっかりあります。
でも日差しの影響で、かなり雪が緩んでいます。
昨日より、崩れやすく感じられます。

でも、もう渡るしかありません。
一歩一歩、慎重に足を出しますが、所々で雪が崩れてバランスを崩しそうです。
そして、とうとう途中で一度転びました。 
落ちるかと思いましたが、何とか大丈夫でした。 『お~、怖』

心配だったトラバースも何とかクリアして、赤岳鉱泉まで一気に下りました。

昨日、お昼に休憩した赤岳鉱泉。


そして、中山乗越の展望台から見た赤岳~中岳~阿弥陀岳
『夏になったら、絶対に登るぞ~!』


行者小屋を経由して美濃戸へ下山します。
この間、結構長く感じた。

やっと着いた美濃戸山荘。 閑散として人が居ません。


美濃戸~美濃戸口までの林道を歩きます。


こんな凸凹斜面もあった。 

FFの小型車が登って行ったが、タイヤが少し空回りしてました。
『今度、来たときも、やはり車は美濃戸口に止めよう!』と思った。

昨日、一緒に登った方や、今日、赤岩の頭ですれ違った方々は、
今頃、横岳~赤岳を縦走しているのでしょうね。
少し悔しいですが、雪解け前の八ケ岳は自分にはまだ無理だと悟りました。

歩いたコース ※赤(4/29)、青(4/30)

2010年4月29日 八ケ岳-硫黄岳

2010年05月05日 | 八ヶ岳
2010年4月29日(木)、八ケ岳の硫黄岳に行きました。

6月には、阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳を縦走したいので、今日はその下見です。

午前6時30分、美濃戸口に車を停めて出発です。
天気予報では、午前中に雨との事ですが、この時点では雨は降っていません。
ただし、曇り空で湿った風が少し強い。
そのうち、雨になるでしょう。

美濃戸口~美濃戸まで未舗装の林道を1時間ほどいて、美濃戸に到着です。
美濃戸山荘の無料休憩所で、一休みしました。 

美濃戸山荘前には、八ケ岳の案内図があります。
ここで北沢コースと南沢コースに分岐します。

私は北沢コースで赤岳鉱泉を目指しました。。


美濃戸を出ると、直ぐに雨が降って来ました。 『やっぱり、雨か・・』

雨具を着て歩きますが、特に急ぐ予定でもなかったので、
途中にあった物置小屋の軒差しで雨宿りをすることにしました。

30分ほどしたら、男女二人連れが下山して来ました。
このお二人、昨晩は赤岳鉱泉に泊まったけれど、
朝起きたら天気が悪いので、登るのをあきらめて下山してきたそうです。
女性の方は、『上は雪! ピューピュー 寒いよ!』・・と、何やらふてくされた感じです。
『よほど、寒かったんだろうな~』

その後、1時間近く待っても雨が止まないので、仕方なく歩き始めました。

少し先の堰堤広場を過ぎると、林道から雪に覆われた登山道に変わります。


結構、深い踏跡もあるので、注意しながら歩きます。


11時30分ごろ、赤岳鉱泉に到着しましたが、まだ雨が止みません。
赤岳鉱泉の休憩場所で、コーヒーを注文して一休みしました。

お昼を過ぎると、雨も上がって、急に青空が見え始めました。

本当は、赤岳鉱泉から行者小屋を回って、下山するつもりでしたが、
青空を見ると、何だか急にやる気が出て来ます。

それに、さっき硫黄岳方向に登っていく人を見かけました。
『よし! 今日は、硫黄岳まで行ってみよう!』

さっそく硫黄岳に向かって歩き始めます。

すると、突然こんなものが見えました。  すごい迫力です。『何だ、こりゃ!』


もう少し登ると、また見えました。『すごいな~。横岳から岩が突き出てるよ!』


この後、結構な急斜面を登ります。
アイスバーンの斜面もあるので、6本爪の軽アイゼンではかなり登りにくいです。
やはり、つま先にも爪のある10~12本爪のアイゼンが必要ですね。

また、赤岩の頭の直前では、雪の斜面をトラバースする場所があるので、
斜面にグサッグサッと差して歩くためのピッケルが欲しくなりました。 
でも無い物は無いので、ここは先行者の踏跡を慎重にトレースして渡ります。

そして、赤岩の頭に到着です。
左から、横岳~赤岳~中岳~阿弥陀岳が一望できます。
すばらしい眺めです。




そして、先ほど30mほどトラバースした斜面を見下ろします。
『ここは戻りたくないなぁ~。 どうしよう?』


写真の手前の斜面をトラバースしました。
風が強い上に、雪が崩れそうで怖かったです。


赤岩の頭では、私より一足先に到着され方が写真を撮っています。
少しお話したら、今日は、硫黄岳の向こう側にある硫黄岳山荘に
宿泊されるそうです。 宿泊予約の電話をされています。
『えっ、ここから携帯電話通じるんだ!』


風が強くてとても寒いですが、
せっかくここまで来たのだからと、硫黄岳に登ります。
でも、途中で決めました。『今日は、私も硫黄岳山荘に泊まろう!』

携帯電話で硫黄岳山荘に電話しました。 
電話は通じましたが、風が強くて向こう側が何を言っているのか、まったく聞き取れません。
とにかく『宿泊をお願いします』と伝えました。

赤岩の頭を見下ろします。
硫黄岳の山頂は、もう直ぐです。


硫黄岳山頂です。 ものすごい風です。


硫黄岳山頂か見た、噴火口跡です。


風が凄まじいので、写真を撮ったらすぐ出発です。
硫黄岳山荘の方向に下ります。

ですが、硫黄岳山頂~硫黄岳山荘の間では、さらに風が強まります。
真っ直ぐに歩けません。風で倒れそうになります。

約50m間隔で積まれた大きなケルンを辿って、何とか硫黄岳山荘に到着しました。

硫黄岳山荘の入口前の斜面です。 7月にはお花畑になるそうです。


硫黄岳山荘の中です。 今晩はここでお世話になります。


山荘の方にお聞きしたら、美濃戸に下りるには、
今日登って来た道か、横岳を通ってから行者小屋に下りるしか無いそうです。
でも横岳を通るには、今日よりも危険な場所(カニの横ばい?)があるそうです。

下山は、登って来た道を戻るしかなさそうですね。
さぁ、どうしよう。 
明日には、今日の踏み跡も消えているかもしれません。