キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2010年9月26日 八ヶ岳-赤岳  ~県界尾根、真教寺尾根~

2010年09月27日 | 八ヶ岳
2010年9月26日(日) 八ヶ岳の赤岳に行きました。

昨晩は、道の駅「小淵沢」で車中泊でした。
朝、5時半に目を覚まし、 「キッツ メドウズ 大泉・清里スキー場」に向かいます。

今日は、スキー場の駐車場に車を停めて、県界尾根(登り)~真教寺尾根(下り)と周回して、
最後にスキー場のリフトを使って、下山時間を短縮する計画を立てました。
高速道路が渋滞するので、早めに帰路につく作戦です。

ところが、スキー場の近くまで来ると様子がおかしい。
いつもより車が多い。自転車も沢山走ってます。

どうも、スキー場で自転車関係のイベントが開催されているようです。
前売りの駐車券が無いとスキー場の駐車場にも入れません。

仕方ありません。 車は「たかね荘」の登山者用駐車場に停めました。

今日のコースマップです。


県界尾根の登山口までは、30分ほど車道を歩きます。

スキー場の入口を通過。 
自転車のロードレースでしょうか? 断続的に自転車が出てきます。 


車道を進む



県界尾根の登山口



子天狗に到着



赤岳に少し近づいたか?



左手には、帰りに歩く予定の真教寺尾根が見える。



大天狗



赤岳が迫ってきた。



随分登って来た。 (左は県界尾根、右は真教寺尾根)



クサリ場が始まった。



梯子も出現



7号目



クサリ場も、かなり険しくなって来たぞ。
傾斜が急で、足がかりも少ない。



気がつくと、赤岳天望荘への分岐
赤岳の山頂までもうすぐだ!



横岳と杣添尾根
杣添尾根には、あまり急なところはなさそうだ。



まだまだ、クサリ場が続きます。 
真教寺尾根より県界尾根の方が、クサリ場が長いような気がする。
疲れます~。



また、梯子だ~



また、クサリだ~


どうにか、赤岳頂上山荘の裏手に到着だ。

7時から登り初めて、ここまでちょうど4時間です。

真教寺尾根だと私の足で5時間弱かかるので、県界尾根の方が早く登れますね。
真教寺尾根に比べると、アップダウンが少ないような気がする。


お腹が空いたので、赤岳頂上山荘で食事をすることにした。

おすすめ料理は、赤岳名物の赤岳カレーとの事。 少し辛い!
(一口食べてから写真を撮ったので、ご飯がすこし汚れてます。)


赤岳頂上山荘に置いてあった、八ヶ岳の写真集。
この山岳写真家の方とは、今年4月に硫黄岳山荘で一緒に泊まった事があります。
厳冬期にも1人でカメラを担いで八ヶ岳に登られるすごい方です。
写真集の写真は、もちろん素晴らしいです。 私もこんな写真を撮ってみたい・・。


頂上山荘を出て、赤岳の頂上に移動


梯子を2つ下り、真教寺尾根の分岐に進みます。

ここで、少し寄り道を・・・。
予定より、早く登れたので、キレットを少しだけ覗いて見ます。


真教寺尾根への分岐からキレット方面へ20mほど降りた場所からキレットを撮影



何となく、唐松岳~五竜岳への登山道の岩場に似ています。

登山道はどこを通っているのか、全貌はわかりませんが、
私でも何とか歩けそうな気がしてきました。
来年の夏は、キレットを歩いてみようかなぁ~


赤岳を振り返ります。



阿弥陀岳と中岳



さて、そろそろ下山しましょう。
真教寺尾根の分岐まで引き返し、真教寺尾根を下ります。

クサリ場が終わると、長~い稜線歩きです。

牛首山は、まだかなり先だ。


何とか牛首山に到着



そして、今日もカモシカに遭遇

そういえば、6月に真教寺尾根に来たときも、ここでカモシカに遭遇した。
あの時のカモシカかもしれない。
「お~い、元気にしてたか~」と声をかけると、カモシカは立ち去ってしまった。


賽の河原



スキー場のリフト
(乗ろうか/乗るまいか・・・かなり悩んだ)




防火帯




笹の葉で登山道が見えません~



羽衣池に到着



登山口にあったコースマップ (今日で、赤丸以外は歩きました~)


そして、駐車場に到着。    予定通り、約3時間で下りて来られた。


帰りは、佐久から上信越自動車道に入ることにして、途中の「灯明の湯」で汗を流した。


2010年9月25日 仙丈ケ岳

2010年09月27日 | 南アルプス
2010年9月25日(土)、仙丈ケ岳に行きました。

北沢峠を起点にしたコーマップです。


深夜1時ごろ、仙流荘の駐車場に到着。
広い駐車場は空いていて、20台程度の車しかいない。
車を停めて直ぐに寝て、午前5時半ごろ目が覚めた。

すると、皆さんもうバス停の方に向かってます。
私は始発のバスは午前7時と思っていたので、まだ時間があると思って
のんびりトイレにいった。

トイレの帰り、バスの切符売り場の時刻表を見ると、始発バスはなんと午前6時5分だ。
あと20分ほどで始発バスが発車。 次は午前8時だ。
「あっ、間違えてた! 7時は、北沢峠への到着時刻だった。」

大急ぎで仕度をして、朝飯も食べずにバス停に向かい、
何とか始発バス(計3台)の最後のマイクロバスに乗ることができた。
ギリギリ・セーフであった。

南アルプス林道を走るバスから見た景色 (揺れが大きくてうまく写ってません)


空はあいにくの曇り空です。 バスの外はとても寒い。
すると運転手さんから、仙丈ケ岳の山頂の現在の気温は0度とのアナウンスが流れる。
雨も降っているらしい。


 
そして、午前7時、北沢峠に到着。 雨が降り出しそうな感じ・・。



北沢峠の標高は 2030m
仙丈ケ岳の山頂まで約1000mの登りだ。



バス停前にある「長衛荘」です。  なかなかきれいな山小屋だ。


長衛荘の看板です。 町の喫茶店のようですね。



ひとまず、テント場に行きテントを設営しました。
テント設営にもずいぶん慣れてきました。 30分ほどで完了しました。
軽く食事をしたら、夕食用の米をアルミ鍋に入れて水にしたします。
そして、サブザックに荷物を入れて、仙丈ケ岳に向けて出発しました。

北沢峠の登山口



2合目を通過



4合目を通過


そして、大滝の頭  (確か、此処が5合目だったかな)



しばらくすると、だんだん天気も良くなってきました。
樹林帯を抜ける頃には、青空がひろがっていました。 
急速に天候が回復したようです。



小仙丈ケ岳



南アルプスの女王様


稜線を進みます。



山頂まで、もう直ぐだ。



斜面の草紅葉が綺麗



富士山と北岳


絶景です。


仙丈ケ岳の山頂に到着。 


意外とアッサリ登れてしまった。

山頂の岩の陰には、何と氷が・・。


山頂で少し休んだら下山です。


途中で見かけた紅葉。   もう秋ですね。


仙丈小屋に到着。
さっきから風が冷たくて、体が冷えていたので、温かい紅茶を注文した。
これからの山登りは、暖かい飲み物を入れるポットが必要ですね。


馬の背に向かう稜線


仙丈小屋を振り返る


登山道に落ちていたスリッパ


馬の背ヒュッテを通過


北沢峠まで、1時間半か~。

14時ごろテント場に着いてしまうな~ 
夜まで何してましょか?


沢を渡り、


藪沢小屋を通過


14時にテント場に到着


昼ごはんを食べ忘れていたので、お腹が空いてます。
水にしたしておいた米を炊いて、中華丼のレトルトをかけて食べました。

でも、昼間の米炊きは少し難しかった。
周りが明るいと、火の大きさが見えないので火加減が判らない。
おまけに、沢を流れる水の音のおかげで、米の炊ける音もわからない。
ちゃんと炊けているか不安でしたが、何とか今日もうまく炊けました。

それにしても、このまま夜まで何もすることがない。 退屈だ!
夜は冷えそうだし、何だかテント泊に向けた意欲がだんだん消え失せてしまいました。

仙流荘行きのバスの最終は北沢峠を16:00発です。 
今ならまだ間に合うと思い、急いでテントを撤収し、
駒仙小屋の人に挨拶して帰りました。


バス停では20人位の人がバスの到着を待っていましたが、
臨時バスが来て、少し早めに出発しました。


林道にいたカモシカ (バスの中から撮影)


鋸岳の稜線 (バスの中から撮影)
赤枠の部分には「鹿の穴」と呼ばれる穴があるらしい。
登山道はこの鹿の穴をくぐるコースになっているとの事。


あっ、本当だ。 穴があるよ。!


仙丈ケ岳、景色は綺麗であったが、
思ったより簡単に登れてしまい、少し物足りない。
本当は、明日は北沢峠から甲斐駒ヶ岳に登るつもりであったが、
何だか、やる気が無くなってしまった。

明日は、天気がよいとのことなので、どこかの山には登りたいが、
どこに行きましょうかね?  
 

2010年9月18日~20日 鷲羽岳(その3)

2010年09月22日 | 北アルプス
9月20日、今日は下山する日です。 
早く下山しないと、家に着くのが遅くなってしまいます。


深夜、午前2時ごろから雨が降り出しました。

昨晩よりイビキの数がさらに増えて困っていましたが、
雨音がイビキをかき消してくれました。

午前5時半、夜が明けても雨は止みません。 おまけに寒い。

テントの通気口から外を撮影


午前6時を過ぎると、雨にも関わらず、周りの人はテントを撤収し始めます。
私も、今日は6時には出発したかったのですが、雨の中でのテント撤収はイヤだ。
仕方なく、時間を午前9時までと決めて、待ってみることにしました。

トイレに行こうと外に出てみると、こんな天気なのに槍に登っていく人がいます。 
私とは、根性が違います。




今朝は、時間がタップリあるので、また米を炊いて食べた。

午前7時半ごろ、ご飯を食べ終わると、どうも雨も上がったみたい。
早々にテントを撤収しました。

午前8時には撤収も終わり、下山開始です。




今日は、もくもくと歩くのみです。



鏡平山荘が見えてきた。



槍も見納め


ようやく、橋まで降りてきた。



ここからは、長い林道歩き



登山口


12時30分、駐車場に到着  
双六小屋からここまで約4時間半でした。 思ったより早く下山できました。



深山荘への吊橋


最近、あまり吊橋が怖くなくなってきた。 
以前は、少しでも揺れると怖くて渡れなかった私ですが、今ではへっちゃら。
山登りの影響でしょうね。


早々、深山荘で入浴   さっぱりした。


帰りは、上信越自動車道が大渋滞


横川SAで釜飯を食べて、午後10時半に帰宅できた。

釜飯を食べながら思った。
「そうだ、今度はこの釜でご飯を炊いてみようかな・・。」




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翌日、「横川の釜飯」の釜で米を炊いてみた。



アルミの鍋で炊くより、だんぜん美味しく炊けます。

ただし、重いので山にはもっていけないかも?


栗ご飯も炊いてみた。     美味しかった~。

2010年9月18日~20日 鷲羽岳(その2)

2010年09月21日 | 北アルプス
昨晩のイビキは本当にひどかった。 よく寝られんかった。

私、イビキとタバコは大嫌いです。 


9月19日、朝5時、西鎌尾根を槍ヶ岳に向かっていく人達です。 
ヘッドランプを付けて、すごい気合で登っていきます。


一方、私はゆっくり食事をして、出発の準備をします。
足の付け根が痛むので、今日は鷲羽岳への往復です。
水晶岳はあきらめました。
なので、十分、時間はあります。

鷲羽岳を目指して、午前6時半ごろ出発です。



まずは、巻き道で三俣山荘に向かいます。
  

三俣蓮華岳(左)と鷲羽岳(右)


三俣山荘と鷲羽岳



三俣山荘のテント場   中央を水が流れてます~



冷たくて美味しい水が、ジャバジャバ出てます~



三俣山荘で一休みして、鷲羽岳に取り付きます。


かっこいい槍ヶ岳!  あ~、槍様



鷲羽岳の山頂



双六岳(左)~丸山(中央)~三俣蓮華岳(右)の眺めが素晴らしい。  大感激です!



あれが、黒部五郎岳か   きれいだなぁ~



祖父岳  穏やかで優しそうな山



眺望を満喫したら、三俣山荘に下ります。




パノラマ撮影をしてみた。




帰りは、巻き道は通りません。
三俣蓮華岳の山頂に登りました。



黒部五郎岳  いつか登って見たい!



双六岳に向かう稜線に進みます。



双六岳山頂



槍への道!


右の尖った山は笠ヶ岳  ここも登ってみたい。



双六小屋に無事に到着



その後、体調に異変が・・

双六小屋で生ビールを飲んだら、何だか気分が悪くなってしまった。
頭が痛いし、何だか少し気持ち悪い。 吐きそう。
でも、酔った訳ではなさそう。

「あっ、この気分は、以前、八ヶ岳で発症した高山病と同じだ。」
少し疲れていたのかもしれない。 ビールを飲んだのが悪かった。

仕方ないので、テントで2時間ほど横になった。 
でも気分は良くならない。 食欲もない。


あまり、気分は乗らないが、
日が暮れる前に、何か食べておかなければ・・と思い、
今日も米を炊いた。 今日もうまく炊けた。


すると、不思議なことが・・。

米の炊上がった臭いを嗅いだ瞬間、急に食欲が出てきました。
さっきまでは、気持ち悪かったのに・・。

結局、普段どおりの量を食べられた。
気分もとても良くなってきた。 元気一杯、急速復活しました。

米って、すごいな~!





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三俣山荘で見かけた、変わったテント

2010年9月18日~20日 鷲羽岳(その1)

2010年09月21日 | 北アルプス
2010年9月18日(土)~20日(月)と、鷲羽岳に行きました。

コースマップです。  (赤:9/18 青:9/19 緑:9/20)


新穂高温泉の無料駐車場(深山荘の近く)には、前日(9/17)の午後11時ごろ到着しました。

最初、場所がわからず、橋を渡って有料駐車場の前まで行ってしまいましたが、
引き返す途中で、トンネルの様なところの途中で無料駐車場への入口を発見しました。

入口から少し坂を下ると、
駐車場へ誘導してくれるおじさんが1人、立っています。

『えっ、こんな夜中に駐車場の誘導係りがいるって何事なの?』・・と思いながら、
駐車場に進むと、驚いたことにほぼ満車状態です。

かろうじて、空スペースに車を停めて周りを偵察してみると、
残りの空スペースは2台分しかありませでした。

ギリギリセーフ! 恐るべし、新穂高温泉・・・。

軽くお酒を飲んで寝て、午前6時、駐車場を出発します。 



バスターミナルに到着



橋の向こうにきれいな山並みが見えます。こういうのを見ると、やる気が出てきます。



路上駐車が一杯



ようやく、登山口に到着



長い林道が続きます。



橋を渡る



わさび平小屋で一休み



長かった林道もここで終わり。橋の手前を左に入ります。




登ります



秩父沢に到着



沢の水が美味しい!



「チボ岩」って何?



だんだん、雲ってきたぞ



イタドリヶ原



シシウドヶ原



湿地帯の様な場所に到着



「熊のおどり場」と書いてある。



木道を進む。



鏡池に到着。
天気が良ければ「逆さ槍」が湖面に映るそうだが、あいにくの天気なので・・。



鏡平山荘を通過



キツイ登り。 もうすぐ、弓折乗越だ。



双六小屋が見えてきた。



双六小屋に到着。

本当は、「三俣山荘まで行ければ」・・と思っていたのですが、
足の付け根も痛くなって来たし、こんな天気ではやる気もでない。

あと2時間も歩く気力が湧いてこないので、今日はここでテントを張ります。



今回は、米炊きに挑戦します。
ある方のブログを読んで、私もやってみたくなりました。

月曜から毎日、家で練習してました。 
最初は失敗。 でも、だんだんうまくなってきました。

米は1合です。 さて、うまく炊けるかな?



米の炊ける音を聞きながら、火加減には細心の注意を払います。

最初、強火にして一度沸騰したら、
細火~中火にして「グツグツ」米が炊ける状態をキープします。

その後、10~15分ぐらいでと「グツグツ」といった音が消えてきます。
鍋の蓋から出る水蒸気もだんだん減ってきて、
「パチパチ」と米がこげるような音・臭いがしたら火を消します。
そしたら、鍋をひっくり返して5分ほど蒸らして終わりです。




さて、蒸らしも終わって、鍋の蓋を開けると・・・



「あっ、少し失敗したかな?」・・と思いきや、
一口食べてみたら、「あっ、全然、大丈夫。 美味しい、美味しい・・・」



やった~。 自分にも米が炊けたよ! 
今日は山よりも、「ごはん」に感動した一日でした。






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今日は、変わったテントをいくつか発見しました。

スパイダーマン型?


スフィンクス型?


これは、ツェルト?  こんなんで、寝れるの? 大丈夫かなぁ・・。

2010年9月10~11日 蝶ヶ岳と常念岳(その2)

2010年09月12日 | 北アルプス
今日はおとなしく下山のつもりだったのですが、気が変わって常念岳に行ってきました。

コースマップです。 赤(9/10) 青(9/11)


今日(9/11)は下山と決めていたので、テントでゆっくり寝ていました。
幸い、昨晩はイビキは全く聞こえず、とても快適でした。 
心配していた熊も出ませんでした。


周囲が明るくなったので、何となく目を覚ますと、
「わぁ~、素晴らしい~!」といった声が聞こえてきました。
家で寝ているつもりで寝ぼけていた私は、
「あっ、そうだ今日は山に来ているんだ。もう日出か? 槍は見えるか?・・・」と思って飛び起きました。


すると、まずはコレ。 槍がすごい!
あの尖がりに何かを突き刺してやりたい。 だって槍だもんね~。


夜明けを待つ山並み。 雲海が中途半端な感じ・・。


日の出を待つ人々。 日の出はまだのようです。 
寝袋に入って待っている人もいました。 すごい寒がりな人もいるんですね。


ふと振り返ると、蝶ヶ岳の山頂にも人が・・。

「あ~、あっちに行けばよかったかなぁ」 
理由は無いんですが、何となくそう思いました。 (隣の芝生は~・・ですね)


静まり返った常念岳。


そして、日の出。


富士山のシルエット。


日が出ると、皆さん一斉に槍の方に向きを変えるのが面白い。


朝日を浴びた穂高。


こんな景色を見てしまったら、このまま帰るなんて出来ません。
今日は、何としても常念岳まで行きたい! 


午前5時を過ぎ、もう常念岳に向けて出発していった人がいる中、急いでテント場に戻ります。
慌ててテントを撤収し食事をして、何とか午前6時50分に出発しました。 結構、時間がかかりました。

そして、蝶槍に到着。


この時点で、すでに足の付け根が痛くなっていました。 
でも、もう行くしかない。 
とにかく常念岳まで頑張ろう!  
だめなら、常念小屋でテント張ればいいし・・。 


足の痛みはさておき、周りは最高の景色です。 やはり、槍がすばらしい!


ふと右を見ると、雲海もすごい。


蝶ヶ岳を振り返ります。 マークしないとわからないほど特徴のない山です。


蝶槍を下ると、樹林帯に入ります。 ここからが長い。


途中の草むらが、北岳の右俣の登りに似ています。
北アルプスの少女が降りて来そうだ。


樹林帯に入って、確か一つ目のピーク。 
隣にも広場があって、わりと広い。 テント張れそうです。


蝶槍を振り返ります。


この後、小さなピークを2~3ヶ、繰り返します。 
だんだん、高度が下がっていく感じがする。

そして、もうすぐ常念岳に取り付くぞ。


槍がすぐそこに見える。


穂高もすばらしい。


カールがきれい。 
「大キレット」って、もしかしたらこのカールの上の稜線のこと? すごい。


樹林帯終わり、やっと常念岳に取り付いた。

変なマークが出たら、岩場の始まり。


常念岳までの登りは、大きな岩がゴロゴロした急斜面です。
遠くから見たときはガレ場だと思っていたのですが・・。
この登り、かなり疲れます~。


山頂が見えてきたぞ~。


午前11:00、常念岳山頂に到着。 たくさん人がいます。さずが百名山。
いゃ~、本当に疲れました。 しばらく休みましょう。 


不思議なことに大岩がゴロゴロした斜面を登っているうちに、
足の付け根の痛みが消えていました。 どうして? 変なの?


山頂の賽銭箱


大天井岳、燕岳方面の景色。 いつか、こちらの稜線も歩いてみたい。 


三股への分岐に到着。 真っ直ぐ行くと常念小屋です。
今日は、足の痛みも無くなったので、三股へ下山します。


前常念岳へ向かう道も、大きな岩がゴロゴロしています。
途中から、常念岳を振り返ります。 見る方向で形がかなり違う山ですね。


もうすぐ、前常念岳だ。


前常念の石室



前常念からは、急勾配の斜面になります。
相変わらず、大きな石がゴ~ロゴロです。 まったく疲れます。

15分ほど降りたところから、前常念を振り返ります。


あれ、私のすぐ後ろを歩いていた二人連れの姿が見えない。
どうしたんだろう? まだ、前常念の石室前でまだ休憩しているのだろうか。
確か、蝶ヶ岳のテント場にもいた人達だったな。
大丈夫かなぁ~。疲れて下山をあきらめたのだろうか? 
それなら、常念小屋があるから大丈夫だろう・・。
 

このころには、足の付け根の痛みは完全に消えて、他人の事を心配をする余裕さえありました。

やっと岩場も終了。 樹林帯に入ります。


三股へ降りる道の道標


1時間半ほど下って、蝶ヶ岳と常念岳の分岐に戻ってきました。
昨日、蝶か常のどちらに進むか・・で迷った場所です。


登山口の湧き水で喉を潤しました。 ついでに、顔も洗った。
とても美味しい水です。
蝶ヶ岳ヒュッテの、『蝶(超)まずい水(1L=150円)』とは別物だ。


午後3時40分、無事に駐車場に到着。 土曜だから、めちゃめちゃ混んでました。
約9時間の山歩きでした。 いや、本当に疲れた~。


山道を降りた帰り道沿いにある「ほりでーゆ」で汗を流して帰宅しました。  
料金=500円ですが、ホテル内のお風呂なので広くてきれいです。 
お客さんも、登山客が多いようです。 お勧めのお風呂ですね。


今日は、不安だった足の痛みも途中で治まり、楽しい山歩きが出来ました。
まだ不安は残りますが、何とかなるような気がしてきました。 

2010年9月10~11日 蝶ヶ岳と常念岳(その1)

2010年09月12日 | 北アルプス
2010年9月10日(金)~11日(土)、蝶ヶ岳と常念岳に行きました。

コースマップです。


三股の駐車場です。 平日なので空いてます。
国営アルプスあずみの公園から、舗装された山道を10Kmほど走った終着点です。
深夜12時過ぎに到着して、車中泊していました。 


午前7:00、ゲートを越えて出発。しばらくは林道を歩きます。


登山口に到着。


蝶ヶ岳と常念岳、どちらに進もうか悩みます。 どちらに進もうか? 


橋を渡る。


蝶ヶ岳と常念岳の分岐です。 さぁ、どうしよう。
蝶か常か? さぁ、はったはった!

そういえば、このところ、山で足の付け根が痛くなる。
足への負担を考えて、今日は、早く登れる蝶ヶ岳にしておこう! 
(もし足が痛くなったら、常念岳はあきらめれば良いし・・。)

吊橋です。


沢沿いの涼しい道を歩きます。


梯子を登ると・・


しばらくは。まっすぐな歩きやすい道が続きます。


土佐弁の看板だ。


あれが、常念岳か?


まめうち平に到着。
何となく、足の付け根が痛くなってきた。 大丈夫かなぁ~。 


「チョリソ」「プー」って何弁?


「ちょう」という漢字が気になった。 フムフム、こう書くんだ。
虫へんに、世と木か・・。 
木の上の虫の世界には蝶がいた・・と憶えよう。 


長かった樹林帯もようやく終りだ。
足の付け根の痛みは相変わらずだが、何とかここまで登って来れました。


あっ、小屋が見える。 もうすぐ山頂だ!


すると突然、大きな槍が出現。 わぁ、すごいすごい! 
前に立っている人も、呆然としています。


蝶ヶ岳ヒュッテです。 テント泊の料金(500円)を支払った。
山小屋の女性から、食料の臭いに注意するように言われた。
何でも、最近、熊が出たらしい。 
食べ物の臭いにつられて来るそうです。 


それにしても、本当に素晴らしい眺め。 


でも、テントを設営している間に雲が出てきた。 槍が見えなくなった。


蝶ヶ岳山頂までは、テント場から5分もかからない。
山というより丘といった感じだ。


あれが蝶槍か。 時間もあるし行ってみるか。


草紅葉がきれいだ。 秋を感じます。 下界は猛暑なのにね~。


蝶槍に到着。 背後の山は、常念岳。
蝶槍の頂では、常念岳から縦走してきた青年に会った。
常念岳からココ(蝶槍)まで、休み休み歩いて4時間ほどかかったらしい。
結構、かかるんだなぁ~。


雲がだんだん広がってきた。そろそろ戻ろう。


ヒュッテに到着。  
蝶ヶ岳はテント場の後の丘のような場所です。 
こんなになだらかな山頂もめずらしい。 まったく、山らしくない。


明日はどうしよう。 常念岳に行くか下山するか?

やはり、足の付け根の痛みが気になる。
間接の痛みか、筋の痛みかもハッキリしない。
歩けないほどの決定的な痛みはないが、かなり違和感がある。
不帰キレットからの下山時のように激しく痛み出したらイヤだ。

「やっぱり、明日はおとなしく下山しよう。朝もゆっくり出来るし・・。」

予定も決まった事だし、さぁ寝るぞ! 
もう真夏とは違い、日が暮れると急に寒くなります。 いろいろ着込んで寝袋に入りました。 

熊が出ないといいなぁ・・。 

2010年9月5日 日光白根山

2010年09月05日 | 栃木県の山
2010年9月5日(日)、日光白根山に行きました。

土曜日は出勤だったので、久しぶりの日帰りハイキングです。
本当は谷川岳に行こうかと思っていたのですが、午後は山間部で雷雨になるとの天気予報だったので白根山にした。

五色沼と日光白根山 
もう紅葉が始まっています。


コースマップ


午前6時、早朝の菅沼駐車場です。 気温は11℃。 結構寒いです。
午前0時ごろ到着して車中泊していたのですが、午前4時ごろ、寒さで目が覚めました。


駐車場は、このドライブインの脇(写真の手前側)にあります。

深夜に到着した時は、どこに駐車場があるのか迷いました。

午前6時に出発。 樹林帯の登山道を進みます。


弥陀ヶ池に到着。


白根山の山頂への急登


北に見える双耳峰が気になる。 燧ケ岳かな?
私を追い抜いていった人に聞いてみたが、「知らない」と言われた。


白根山山頂


山頂の南側には大きな広場がある。 
沢山、テントが張れそうだが、窪んでいるので雨が降ったら悲惨だ。


五色沼が見えてきた。


非難小屋に到着。
中を覗く気にはなれなかった。 
非常事態でもなければ、こういう所には泊まりたくない。
裏側にはティッシュが沢山捨てられていたし・・。 


前白根へ向けた登り


前白根山頂


そして30分ほどで、五色山山頂


その後、弥陀ヶ池を経由して下山した。

(下山途中で・・) こんな岩あったかな? 朝は気が付かなかった。


13時半ごろ、駐車場に到着。 車がいっぱいなので驚いた。 
帰りも、いろは坂が大渋滞。 観光シーズンだから仕方ないね。


今日は登り始めて1時間ほどしたところで、また左足の付け根が痛くなった。 
荷物はぜんぜん軽いのに・・・。
どうも筋肉の痛みではなく、間接の痛みのようだ。
歩けないほどの痛みではないが、今後、どうなるか不安だ。