キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2015年8月8日 仙丈ケ岳

2015年08月15日 | 南アルプス
2015年8月8日(土)、仙丈ケ岳に行きました。

早朝の戸台口駐車場   

朝4時前からバス停に並ぶ人が居たので、私も並びました。
3時間くらいしか寝れませんでした。

仙丈ケ岳


ちょっと雲が多めですが、いい景色です。


大仙丈ケ岳まで行ってみました。


雷鳥


甲斐駒ケ岳

2015年8月1日 鳳凰三山

2015年08月02日 | 南アルプス
2015年8月1日(土)、鳳凰三山に行きました。


コースマップ
ろくに下調べもせず行く事にしたのですが、思ったより長くてきついコースでした。



早朝の夜叉神駐車場

早く行かないと止める場所が無くなっちゃうよ~と、
前夜、急いで車を走らせたのですが、心配御無用でした。

朝になっても、下の方の駐車スペースはガラガラでした。
いつもこんな感じなのでしょうか?


夜叉神登山口


山小屋は要予約だそうです。


夜叉神峠


これって北岳かな?  少し違う気もするが・・


南御室小屋


スイカ


ガマ岩


岩陰に咲く花


砂払から観音岳


北岳だ~


薬師岳小屋


きれいなベンチです。


薬師岳


結構、疲れてきた。 このあたりで引き返しても良いかも・・と、弱気になった。


観音岳


ガスってきた~ 残念!


結局、地蔵岳まで来てしまった。


八ヶ岳の”にゅう”に似てるなぁ~


帰りの南御室小屋テント場です。   広くて良い場所です。

今度、来る時はテント泊でも良いかもなぁ。

2015年5月30日 甲斐駒ケ岳

2015年05月31日 | 南アルプス
2015年5月30日(土)、甲斐駒ケ岳に行きました。


尾白川渓谷の登山口。  今年も来てしまいました。


快晴ですがとても涼しい。 


刀利天狗   左側の祠が崩れかけてます。


五合目で咲いていた クモイコザクラ


七丈小屋のテラスには屋根が出来ていました。


8合目  


もうすぐ頂上です。


わらじ小屋


2967m


今年も絶景が見れました。




今回は、睡眠不足のせいで登っていても眠くて仕方なかった。
いつもなら、すぐに眠気がなくなるのですが、
今回は、頂上に着くまで、ず~と眠かった。
おかげで、1時間くらい頂上で寝てしまいました。

登頂時間もいつもより少し余計にかかりました。
体力の衰えを感じる山登りになりました。


やっぱり、黒戸尾根はきつかったな~。 

2013年9月21日~22日 甲斐駒ケ岳

2013年09月23日 | 南アルプス
2013年9月21日(土)~22日(日)、甲斐駒ケ岳 に行きました。


気になっている八丁尾根は、まだ、登りきる自信がないので、
今回は黒戸尾根からです。

もし余裕があったら八丁尾根で下山といった選択も出来るように、
今回はテント泊にしました。

でも良く考えたら、今年初めてのテント泊です。
リックの重さが、かなり応えました。

”余裕があったら八丁尾根で下山”・・なんて、とんでもなく甘い考えでした。

いつも、日帰り装備で楽をしていた事が悔やまれます・・


黒戸尾根の登山口


たくさんの登山者が来ていました。

途中、下山してきた人から、
”もう七丈小屋のテント場は一杯だよ。”
・・なんて言われ、焦って登りました。


そして、テント場に到着。


ガラガラじゃん!  

もしかして、遊ばれた?

まぁいいです。 眺めの良い場所にテント張れたし・・


でも、体力的にはヘトヘトです。 
テント装備ってこんなに重かったのかぁ~と、しみじみ思いました。

ということで、八丁尾根の話はなかった事にして、
水とカッパだけリックに入れて、山頂まで登ることにしました。


登山道からは、先週、登った日向山~駒岩~大岩山の日向八丁尾根が良く見えました。





あれが烏帽子岳か~


尾白川渓谷~大岩山までは、何とか登れそうな気がするが、
その先の大岩山~烏帽子岳の3.5時間、烏帽子岳~6合目小屋の1時間を考えると、
私の体力で、テント背負って6合目小屋まで登るのは、かなりきびしい。

9月も、もう終わりだし、八丁尾根は来年の目標にしよう!


やはり今日は、黒戸尾根にしておいて良かった、良かった・・





甲斐駒ケ岳山頂のわらじ小屋
こないだは、わらじは3個だったような気がするが・・


鳳凰三山


北岳  手前の早川尾根もいつか歩いてみたい。





ずいぶん、雲が出てきた。


テント場に戻ると、テントが一杯!


夕日に照らされた大岩山が気になります。



さすがに、9月になると夕方はかなり冷えます。
汗が乾いてなかったので、かなり寒く感じました。

でも夜は、冬用シェラフとシェラフ・カバーのおかげで、暖かくて快適でした。




翌朝、風が涼しくて気持ちが良い。 
しばらくゴロゴロして、朝ごはん食べて、下山しました。




下山後は、黒戸尾根の横手登山口を見に行きました。

神社の駐車場が使えるようです。 
(登山客は、この駐車場の上部を利用するように・・と看板に書いてある) 



2013年8月17日 甲斐駒ヶ岳

2013年08月23日 | 南アルプス
2013年8月17日(土)、甲斐駒ヶ岳に行きました。

何度か登ったことがある甲斐駒ケ岳ですが、初めて北沢峠から登ることにしました。

コースマップ


北沢峠には、臨時の始発バスで午前6時前に到着。


ベンチで朝ごはんを食べて、トイレに寄ったら、さぁ出発です!

やけに早足で登っていく二人組がいたので、
負けじと離されないように登ったら、1時間ほどで双児山に到着。 疲れた~

甲斐駒ケ岳の山頂が、いやに近くに見える。 あと、2時間くらいで登れそうだ。


駒津峰   このあたりから、急に人が増えてきた。


巻道に進みましたが、登りは直登コースにしておけば良かった。 その方が周回できた。


いつの間にか、摩利支天より上に来ていました。 
変だな~、摩利支天への分岐に気付かなかったよ。


甲斐駒ケ岳といえば、わらじ小屋です。


山頂


鳳凰三山と富士


八ヶ岳は、雲に浮かぶ軍艦のようです。


2日前に登った塩見岳。 山の下にコブ(天狗岩)があるのが特徴です。


鋸岳への険しい稜線。


黒戸尾根


駒嶽大権現


この人が、大権現さん?


天気も良くて、あまりに気持ちが良かったので、山頂で1時間ほど寝てしまいました。
黒戸尾根で登っていたら、こんなにのんびりは出来ません。 写真を撮り終えたら、即、下山です。

気付いたら、雲が出始めていた。 そろそろ下山しましょう。


登りでは気付かなかった、摩利支天への分岐。 
これに気付かなかったなんて・・ 緑内障にでもなったかな?


摩利支天の手間にあった迫力の岩壁。


その奥には黒戸尾根が見えた。


摩利支天


摩利支天から見る甲斐駒ケ岳は迫力があります。


弓矢を引いている人は、大権現さんかな?  イノシシに乗ってます。


きっと、ねずみ男です。


摩利支天の頂上は、ちょっとした広場です。


ゆっくり歩いて、仙水峠に到着。


仙水峠からしばらくは、岩ゴロゴロの道です。


あっ、まずい。 このペースでは、1時のバスに間に合わないかも?
・・と気付き、急いで歩きます。 ちょっと、のんびりし過ぎました。


新しくなっていた北沢駒仙小屋に到着。  標識には「長衛小屋」と書いてあるが・・


何とか、北沢峠を午後1時発のバスに間に合いました。
急がなくても、臨時バスがあったようですね。

帰りのバスから見た鋸岳の鹿窓


仙流荘のバス停近くにあった、ビニールをかぶったカカシ達。


その横には、おかしなポーズの木が・・
TV番組「ナニコレ珍百景」で紹介されたと、バスの運転手さんが言ってました。
2~3人、写真を撮っている人がいましたが、わざわざ写真撮りに行くのが、少し恥ずかしかった。


2013年8月15日 塩見岳

2013年08月21日 | 南アルプス
2013年8月15日(木)、塩見岳に行きました。

コースマップ


前日の夕方、越路ゲート前の駐車場に到着して車中泊しました。
そして、午前2時40分ごろ、駐車場を出発。
こんなに早く出発したのは初めてです。
でも、午前2時ごろ出発していく人もいました。

真っ暗な中、林道を歩いて、鳥倉登山口に到着。


三伏小屋の手前で塩見岳が見えました。  あれが塩見岳か~!


午前5時半ごろ、三伏峠に到着。


三伏山で朝ごはんを食べました。 三伏小屋が少し下に見えます。


塩見岳が、朝もやの中に見える。


樹林帯を歩いて、塩見小屋のすぐ上まで来ました。


塩見岳-西峰


塩見岳-東峰


北岳は雲の中で見えません。 
北岳に向かって縦走していく人が何人かいました。


蝙蝠岳


西峰に戻ります。


天狗岩


塩見小屋です。 小屋の中は狭そうです。何人、泊まれるのだろうか? 
ちょっと、ここには泊まりたくないな~


小屋番の女性が、大忙しの様でした。 
ジュース売ったり、予約の電話を受けたり・・。
布団を干すため、屋根に登って屋根を拭いたりもしてた。
一人で全部こなすなんて、大変だな~。


下山は、途中で通り雨にふられて蒸し暑かった。

登山口に戻ってきたら、1日2本しかないバスが到着していました。


行きは暗くてわからなかったけど、駐車場まで遠いな~


林道を歩いていたら、また通り雨にふられました。

越路ゲート前の駐車場


ちょうど、バスがゲートを開けて、通り過ぎていきました。


後で気づいたけど、駐車場にもバス停がありました。 
・・ということは、ここまでバスに乗れたんだ!

バスに乗れば、雨に濡れずに済んだのにな~ 

2013年7月20日 鳳凰三山

2013年07月21日 | 南アルプス
2013年7月20日(土)、鳳凰三山に行きました。

コースマップ


夜が明け始めたころ、青木鉱泉を出発。 


なぜか工事現場の中を歩きます。


工事現場といえば、KY(危険予知) 


ドンドコ沢コースには、いくつかの滝があります。

南精進滝


鳳凰の滝


白糸滝


五色滝 (これが一番迫力がありました)
 

きのこ三兄弟


山頂直下の砂の斜面  ここの登りが思ったよりきつかった。


地蔵岳の山頂


オベリスクの途中まで登ってみた。


頂上まで、もうちょっとなんだけどな~  (怖いから、ここまでにしました。)


(白き貴公子)甲斐駒ケ岳


少し休んで、観音岳に進みました。

観音岳から見たオベリスク


観音岳~薬師岳は、すごく楽に歩けそうです。


薬師岳山頂


白峰三山


薬師岳の山頂は広々としています。


下山途中にあった御座石   私には巨大なカエルに見えました。



今回、歩いたコース、上りも下りも急斜面が多く、思ったよりきつかったです。
青木鉱泉に戻ったときは、もうヘロヘロでした。
たぶん、死にそうな顔になってたんじゃないかな・・

2012年6月30日 甲斐駒ケ岳

2012年07月01日 | 南アルプス
2012年6月30日(土)、甲斐駒ケ岳に行きました。

最初はテント泊のつもりだったのですが、日曜は曇のち雨の天気予報に変わった。
このため、日帰りで黒戸尾根をピストンすることにしました。

でも、標高差=2200mです。 私の体力で日帰りできるだろうか?

コースマップ


午前3:30、クマ注意の看板に一瞬ひるんだが、
これは見なかったことにして出発した。


2時間ほどで笹の平に到着。
夜明け前に出発したせいか、ここまで、思ったより蒸し暑くなかった。


刃渡り


山頂はまだ遠い。


五合目


黄花の駒の爪


イワカガミ


長いハシゴ


2重橋


垂直ハシゴ


やっと、七丈小屋


七丈小屋の水場
これがあるから日帰りで登れる。


八合目 御来迎場   
壊れた鳥居があります。


鎖場がつづく




ハクサンイチゲ?  もしかしたら、チングルマかも・・。


宝剣


イルカ 2匹


山頂が間近なのにガスってきた。


甲斐駒ケ岳山頂に到着。  
出発から7時間です。 これで何とか日帰りできそうです。




北岳


仙丈ヶ岳


鋸岳


摩利支天 (中央やや左下)


黒戸尾根  
やはり、急斜面ですね。


そして、下山。 山頂から5時間かかりました。
もうヘトヘトです。


GPSログを見てみたら、累積標高は2600mでした。
いや、きつかったな~。

2011年7月9~10日 北岳

2011年07月10日 | 南アルプス
2011年7月9日(土)~10日(日)、 北岳に行きました。

今週末、きっと梅雨明けするに違いないと、毎日、天気予報をチェックしてました。
なかななハッキリしない天気予報に、かなりイライラしていましたが、
金曜日に九州~関西が梅雨明けして、関東の梅雨明けは明日の土曜になりそう
とのニュースを聞いて飛び跳ねました。 ヤッター!

今月からサマータイムで会社から早く帰って来れるので、すこし遠くてもOK。
30分だけだけど、道路の渋滞を微妙に避けられるので、45分くらい早くなった感じ。


さぁ、どこに行くか?

本当は白馬岳に行きたかったのですが、
あいにく白馬方面は少し天候が不安定な感じ。

南の方なら天気が良さそうだということで、北岳に決めました。
・・・

ところが今回の山登りは、とても辛い山登りになってしまった。
体調が少し悪かったのを我慢して登ったのが悪かった。

食欲が無く何となく気持ちが悪いな~。夏バテだろうか?
・・とは思っていたのですが、
きれいな山の景色を見れば、元気になるに違いないと思って登ってしまった。

こんな辛い山登りになるんだったら、
近場の「たつのこやま」へでも行けばよかったと後悔しています。

でもまぁ、北岳に登れたんだから良しとしましょう。

コースマップ



早朝の芦安第2駐車場。バス停の正面です。
あれ、こんな所に、こんな広い駐車場あったかな~。 
金曜の夜11時ごろ到着しましたが、余裕で停められました。



午前4時50分、広河原行きの乗り合いタクシー(\1100)に乗って出発しましたが、
夜叉神峠でゲートが開く午前5時25分まで待ちます。
皆、車から降りてブラブラしているのですが、
1人だけ妙に気合いの入った準備体操をしている人がいて驚きました。

※今年から、乗り合いタクシーの料金が
 ¥1200⇒¥1100に値下げになったようです。


午前6時、広河原を出発



道路脇のゲート管理小屋に張ってあった遭難注意のポスター。 なかなか上手な絵です。
下には遭難者捜索の掲示物が・・。 きっと皆、死んでるんだろうな~。
お気の毒に。



北岳が見える。 でも・・空は雲ってます。



吊橋を渡る。 揺れるから怖いです。



大樺沢沿いの登山道。 なんとなく渋滞してます。
でも、なんだか今日は体調が悪く足も進みません。
超スローペースで歩いているので、渋滞も気になりません。



滑らないよう、気をつけて渡ります。



二俣に到着。



朝から何も食べてなかったので、何か食べなきゃとパンを一口食べました。
でも何だか気持ち悪くてダメ。 少しだけ食べて止めました。

写真のタオル、\1500くらいしたけど、速乾性で便利だなぁ。
この夏、手放せなくなりそう。


二俣からは右俣ルートに進みました。
右俣ルートは去年も登ったので、今回は左俣ルートで登ろうと思っていたのですが
この体調の悪さで雪渓を登ったら危険だと考え、右俣ルートにしました。



北岳を仰ぎ見る。 1000mぐらい上か。



突然、現れた草原。 ここで大休止。



お花畑を登る人々



やっと稜線に出た。 何か、もうヘロヘロ。 もう一歩も歩きたくない気分。



お先、真っ白だし、気分が乗らない。



ちょうどお昼頃、肩の小屋に到着。

赤丸の部分、りっぱな地デジ・アンテナが立ってました。
恐るべし「地デ鹿」。 こんな所まで食い荒らすとは・・。


早々、テント設営してゴロン。

しばらく横になっていましたが、気分は最悪。
ますます気持ち悪くなってきて、昼ごはんも夜ごはんも食べれなかった。
体調の悪さと疲労で高山病になってしまったようだ。 
ここは、標高3000mだからね・・。

明日になれば良くなるはずと思って寝たが、
深夜、気温が下がったせいか、強烈な頭痛に襲われた。
「う~う~」唸りながら痛みに耐えた。
近くのテントに人には、さぞ迷惑だったしょうね。
変なイビキだなぁ~なんて思われていたかもしれません。


何とか夜を乗り切り、翌朝。 日の出です。
オベリスクがくっきり見えます。


赤く染まる北岳



甲斐駒ケ岳(左) と 八ヶ岳(右)


富士山



日が出て暖かくなるにつれ、頭痛は少し治まってきた。
天気も良いし、せっかくだからと、山頂に行ってみた。


証拠写真を撮ったらすぐに下山します。
甲斐駒ケ岳と肩の小屋


仙丈ヶ岳



テント場に戻り、すぐにテント撤収。
北岳を背にゆっくりと下山します。



ふと見ると、あれっ、富士山が噴火?


草原から北岳を見上げる。 
このあたりで体調は少し良くなってきた。やはり高山病だったようだ。



さようなら、北岳



何かの本に、北岳には体調万全で望んで欲しい・・と書いてあったが、本当だな~。

でも、とにかく無事に下山できて良かった。


2011年4月29日~30日 仙丈ヶ岳 敗退×2

2011年05月07日 | 南アルプス
2011年4月29日(金)~30日(土)、仙丈ヶ岳に行けませんでした。


権現岳や編笠山からよく見えた南アルプスに行きたかった。
今の時期、北岳や甲斐駒ケ岳は無理っぽいけど、
仙丈ヶ岳なら何とか登れるのではないか?・・と思って出かけたのですが・・。

コースマップ



仙流荘からバスに乗り、歌宿で降ります。 
この時期、歌宿までしかバスが運行していないので、
歌宿~北沢峠まで約6kmの南アルプス林道を歩かなくてはなりません。



約1時間半で北沢峠に到着。 写真は長衛荘です。



トイレの横から仙丈ヶ岳に向かいます。



大滝頭に到着。



甲斐駒ケ岳


北岳



もう疲れたよ~


やっと、小仙丈ヶ岳だ。



この先、急にトレースが細くなります。



昨晩の移動でほとんど寝ていないので、もうフラフラ。
この先、バランス崩して転んだら、滑落間違いなしです。
悩んでいる間に、空模様も怪しい雰囲気になってきた。

これ以上は、体力的に無理だとあきらめました。
今日は長衛荘に宿泊なので、ゆっくり下山しました。

下山を始めるとすぐに、雪が降り始めました。
あとで山頂まで行かれた方にお聞きしたら、登山道も見えないくらいに吹雪いて、
下山の際、小仙丈ヶ岳あたりで道を間違えて大変だったそうです。

地図を見ると小仙丈ヶ岳で登山道が左に曲がっていますが、
おそらく、吹雪いてたので曲がる登山道が見えずに
尾根を真っ直ぐ下ってしまったのだと思います。


私なら間違いなく遭難でしょうね。
行かなくて正解でした。



そして翌日、また仙丈ヶ岳に挑戦したのですが、ココで敗退。
小仙丈ヶ岳と仙丈ヶ岳のほぼ中間地点です。
先に見えるピークが仙丈ケ岳山頂です。



今日こそはと頑張ったのですが、風が強かった。
時折、吹き飛ばされそうなほどの突風が吹いてきて
これ以上は危険と思ってあきらめました。

先に進む方もいましたが、多くの方がもう少し先で引き返したようです。


少し引き返した場所です。 さっき通過した小仙丈ヶ岳が遠くに見える。
せっかくここまで頑張ったのになぁ~。 残念です。


写真の赤丸の部分、とっても怖かった場所です。
”ナイフリッジ”ってこういう場所でしょうかね?

細い岩場に雪が積もった場所で、雪もグズグズ。
雪が崩れたら死ぬかもしれない・・と思いながら歩きました。

いやぁ~、権現岳も怖かったけど、ココも怖かった。



下山後、仙流荘から甲斐駒を見上げた。 (仙丈ヶ岳は見えないので・・)
甲斐駒が「またおいで~」と言ってくれました。



2010年9月25日 仙丈ケ岳

2010年09月27日 | 南アルプス
2010年9月25日(土)、仙丈ケ岳に行きました。

北沢峠を起点にしたコーマップです。


深夜1時ごろ、仙流荘の駐車場に到着。
広い駐車場は空いていて、20台程度の車しかいない。
車を停めて直ぐに寝て、午前5時半ごろ目が覚めた。

すると、皆さんもうバス停の方に向かってます。
私は始発のバスは午前7時と思っていたので、まだ時間があると思って
のんびりトイレにいった。

トイレの帰り、バスの切符売り場の時刻表を見ると、始発バスはなんと午前6時5分だ。
あと20分ほどで始発バスが発車。 次は午前8時だ。
「あっ、間違えてた! 7時は、北沢峠への到着時刻だった。」

大急ぎで仕度をして、朝飯も食べずにバス停に向かい、
何とか始発バス(計3台)の最後のマイクロバスに乗ることができた。
ギリギリ・セーフであった。

南アルプス林道を走るバスから見た景色 (揺れが大きくてうまく写ってません)


空はあいにくの曇り空です。 バスの外はとても寒い。
すると運転手さんから、仙丈ケ岳の山頂の現在の気温は0度とのアナウンスが流れる。
雨も降っているらしい。


 
そして、午前7時、北沢峠に到着。 雨が降り出しそうな感じ・・。



北沢峠の標高は 2030m
仙丈ケ岳の山頂まで約1000mの登りだ。



バス停前にある「長衛荘」です。  なかなかきれいな山小屋だ。


長衛荘の看板です。 町の喫茶店のようですね。



ひとまず、テント場に行きテントを設営しました。
テント設営にもずいぶん慣れてきました。 30分ほどで完了しました。
軽く食事をしたら、夕食用の米をアルミ鍋に入れて水にしたします。
そして、サブザックに荷物を入れて、仙丈ケ岳に向けて出発しました。

北沢峠の登山口



2合目を通過



4合目を通過


そして、大滝の頭  (確か、此処が5合目だったかな)



しばらくすると、だんだん天気も良くなってきました。
樹林帯を抜ける頃には、青空がひろがっていました。 
急速に天候が回復したようです。



小仙丈ケ岳



南アルプスの女王様


稜線を進みます。



山頂まで、もう直ぐだ。



斜面の草紅葉が綺麗



富士山と北岳


絶景です。


仙丈ケ岳の山頂に到着。 


意外とアッサリ登れてしまった。

山頂の岩の陰には、何と氷が・・。


山頂で少し休んだら下山です。


途中で見かけた紅葉。   もう秋ですね。


仙丈小屋に到着。
さっきから風が冷たくて、体が冷えていたので、温かい紅茶を注文した。
これからの山登りは、暖かい飲み物を入れるポットが必要ですね。


馬の背に向かう稜線


仙丈小屋を振り返る


登山道に落ちていたスリッパ


馬の背ヒュッテを通過


北沢峠まで、1時間半か~。

14時ごろテント場に着いてしまうな~ 
夜まで何してましょか?


沢を渡り、


藪沢小屋を通過


14時にテント場に到着


昼ごはんを食べ忘れていたので、お腹が空いてます。
水にしたしておいた米を炊いて、中華丼のレトルトをかけて食べました。

でも、昼間の米炊きは少し難しかった。
周りが明るいと、火の大きさが見えないので火加減が判らない。
おまけに、沢を流れる水の音のおかげで、米の炊ける音もわからない。
ちゃんと炊けているか不安でしたが、何とか今日もうまく炊けました。

それにしても、このまま夜まで何もすることがない。 退屈だ!
夜は冷えそうだし、何だかテント泊に向けた意欲がだんだん消え失せてしまいました。

仙流荘行きのバスの最終は北沢峠を16:00発です。 
今ならまだ間に合うと思い、急いでテントを撤収し、
駒仙小屋の人に挨拶して帰りました。


バス停では20人位の人がバスの到着を待っていましたが、
臨時バスが来て、少し早めに出発しました。


林道にいたカモシカ (バスの中から撮影)


鋸岳の稜線 (バスの中から撮影)
赤枠の部分には「鹿の穴」と呼ばれる穴があるらしい。
登山道はこの鹿の穴をくぐるコースになっているとの事。


あっ、本当だ。 穴があるよ。!


仙丈ケ岳、景色は綺麗であったが、
思ったより簡単に登れてしまい、少し物足りない。
本当は、明日は北沢峠から甲斐駒ヶ岳に登るつもりであったが、
何だか、やる気が無くなってしまった。

明日は、天気がよいとのことなので、どこかの山には登りたいが、
どこに行きましょうかね?  
 

2010年7月24~25日 北岳 (その2)

2010年07月26日 | 南アルプス
昨晩は風が強くて一晩中ゴーゴーいってましたが、
おかげで周りのイビキや物音が聞こえず、
思いのほかグッスリと眠れました。
テントは結構揺れてたんだけどね・・。

寒さも心配でしたが、ダウンのインナーを上下着て寝たので
とても暖かく、本当に快適な一晩でした。

テントでこんなに気持ちよく寝れたのは初めてです。

朝焼けです。


日出を待つ人々


甲斐駒と八ヶ岳  


鳳凰三山


少し下の鞍部のテント場は強風のようです。
テントが大きくしなってます。 大丈夫かなぁ。


あっ、テントがテントーした!


日の出です。 今日は雲が多くて今一つ。


朝日に染まった北岳


そして、富士


山頂に向けて出発!
昨日はGPSを持っていくのを忘れたけど、今日はちゃんとポケットに入れました。


山頂手前の岩山


登ってみた。


山頂へ向かう人々


そして、山頂に到着


甲斐駒と八ヶ岳  


八ヶ岳のアップ


鳳凰三山  
オベリスクがクッキリと見えます。


仙丈ケ岳


山頂を楽しんでテント場に戻ると、テントがかなり少なくなってました。
私もテントを撤収しましょう。



荷物を片付けていたら、若い女性が血相を変えて走ってきます。
どうしなんだろう? 何かあったの?
女性の向かった先を見たら、なんとテントが空を舞ってます。 
(写真撮れなくて残念~)

どうも、西側の斜面から東側の斜面にテントが飛ばされたようです。
テントを片付けるときに、中のリックや荷物を外に出してしまうと、
テントが軽くなるので、風に飛ばされ事があるようです。
私のお隣のテントの方が教えてくれました。
「俺もこないだ飛ばされたんだよね」と言ってました。

飛んでいったテントは、幸いにも東側にテントを張っていた人が
拾い上げてくれたようです。
私は、テントはもう遥か彼方に飛んでいったように思えました。
何せ空を凧のように舞っていましたからね・・。

回収できたなんて、本当にラッキーですね。


さて、私は彼女のような目に会いたくないので、細心の注意を払ってテントを撤収します。

まず、適当な石をテント内に置き、テントが吹き飛ばされないようにします。
フライシートを外したら、ポールを抜きます。
ぺしゃんこになったテントから石や荷物を取り出して、
テント下のグランドシートの上に置き換えます。
テントを畳んだら、次はグランドシートを畳む・・・
大体、こんな手順でテントを撤収しました。

さて、テントも無事に片付けたし、下山しましょう。
しばらくは、最高の稜線歩きです。


甲斐駒ケ岳もクッキリと見えます。
でも、先週、苦労して登った黒戸尾根は、手前の尾根に隠れて見えません。


山頂を振り返ります。
「もう1泊できたら、間の岳まで縦走できるのに・・、残念!」


稜線から外れて、急斜面をしばらく下ると、二俣と白根御池の分岐です。
昨日は二俣から登って来たので、今日は白根御池の方に進みます。


急斜面を頑張って下って行くと、池が見えました。
白根御池ですね。 でも、まだ200m以上は下に見えます。


斜面を振り返ります。
この斜面、登るのはキツイだろうなぁ~。
下るのもかなり疲れます。 足がヘロヘロです。 さっき転んだしね・・。


そして、白根御池小屋です。とても大きくてきれいです。
「こんな山小屋なら、一度、泊まってみたいな~。」
「あれ! アイスクリームも売ってるよ! 食べたい~!」

とても暑かったので、アイスを食べて、さらにジュースを飲んで
広河原に向けて下山です。
少し食べ過ぎたかな? 少しお腹が苦しい・・。

こんな橋を渡りました。


広河原まであと20分か? 白根御池から広河原の間は、結構、長く感じます。
それに、急斜面を3時間近く下って来たので、
足の筋肉がもう限界に近づいています。 ヨロヨロしながら歩いてます。


沢を渡ります。

「あれ、この沢、昨日も渡ったような気がする!」
とうことは、もうすぐ広河原だ。

ついに、広河原の吊橋に出ました。


バス乗り場に行くと、次のバスは12:30であと1時間以上も待たなくてはいけません。
そうこうしていたら、乗り合いバスが1台やって来ました。
本来の発車時間は、バスと同じ12:30だけど、9名揃えば、直ぐに出発するとの事。
あちこちで休憩している人がいたので、直ぐに人数は揃いました。

乗り合いバスに乗って、45分ほどで広河原に到着。
何とバス停ではなく、車を置いた駐車場の前まで送って頂けました。
車内は冷房も効いていたし、冷えたオシボリまでサービスしてくれたし、
車の荷台も広くて出し入れし易いし、昨日の朝の乗り合いバスとは大違いです。
他の皆さんも、かなり喜んでいましたね。

さて、駐車場のある芦安には温泉もあり、入りたかったのですが、
中央道の渋滞が気になり、速攻で帰りました。

でも正解でした。 
中央道の小仏トンネルでは故障車が停まっており、
私が通った時には、すでに3kmほど渋滞していました。
1時間後には、渋滞15kmとラジオで言っていたので、
芦安で温泉なんかに浸かっていたら、大変な目に会うところでした。

今週末も、とても素晴らしい山登りが出来ました。
北岳に登れたなんて夢みたいです。 
急登はきつかったけれど、それを上回る達成感がありました。
テント泊にも慣れてきて、だんだん快適に感じられるようになりました。

今度は、どこに行こうかなぁ~。 週末が楽しみです。




2010年7月24~25日 北岳 (その1)

2010年07月25日 | 南アルプス
2010年7月24日(土)~25日(日)、北岳に行ってきました。

以前からあこがれていた日本第2の高峰「北岳」に、とうとう登りました。
今でも信じられません。

コースマップです。 赤:7/24  青:7/25


芦安(あしやす)には7/24(土)の午前1時ごろ到着しました。

初めての場所なので、駐車場がどこなのか良くわかりません。
(真っ暗だしね・・)
マゴマゴしていたら、登山客らしい車が数台来たので後を追います。
ですが、駐車場はあちこちにあるらしく、
一体どこに停めるのが良いのか見当がつきません。

何とか辿り着いた第3駐車場は満車です。 まだ真夜中ですよ! すごいです。
仕方なく、少しは離れた第4駐車場に停めましたが、
次々と登山客が到着して夜明け前には満車になってしまいました。

午前4時ごろ、そろそろ明るくなり始めたので車外に出てみると、
なんと、もう皆さんスタートして行きます。
え~、芦安⇒広河原の始発バスは午前5時10分発でしょ!・・と思いながらも、
私もあわてて準備をして午前4時半にスタートです。
バス乗り場に到着すると、もう沢山の人がバスを待っています。
しばらくすると、バスも来ました。


私はバスにどうしたら乗れるのかわからなくてウロウロしていたら、
乗り合いバスというのがあるらしく、市営バスよりも早く到着するということなので
それに乗る事にしました。

乗り合いバスは、後ろに荷物を積んでもらえるので助かります。
午前5時ごろ発車しました。


1時間ほど乗り合いバスに乗って午前6時ごろ、広河原に到着。
さあ、いよいよ北岳に向かいます。

登山道入口には、八本歯コースは危険と書いてあるので、
八本歯コースは避けることにします。


吊橋を渡ります。


吊橋を渡ると、登山道が始まります。
大樺沢に沿ったコースを進みます。


木道です。 怖1!


この橋、大丈夫か? 怖2


また橋だ。  怖1


樹林帯を歩きます。


途中で、沢に降りられる場所があります。
「谷川連峰の名水」を、「南アルプス天然水」で冷やします。 贅沢~! 


しばらくすると、雪渓です。 まだ雪があるんですね。
私も、少し歩きました。


二俣に到着です。 皆さん、ここで一休みして涼んでいます。


二俣からは右俣ルートを登ります。 


北岳を左手に見ながらの急登が続きます。


すばらしい斜面を登って行きます。
写真で見るときれいな斜面ですが、登っているときはキツかった。


「北岳肩の小屋」まで、あと50分ですか。 もう少しだ。ガンバレ!


お花畑の斜面を登って行くと、


南アルプスの少女が降りてきました。


もうすぐ稜線だ! 


稜線に出ると、甲斐駒ケ岳です。カッコイイ!


すると、なぜかヘリコプターです。 
まさか、拉致問題で来日中の金賢姫(キム・ヒョンヒ)か?
昨日のニュースで、東京~軽井沢の移動にヘリを使ったことが問題視されてましたね。


何か、こちらを見ています。


本で見るような、すばらしい稜線です。


振り返るとヘリが。
下の人達は「おーい、助けてくれ!」っ言ってるのかなぁ? 
まさか。


ヘリは、行ってしまった。


またヘリが来たよ。


何、探してるのかなぁ。


もうすぐ、山小屋だ!


北岳の肩の小屋に到着。 
この時点で標高3000m。 初めての3000m越えです。

テントを設営して、山頂を目指します。

山頂まであと20分。


岩場を登って行きます。


肩の小屋を振り返ります。


そして、とうとう北岳の山頂(標高3193m)です。
日本で2番目に高い山です。
残念ながら、雲が多くて周りの景色は今一つで。


お地蔵さんの賽銭箱は、コインで溢れてます。 誰が回収するのあなぁ?


北岳肩の小屋とは反対側の北岳山荘を望みます。


先週、ネットで買ったカシオのプロトレックです。
昨日の夕方、コンビニ受取で受け取って、早速、山に持ってきました。
高度表示が150mほどズレていたので、ここ(北岳山頂)で合わせました。
5m単位でしか計測できないので、3195mに校正します。 
使い方がわからないので、取扱説明書を山頂まで持ってきました。


北岳山頂の碑です。 「北岳」ではなく、「白根岳」と書いてありますね。


山頂を20分ほど楽しんで、小屋に降ります。

北岳肩の小屋から望む北岳。
小屋前では冷えたビール、ジュース、ワイン、そして柿の種までも売られています。
黒戸尾根の七丈小屋のような、購入数制限はありません。 


小屋の下には北岳草(キタダケソウ)があるらしい。 行ってみよう!


行ってみようと勇んだわりには、2mほど下の花壇に北岳草はありました。


一番遠いテント場では、学生さん達がミィーティング中です。

 登山グラブでしょうか?
さっきから少し見ていましたが、上級生らしき少年が
「早く食器を洗え!」
「あと2分だ。急げ!」
「暇なやつはミィーティングの準備をしろ!」
・・と、すごい命令口調です。

ミィーティングでは何を話すだろうと思ったら、
「今日は食事の片付けに時間が掛かりました・・・」と、
今さっきの事をまた話してるだけ。
もう下級生達はうんざり顔です。

きっと皆、楽しくないだろうなぁ~。 せっかく北岳にきてるのにね・・。


夜が更けたころ、テントの通気穴から夜空をみると、なんと満月です。
ワォーン、ワォーン・・・と吠えたくなりました。

2010年7月17~18日 甲斐駒ケ岳  (その2)

2010年07月19日 | 南アルプス
昨晩はイビキも聞こえることなく、グッスリと寝ることが出来ました。
疲れもかなり取れました。良かった~。

でも皆さん起きるのが早いです。
午前3時を過ぎると、あちこちでささやき声が始まりました。
午前4時になると、空も明るくなり始めます。
大半の人がテントの外へ出ているようなので、私もテントから出ました。

あれは何だ? 雲海に浮かぶ巨大戦艦だ。


地蔵岳です。 背後には富士山が隠れています。


そして朝焼け


しばらくすると、日の出です。


ぼんやり日の出を楽しんでいる間、他の皆さんドンドン出発して行きます。
気合十分です。 
「暑くなる前に山頂に立とう!」なんて言ってる声も聞こえます。

私も、軽く朝食(昨日、買ったおにぎりの残りと味噌汁)を済ませ、
サブザックに必要最低限の荷物を詰めて、登り始めました。
テント、ザック、寝袋、・・などは置いていきます。

テント場からは、いきなりこの山を登ります。


これは、金峰山方面だと思います。 雲海がキレイです。


少し登ると、さっきの巨大戦艦が姿を現します。

そうです。これは八ヶ岳です。 八ヶ岳連峰の全貌を見渡せます。
右側の一番高い山が赤岳ですね。
左端の山は、たぶん蓼科山でしょうか。

急登を登りきると、平らな場所に出ます。
8合目の御来迎場です。 崩れた石の鳥居の残骸があります。
背後の山が、甲斐駒ケ岳でしょうか? 
ピークが3つあるが、どれが甲斐駒かな?


そして、出たー! 垂直の岩壁だ! 足を着く部分が削れて凹んでるよ~。
怖3かと思いきや、意外と簡単に登れます。 (怖1)


クサリの下端には、安全登山の祈願プレートがぶら下がってました。


上を見上げると、さっきの山が迫って見えます。
登山道は、右側のピークに向かってから左側に進むようです。
ならば、左端のピークがきっと山頂に違いない。


しばらく、岩場を急登します。


ふと横を見ると、何と、北岳です。
かなり目立つ山です。


見上げると、岩の上に2本の剣がありました。


少し登ると、いつの間にか、さっきの剣の裏手に回っていました。


富士山も少しずつ姿が見えるようになります。 それだけ高度を上げたって事ですね。


あれが山頂か?


巨岩のたち並んだ広場を通り過ぎます。


そして、山頂に向けた最後の岩場に到着。人がイッパイです。


ふと横を見ると、「あれ? こっちが山頂だ! 祠が見える! 人も沢山いるし・・」
ということは、さっきまで山頂と思っていた山は、甲斐駒ヶ岳の山頂ではなかったんだ。
こんなに直前まで、山頂が見えない事に驚きました。


岩場を登り、さっきま甲斐駒だと思っていた山のピークに到着。
お釈迦様? 何か良くわかりません。


直ぐ下の北沢峠の分岐を通り過ぎて・・


やりました。とうとう、甲斐駒ヶ岳の山頂です。


標高2967m!


山頂からは周囲360度が見渡せます。

一番目立つ山は、やはりコレ(北岳)です。



次に目立つのが、鋸岳です。


鋸岳までの道のりは、何と5時間だそうです。 要注意とは?
直ぐそこに見えるのに、ずいぶん遠いんだね~。


これが、千丈ヶ岳ですね。


さっきまで甲斐駒の山頂だと思っていたニセ山頂です。


そして、登ってきた黒戸尾根



北沢峠方面の登山道


山頂では風が涼しくて、とても気持ちがいい。
お腹が空いたのでオレンジとパンを食べました。

20分ほど休憩したら、さあ下山です。

下山の途中、たった1人で踏ん張っているコイワカガミです。


テント場です。


テント片付けて出発です。

だんだん高度が下がってきます。
でも、黒戸尾根はここからが長いんです。


テント場から4時間も下って、ようやく下界が見えてきました。
駐車場までは、あと700mほど下がります。 あと、筑波山1個分か~。


下山後は白州・尾白の名水公園「ベルガ」の中にある
甲斐駒ケ岳温泉「尾白の湯」で汗を流しました。
この温泉、超高濃度の温泉だそうです。
お湯はに塩分が含まれているようで、少ししょっぱかったです。


公園の広場は、家族連れで大混雑しています。


そして、温泉の駐車場から望んだ黒戸尾根です。
雲でよくわかりませんが、ここからは山頂は見えないように思います。
この辺りでは、近くの日向山にでも登らないと甲斐駒の山頂は見えないようです。


黒戸尾根での甲斐駒は、きつかったけれど達成感は格別です。
今回は、これまでの山登りとは一味違う感がありました。
体力的にも、昨日はヘトヘトに疲れて自分の限界を少し感じたし・・。

駐車場では、アレコレ考えながら1時間以上も黒戸尾根を眺めていました。

次はどこを登ろうか?
ますます、山登りにのめり込みそうで怖いです。



2010年7月17~18日 甲斐駒ケ岳  (その1)

2010年07月19日 | 南アルプス
2010年7月17日(土)~18日(日) 甲斐駒ケ岳に行きました。

コースマップです。 黒戸尾根をピストンです。 赤:7/17(土) 青:7/18(日)


週末は天気が良くなるとの予報だったので、
「今度こそは黒戸尾根を登ってやるぞ・・」と出かけました。
ところが、深夜、中央道の須玉ICの直前で雨が降り出しました。
前回と同じパターンです。
「やられた~! 天気予報にだまされたか?」

とりあえず道の駅「白州」で仮眠でもしようと行ってみると、
何となく雨も止みました。でも蒸し暑くて眠れません。

午前3時を過ぎた頃、少し早いが登山口へ行ってみるか・・と思い
尾白川渓谷の駐車場に移動したところ、何と、もう20台以上の車が集まってます。
しかも、皆さん仮眠しているのではなく、ゴソゴソ準備をしています。
ヘッドライト点けて出発していく人もいます。

皆さん、まだ午前4時前ですよ~。 いや、すごい気合です。

私は、もう少し仮眠しようと思っていたのですが、こんな状況では
仮眠なんてしてられません。

早々にバナナを2~3本食べて、準備を始めます。
でも少し焦っていたせいか、自分の車の防犯ブザーを誤って鳴らせてしまいました。
大音量のブザーが鳴り響き、かなり気まずい思いをしました。
出だしから大失敗です。 
「今日は大丈夫かなぁ~」と、少し不安な気持ちになりました。

何だかんだしているうちに夜も明け、出発したのは午前5時を過ぎでした。


数分で、吊橋の入口に到着。


吊橋を渡ります。


吊橋を渡ると、直ぐに登山道が始まります。
(あの木、邪魔なので誰か切ってください。)


しばらく登ると、先日の敗退ポイントに到着。

まだ時間が早いせいか、こないだほどは蒸し暑くない。
暑くなる前に早く高度を稼ぎたいが、テント装備が重くて思ったようには進みません。
汗をダラダラ流しながら登ります。

午前7時半ごろ、笹原の分岐を通過。
山頂まで7時間と書いてありまね。 これって本当?  ん~、きっと本当だろうね。


樹林帯の中の急登が、延々と続きます。


そろそろ岩が多くなってきました。 標高は1950mぐらいです。
このあたりまで登ると、蒸し暑さもかなり和らぎます。
涼しくて気持ちの良い風を感じれます。


と思ったら、すぐに「刃渡り」です。

昨年の夏ごろ放映されたNHKの「小さな旅」で見た場面を思い出しました。
両側が切れ落ちていて、黒戸尾根の最大の難所だとか・・。

でも、蒸し暑い樹林帯の中を3時間以上も急登を続けてきたので、
かなりバテてます。 
ストックをしまって、少し休んでから登りました。
でも、見かけほど怖くなくアッサリ通過できます。 (怖1ですね)

そして午前9時ごろ、刀利天狗に到着。やっと標高2000mを越えました。


しばらくすると、100mほど下ります。 
「あ~、もったいない。 せっかく登ったのに!」

すると、突然、大きな山が出現してビックリ。
コ・・コレ登るの・・?  


ハイ、登りますよ~。
下りきった鞍部(5合目小屋跡)の祠の右側奥にある、ものすごく長い梯子を登ります。


そして、2重橋 (怖2!)


垂直梯子  (怖1!)


もうヘトヘトですよ~。

七丈小屋には、午前11時半ごろ到着しました。 (標高2350mくらい)


テント使用量(600円)を支払い、第2テント場に移動してテントを設営しました。

とにかく、もうバテバテなので、今日はもう登らないことにして、
七丈小屋で缶ビール(600円)を買って飲んだ後は、
テントで昼寝しました。

缶ビールですが、本当は、2人で1本しか売ってくれないようです。
私は1人で来ていたので、仕方なく1本売って貰えました。

昼寝の途中、ザァーと通り雨が降りました。
「登らなくて良かったなぁ~」

昼寝の後、テントから出ると、かなりテントが増えてます。
第1テント場に行って見ると、もうイッパイですね。
普段はこんなにイッパイになることはないそうです。 3連休の初日だからね~。
夕方には、テント場は満席となりました。


第2七丈小屋です。
テント場へは右側の梯子を登って行きます。 降りるのが少し怖い。 (怖1)


そして、七丈小屋の水場。 
何か冷やしています。ワインでしょうか? 
飲みたいなぁ~。


水場には水質証明書が張り出されています。
冷たくて、おいしい水です。 
今日はジャンジャン出ていましたが、枯れる事もあるのでしょうね。


第2テント場から望む、鳳凰三山の一つ「地蔵岳、オベリスク」(写真-右側)です。
近くでビールを飲んでいたおじさんから教えてもらいました。
雲でよく見えません。


夕焼けの頃には、雲も少なくなっていました。

夕食にスパゲティとスープを食べて、明日の天気に期待して寝ました。


それにしても、黒戸尾根を登る人って結構いるんですね。
NHKのTV番組で黒戸尾根が紹介されるまでは、歩く人は本当に少なかったそうです。
TV番組の中で、「こんなキツイ山、仕事でなったら登ったりしない!・・」と
NHKの人が発言していたのを憶えていますが、
きっとこの発言が山ノボラーの心に火を点けたのでしょう。

今日は、山小屋もテント場も人で溢れてました。
明日の山頂もきっと込み合うんだろうな~。