キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2010年8月28~29日 不帰キレット (その2)

2010年08月31日 | 白馬
昨晩の雷雨はどの位の時間降っていたかわかりませんが、
とにかく朝まで、ぐっすりと眠れました。
かなり疲れていたようです。

夜明け前の白馬槍ヶ岳です。(午前4時ごろだったかな?) 


テント場では、もう半数位の方が出発していました。
私は、体のあちこちが筋肉痛で痛いので、今日はゆっくり仕度をする事にしました。
昨日の大雪渓の登りが、かなり応えたようです。 左足の付け根付近の筋肉が特に痛い。
これから不帰キレットに行くのですが、こんな状態で大丈夫かなぁ・・。



雲が多くて、今一つの日の出です。
日の出の時間もだんだんと遅くなってきましたね。 もう午前5時です。


朝日を受けた白馬槍ヶ岳。 ほんの少しですが、赤く染まってます。


天狗山荘の水場です。雪解け水ですね。 雪が無くなったら、どうするんだろう?


天狗山荘です。 宿泊客はすでに出発したらしく、ひっそりとしていました。


午前6時40分、いよいよ不帰キレットに向けて出発します。
唐松岳まで5時間ほどかかる予定です。


天狗の頭まで、なだらかな稜線を歩きます。


後を振り返ります。 後続者はいません。 
雪渓の下にある天狗山荘は、斜面に隠れて見えませんね。


天狗の頭に到着。

下は、新しく買った70Lのザックです。
たくさん入るようになったけど、その分、重い・・。


立山、剣岳・・が良く見えます。


八ヶ岳、富士山もぼんやりと浮かんでます。


そして、これから進む不帰キレットの全貌です。 
下から第1峰、第2峰(北峰)、第2峰(南峰)、第3峰、そして唐松岳です。


何か、ドキドキしてきました。

まずは、天狗の大下りです。


ガレ場では足を滑らせて、一度、尻もちをつきました。 お~、怖。


不帰の第1峰が迫ってきました。 下には、休憩中の先行者2名が見えます。


天狗の大下りを振り返ります。


少し登って、第1峰の頭に到着。 ここで先行者2名に追いつきました。


次は、不帰の第2峰です。(左が北峰、右は南峰) 不帰キレットの核心部です。


下を見ると、団体さんが登ってます。


岩の割れ目のところで渋滞しているようです。 何かあるのかなぁ?

のんきな事を言ってますが、実は、ここには怖~い梯子が架かっていたのです・・。


さて、今度は、私が登る番です。
下から見上げると、結構、怖い感jがします。


滑落注意の看板。 わかってますって!。



ガケ登りの途中から、第1峰を振り返ります。
赤丸のところが、第1峰の頭ですね。


下を見ると怖い!  だんだん、余裕が無くなってきました。


一応、クサリはあるのですが、やっぱ怖い。
この後しばらく、足場の安定した場所が無くて、写真が撮れませんでした。


そして、先ほどの渋滞箇所です。渋滞の理由はこの梯子でした。 


何て事ない梯子ですが、左側が絶壁です。怖い~。

引き返したくなりましたが、後続の方(女性2名)が、すでにガケを登り始めています。
ガケの途中にはすれ違う場所は無かったので、進むしありません。
出来るだけ、下は気にしないようにして渡りました。 


橋を渡ると信州側に回り込みます。しばらくは巻き道。 ホッとします。


でも、すぐにガケ登りです。 まあ、此処は大したことはありません。


第1峰を振り返ります。


小さな梯子がありました。


唐松岳まで、あと2時間の看板。


また、ガケ登りです。


そして、不帰第2峰の北峰の頂上に到着です。
ここから先は、普通の稜線歩きになります。


剣岳


右が不帰第2峰の南峰です。 さっきの団体さんが降りていくところです。


左は唐松岳です。 もう少しだ。頑張ろう!


不帰第2峰の南峰を通過します。


不帰第3峰は巻きます。


第3峰を巻くと・・、


唐松岳は直ぐそこです。


たくさんの人がいる唐松岳山頂に到着。 
天狗平山荘から唐松岳山頂まで、約4時間半かかりました。
予定より、少し早く到着できました。


不帰キレットを振り返ります。


唐松岳頂上山荘に進みます。


唐松岳頂上山荘に到着。 


生ビールは売り切れ。


ベンチでひっくり返って休んでいる人もいます。
私もひっくり返りたいが、空いているベンチがない。


唐松岳の右側に不帰キレットのギザギザが見えます。
あそこを歩いてきたんだなぁ~。


2時間半ほどかけて、白馬八方スキー場のリフト乗り場まで下山。


この頃には、左足付け根の筋肉が、かなり痛くなっていました。歩くのが辛い!
今回は山歩きは、私には少し無理があったようです。
白馬岳で、もう1泊した方が良かったかもしれないなぁ~。 

だいたい、いつも食料を沢山持って来すぎるんだよ・・。
食べもしないくせに。  
だから荷物が重くなる・・・ムニャムニャ (独り言)

突然、牛だモゥ~。 スキー場のゲレンデには牛が沢山いました。  
あ~、ステーキ食べたい。


これで、「八峰キレット」と「不帰キレット」を歩きました。
次は「大キレット」といきたい所ですが、今日の「不帰キレット」には、かなりビビリました。

まだ死にたくないので、「大キレット」は、『いずれ・・』という事にしたいと思います。

2010年8月28~29日 不帰キレット (その1)

2010年08月30日 | 白馬
2010年8月28日(土)~29日(日)と、白馬の不帰キレット(不帰の嶮)に行きました。

『不帰(かえらず)』とは、何とも怖そうな名前だこと・・。

でも、それは本当でした。
8/14(土)、唐松岳から不帰キレットに向かった若い女性が、滑落して
亡くなられたそうです。

おそらく、当日は小雨が降っていたじゃないかと思いますよ。
濡れた岩に足を滑らせたんじゃないかな?
なにせ前日の8/13(金)には、私も唐松岳の山頂まで来ており、
唐松岳山荘の入口のTVで翌日は(曇/雨)になるとの天気予報を
見て引き返したのですから・・。


さて、コースマップです。 赤(8/28) 青(8/29)

車は八方の第2駐車場に停め、バスで猿倉の登山口まで移動しました。
下山は、八方池山荘からリフト&ゴンドラを利用しました。

八方のバスターミナルです。 
6:00発の猿倉行きのバスに乗ろうと、登山客が集まってきました。


バスの切符の自動販売機。 バスに乗車する前に購入しておきます。


バスターミナルの待合室。 混んでるかと思いきや、意外に空いています。


猿倉にはバスで20分程で到着。 
早速、スタートです。 しばらくは、林道を歩きます。


1時間ほどで白馬尻荘に到着。


7月末に来たときと比べると、人が少ない。


大雪渓のスタート位置が、前回(7月末)よりもかなり上に変更されていた。
こないだは、この写真の位置から大雪渓に入れたのに・・。


大雪渓に入ると、いきなりこんな大きなひび割れが・・。 
でも、一跨ぎでクリア。


そして、大雪渓の終わり。 
まだ、ちょっとしか歩いていないのに、もう終わり?
こないだは、もっと長く歩いたような気がします。


大雪渓の後は、急登です。 


こんな橋、こないだは渡ったかなぁ~?


あっ、ここは見覚えがあるぞ。
こないだは、このすぐ下の岩場で大雪渓の登りが終わっていた。
どおりで、今日は大雪渓を短く感じたはずだ! (疑問解決)


だんだん急斜面になってきました。 キツィー!


あっ、上の稜線に山小屋が見える。 もう少しだ。 ガンバレ~!


そして、白馬岳頂上宿舎に到着。 
頂上宿舎の写真は撮らずに、なぜか自販機の写真を撮りました。


白馬山荘が見えます。


テント場です。 今日は空き空きですね~。


丸山まで来ました。 今日は白馬岳には行かず、このまま白馬槍ヶ岳方面に行きます。


前方には、杓子岳(しゃくしだけ)[左]と白馬槍ヶ岳[右]が見ます。


杓子岳への登り。


杓子岳は巻きました。 前方の山は、白馬槍ヶ岳です。


さて、白馬槍ヶ岳への登りが始まります。


杓子岳を振り返ります。 巻いてきた道が良く見えます


白馬槍ヶ岳の山頂に到着です。 ガスっているので、景色はよくない。


天狗方面に進みます。


鑓温泉への分岐を通過。


白馬槍ヶ岳を振り返ります。


やっと、天狗山荘が見えてきました。


そして、天狗山荘に到着。 団体客が入っていったところでした。
テント場は空き空きで、ひと安心です。


昨晩は、車中泊でしたが、ほとんど眠れませんでした。
明日は、不帰キレットなので、ゆっくり休んでおきたい。
早めに食事を済ませて、17:00ごろテントに入りました。
ほどなくして、雨が降り出し、雷も鳴っていたようですが、
私は、それらを気にす事なく、すぐに寝てしまいました。   

2010年8月15日 筑波山

2010年08月15日 | 筑波山
2010年8月15日(日)、半年ぶりに筑波山に行きました。

こんな真夏に筑波山に行く人は少ないだろうと思っていましたが、駐車場は満車状態です。
入口でゲートが開くのを待っている車までいました。


梅園の無料駐車場もほぼ満車状態でしたが、幸いにも一番上の駐車場に停めることができました。
早々準備をしますが、トレッキングシューズの紐を結んでいるだけで汗が出てきます。

白雲橋コースの登山口の鳥居に到着した時には、すでに汗まみれです。


こんな暑い日でも、登る人はそれなりにいます。
周りの皆さんは、どうも観光で来ている様な感じです。
ちゃんとしたトレッキングシューズを履いている人は少ない。
でも皆さん、私より元気に登っているような気がしました。

2Lの水を持って登りましたが、女体山の山頂に着くまでに1.5Lほど消費しました。
とにかく暑い! 欲望のままに水をがぶ飲みしました。
飲んだ水はそのまま汗になっていきます。

以前にも、真夏に筑波山に登ったことがありますが、こんなに水は飲まなかった。

このところ2000m以上の山ばかり登って、涼しい思いをしていたから、
体が暑さになれていないのかもしれない。 
平日は会社でクーラー漬け、土日は高山で涼んでいたからね~。

いろんな山を登って、体力も少しは付いた気がしていましたが、
それほどでもなかったようです。
毎週、筑波山に登っていた方が、健康には良かったのかもしれません。


さて、女体山山頂に到着です。 視界は今一つ。
女体山の山頂って、少し変わったのかなぁ~。
以前より、岩場での移動がしやすくなったような気がします。
前は、思ったように前に進めず、苦労した記憶があります・・・。


ガマ石です。 いつも誰かが石を投げてます。 お幸せに!


自然探求路の東屋も健在です。


東屋の前の藪の向こうの岩を降りれば『テラス』があるはずです。
そしてその先は、『V字谷』ですね。
『テラス』には、赤いビールケースが椅子代わりに置いてあったけれど、まだあるかな~。


展望岩への入口です。 この左側の藪を進めば、梅林コースと峠コースだ。


ここは確か、蜜柑園コースだったかな?
途中、大きな岩を越えて登ったような気がします。


2個目の東屋の先には、薬王院コースの入口があります。
ここだけは道標が出ているんですね。 
ということは、薬王院コースは正式な登山ルートだということでしょうか?


薬王院コースを少し下ると、男の川コースへの分岐があります。


薬王院コースをさらに進むと、坊主山での分岐点です。
道標はありませんが、ここを右に進むと坊主山です。


坊主山の山頂です。


坊主山の山頂から男の川の登山口方面に下山するには、ここを右に行きます。

 
この石の向こうへ進むと、男の川方面に下れます。
ですが、戻ってくるのが大変なので今日はここまでにします。


自然探求路を一周した後は、御幸ヶ原コースで下山しました。
最後の方で、脇道があったので下りてみたら、筑波山神社の裏に出ました。



梅林の展望台です。 梅の木の枝葉が伸びていて見通しが悪そうです。


今日は本当にたくさんの汗をかきました。
シャツだけでなく、ズボンも汗まみれです。
良く見たら布製のベルトまで汗でビショビショです。
このままでは車にも乗れないので、座席にバスタオルを敷いて乗りました。

直ぐにどこかのお風呂へ・・と思いましたが、筑波山近辺のお風呂は高いので
土浦の「湯楽の里」へ立ち寄りました。


その後、登山用品店で、今年、3セット目のトレッキング・ポールを購入です。

どうも私は、LEKIのトレッキング・ポールと相性が悪いです。
また壊れてしまった。
前回はポールが曲がり、今回はストッパー部が破損!
LEKIのポールは、高い割りにすぐに壊れてしまいます。(私だけかも?)
見た目、きゃしゃだからね~。

今度はBlack-Diamondにした。 LEKIより少し重いけれど丈夫そうです。
価格はLEKIの半額で、お徳な感じがします。
(というか、LEKIが高すぎる~。 直ぐ壊れるくせに!)

2010年8月13日 不帰キレット ~敗退~

2010年08月14日 | 北アルプス
2010年8月13日(金)、不帰キレットを見てきました。

唐松岳の山頂から見た不帰キレットです。 今日は見るだけです。


山頂で、しばらく悩みましたが、引き返すことにしました。

理由はこれ。

たまたま入った唐松岳頂上山荘の入口に天気予報が表示されてました。

昨晩までは、ここ2~3日間は”晴れ時々曇り”の予報だったのですが、
いつの間にか、”曇り時々雨”に変わっていました。

今朝、ゴンドラ乗り場で『午後は雷雨に注意』との貼り紙があったので、
多少は覚悟して登り始めましたが、明日も雨かもしれないということで
先に進む気力がなくなってしまいました。

雨の中でのテント撤収はもう嫌です・・。 

ということで、直ぐに下山して帰りました。

帰宅途中、長野ICの近くでお寿司を食べました。
史跡の町「松代町」にある寿司屋さんですが、なかなか美味しかったです。

山登りのつもりで長野まで来ましたが、お寿司を食べて終わるとは・・。 トホホ。


『不帰キレット』   また今度、行きます。

2010年8月7~9日 五竜岳→鹿島槍ヶ岳 (その3)

2010年08月12日 | 北アルプス
2010年8月9日(月)、冷池山荘のテント場で朝を迎えました。

昨晩は深夜から雨が降ったり止んだりでした。

午前5時になっても空は暗く、日差しはまったくありません。
徐々に天候が悪化するような気もします。
雨が途切れるのを待ってテントを撤収しましたが、リックや荷物をかなり濡らしてしまいました。

今日は、最悪の山歩きになりそうな予感がする中、冷池山荘を通過です。


ところが、爺ヶ岳に登り始めると、雨も止み、空がだんだん明るくなってきました。
後を振り返ると、冷池山荘と鹿島槍ヶ岳がハッキリ見えます。


テント場も見えます。 冷池山荘の少し上にあります。
「あんな所にテント場があったんだ~」


爺ヶ岳が近付くにつれて、さらに天候が回復してきました。


そして、爺ヶ岳山頂では眺望が楽しめました。


剣岳


立山


槍ヶ岳


そして、鹿島槍ヶ岳です。 


本当にすばらしい景色です。

これから向かう種池山荘の赤い屋根も下に見えます。


眺望を楽しんだら、今日は下山するのみです。

爺ヶ岳から3時間ほど下り、扇沢の登山口に到着。


さらに一般道路を15分ほど歩いて、扇沢のバスターミナルです。
1時間ほどバスを待って信濃大町まで行き、JR大糸線に乗り換えて白馬駅で降車、
そしてまたバスに乗って八方の駐車場に戻りました。


次は、天狗の大下り~不帰(かえらず)キレットを歩いてみたいな~。

2010年8月7~9日 五竜岳→鹿島槍ヶ岳 (その2)

2010年08月11日 | 北アルプス
2010年8月8日(日)、五竜岳山荘のテント場で朝を迎えました。

今日は、八峰キレットを超えて冷池山荘までの長丁場になります。
午前3時30分に起きて準備をしました。

朝焼けです。


五竜岳もクッキリ。


朝日を背に浴びながら、午前5時前に出発しました。


五竜岳が真っ赤に染まってきました。


虹の柱が見えます。


1時間ほどで五竜岳の山頂です。


ここからは、八峰キレットに進みます。


向かう先は、鹿島槍ヶ岳です。 左のピークが北峰、右は南峰です。。


ここを進みます。 


迫力のある岩場を通過します。


少し怖いけど、進みます。


下に人がいます。 少し安心しました。


梯子もあります。


キレット小屋に到着です。


昨日、五竜岳山荘の人からも聞いていましたが、
今日は、予約していない人は、キレット小屋には泊まれません。


いよいよ、八峰キレットの核心部に突入です。


スリル満点の細い道をそろそろと下りました。


反対側は、こんな感じです。 怖。


看板なんて置かなくても、わかってます。


ここは無理かも?・・と思ったけれど、以外に簡単に登れました。


足を踏み外しそうな場所です。


険しい道が続きます。


キレット小屋から1時間ほどで、鹿島槍ヶ岳の北峰と南峰をつなぐ吊尾根に到着しました。
地図には2時間30分と書いてあるんだけれど、間違ってませんか?

とにかく、八峰キレットはここで終わりです。 ホッとしました。


すぐに、北峰に登りました。 ガスガスで、何も見えません。


一瞬ですが、南峰が見えました。


北峰を下りて、南峰への険しい登りを進みます。
ここで、お腹が空いて動けなくなりました。 おやつを食べて一休みしました。


南峰の山頂です。


立山方面の視界は今一つ。


鹿島槍ヶ岳を下ってきました。 ここから先は、岩場はありません。 
冷池山荘はもうすぐです。 がんばろう!


冷池山荘テント場に到着しました。 今日はここでテント泊です。 
テント場からは立山方面が一望できますが、天気が良くないです。
ここのテント場、結構、空いています。
冷池山荘まで10分近くかかるから、人気が無いのでしょうか?

予定より早く到着したけれど、今日はもうヘトヘトです。 
明日の下山に向け、ゆっくりと休みました。

2010年8月7~9日 五竜岳→鹿島槍ヶ岳 (その1)

2010年08月10日 | 北アルプス
2010年8月7日(土)~9日(月)と、後立山連峰の五竜岳~鹿島槍ヶ岳に行きました。

コースマップです。 (赤:8/7 青:8/8 緑:8/9)


白馬八方尾根スキー場のゴンドラリフト・アダムに乗って、午前5時30分に出発です。


ゴンドラの次は、アルペンクワッド・リフトに乗ります。


ゴンドラからは、白馬方面の山が良く見えます。


グラートクワッド・リフト乗り場への木道です。
木道が濡れていたため、ツルンと滑って大ゴケしました。(ちょっと、恥ずかしかったなぁ~。)


登山道を進むうち、だんだんとガスが出始めてきました。


八方池に着いたころには、眺望が期待できないことがほぼ確実に・・・。


磐梯山にあったのとほぼ同じ登山者カウンターがありました。


多くのハイカーが、尾根を登っていきます。


雪渓の前で休憩です。


どんどん登ります。


橋を渡ると、ほどなく


唐松岳山荘に到着です。


予定では、唐松岳山頂に立ち寄るつもりでしたが、完全にガスガスなので、
ここからは、五竜岳に向かうことにしました。


霧で先が見えず、少し不安になります。


岩場を連想させる看板ですね。


すぐに岩場に突入です。


この先、大丈夫でしょうか? 少し不安になってきました。


おいおい、本当かよ?  これ以上先に進んだら、引き返せなくなるぞ!


滑落現場でしょうか?  ん~、やっぱり、さっきの所で引き返せばよかったなか?


でも、これを超えたら、もう岩場は終わりでした。 ホッとしました。


でも、五竜岳はまだまだの様です。


遠見尾根との分岐に到着。


下には、五竜岳山荘が見えます。 すでにテントが10張近くあります。 急げ!


五竜岳山荘に到着です。


テント場も混み合ってきました。 早く来て良かった~。


天気もだんだん回復してきて、唐松岳を望めるようになりました。


五竜岳山荘も賑わってきました。 夏休み初日だから、仕方ないですね。


五竜岳のガスも取れてきましたが、今日は眺めるだけです。 


すばらしい夕焼けです。


明日は、五竜岳に登ってから、八峰キレットを超えて鹿島槍ヶ岳に登ります。
9時間以上の縦走になるので、早めに寝るました。

2010年7月31日~8月1日 白馬岳 (その2)

2010年08月02日 | 白馬
昨晩、雨が降ったせいで、何となく湿った一晩を過ごしました。

それにしても、皆さん、山では本当に早起きですね。
午前3時半ぐらいから、「ピシャヒシャ」と、
テントに着いた水滴を払う音がするので目が覚めました。

うつらうつら、4時ごろまで寝袋に入って寝てましたが、
周りがあまりに騒がしいので外に出てみると、
もう出発していく人がいます。

私もビショビショになったテントを片付けます。
「これは、家に帰ったら乾かさないといけないな~」


テントを片付け、頂上山荘の前で食事の支度をします。
今日は、昨日よりは天気がよさそうです。 


白馬山荘もハッキリ見えます。元気が出てきました。


ところが・・・。

白馬岳の頂上です。 
ガスっていて、何も見えません。
朝食を食べていたら、突然、ガスが沸いてきて、
山頂付近はあっというまに霧に覆われてしまいました。


山が見えないのに、山の方向を確認する人達。さすがです。


待っててもガスは消えないので、そろそろ出発します。
道を外さないよう、適当なグループの後に付きました。


前すら良く見えません。


しばらく、山頂からの稜線を下ると、周りの人たちが、斜面の横を指して
「ほらアレ、ブロッケンだ!」・・と言ってます。


ブロッケン現象です。
先週、北岳でもぼんやりしたのを見たけれど、今日のはハッキリしています。


皆さん、ブロッケンを楽しんでます。
せっかく白馬岳を登ったのに、視界が無くてガッカリしていたところだったので、
本当にうれしそうです。


時々、ガスが消え、前方の稜線が見えます。 でも、ほんの一瞬だけです。


白馬岳を振り返ります。 かなり、ガスが取れてきました。


前方には小蓮華山です。


白馬岳から離れるにしたがって、ガスも消えてきます。 残念無念!


今日、一番きれいだった白馬岳です。 山頂に戻りたい!


小蓮華山から望む白馬岳


ヤマケイ・アルペンガイド「白馬・後立山連峰」の表紙の写真はこんなですが・・・、


今日の白馬岳はこんなです。 
まぁ、白馬岳が見えるだけ良しとしましょう。


少し登り返します。


賽の河原のような場所を通過


白馬大池山荘に到着。 30分ほど休憩です。


白馬大池山荘を出発。


白馬乗鞍岳です。


白馬乗鞍岳には、大きなケルンがあります。


雪渓を渡ります。


歩きにくい岩場が続きます。


天狗原の湿原に到着。


また、雪渓です。


銀嶺水です。 
一口、飲みたかったのですが、ツアー客が並んでいるのであきらめた。


そして、栂池山荘に到着。


栂池ヒュッテ前のベンチで休憩します。
一般の観光客と、大きな隔たりを感じます。 「居心地が悪い!」


ロープウエイに乗って下山します。


ロープウエイの次は、ゴンドラに乗り換えです。
パラグライダーが、ゴンドラ近くを飛んでいます。
カメラを向けると、近寄って来ます。
飛びながら「ほら、、すごいでしょ!」・・と言わんばかりです。


駅のような所で、突然、ゴンドラのドアが開いたので、思わ降りてしまった。
途中の通過駅でした。 「間違えて降りてしまったよ~。」
栂池スキー場のリフト1個分を歩いて降ります。
「14:45のバスに間に合うかな~。 急げ!」 


栂池高原からは満員のバスに揺られ、八方のバスターミナルに移動。

猿倉行きのバスの時刻表を見ると、最終が15:20です。
間に合いました。 あと10分でバスが来ます。

バスの中では、白馬岳を紹介する音声テープが流れます。
あの、八ヶ岳でしか見られないという「ツクモグサ」が、白馬岳でも見られるそうです。
ツクモグサ=八ヶ岳と思っていたので、驚きました。

そして、猿倉の駐車場です。 もどって来ましたよ~。
良く見たら、土浦ナンバーの車が数台いました。 


八方温泉に立ち寄って、長野ICへ向かいます。


長野ICの直ぐ手前にある「おぎのや」さん。
釜飯が食べたくて立ち寄りましたが、釜飯は今、準備中とのこと。


車の中で、釜飯の販売が始まるのを待ちます。
「早く、釜飯、食べたいよ~。」


かなり、お腹が空いていたので、釜飯2個食べて帰りました。

今回の白馬岳登山は、天候に恵まれず、何となく消化不良です。
近いうちにまたリベンジしたいと思いました。

今度は、白馬岳~杓子岳~白馬鑓岳・・と白馬三山を縦走してみたい。
唐松岳への不帰キレット越えなんかも、そそられるコースだ。

2010年7月31日~8月1日 白馬岳 (その1)

2010年08月02日 | 白馬
2010年7月31日(土)~8月1日(日)と、白馬岳に行きました。

コースマップです。 (7/31:赤、 8/1:青)


猿倉の駐車場が混むとの事なので、
7/30(金)、仕事から帰って直ぐに支度をして出発しました。

ちょっと早すぎたかな。
このままでは、上信越自動車道の長野ICに午前11ごろ到着してしまう。
ETCの休日割引きの適応を受けるべく、途中のSAで時間調整しながら走行します。

長野ICを午前0:02に出て、
白馬長野オリンピック道路で白馬に向かいます。
被害妄想のせいか、先行車も猿倉に向かっているような気がしてなりません。

猿倉の駐車場には、午前1時30分に到着。
もうすでにかなりの車が停まっています。 
思わず途中で時間調整したことを後悔しましたが、
まだ、ポツポツと空きスペースがありました。
「良かった~!」

午前4時に目を覚ますと、雨がザーザー降っています。
周りの車の中も、動き出す気配がない。それに少し寒い。
「今日はダメか・・?」と思いながら、また寝てしまった。

午前6時に再び目を覚ますと青空が見えます。
皆さん、次々と出発して行きます。

「出遅れた!」と飛び起き、急いで支度をして、午前6時半ごろ出発した。


猿倉荘には、すでにバスが到着したらしく、登山客で大混雑しています。
ゴミ袋を配る人や、登山コースの案内をする人なんかもいました。
トイレにも行列が・・・。

1時間ほどで白馬尻荘に到着。ペットボトルに水を補給しました。


白馬尻荘前の広場からは、大雪渓が一望できます。
ここで、おにぎり1個、食べました。


白馬尻荘の少し先から、大雪渓に突入です。
念のためアイゼンを装着しました。
いやぁ~、それにしても、かなりの人数が登っています。


行列のできる大雪渓。 まだ続くの?


やっと、大雪渓のも終わりです。
通り道の岩場に腰を下ろして休憩する人がいるので、大混雑です。


大雪渓が終わっても、今度は岩場の急登が待っています。


葱平(ねぶかっぴら)を通過し、


非難小屋を通過し、


ひたすら登ります。

”途中、小雪渓をトラバースするので注意・・”と本に書いてあったが、
小雪渓は溶けてしまったのか、そのような所は無かった。

そろそろ、頂上の稜線に出るか?


やっと、頂上宿舎に到着。 
テント場は宿舎の裏側になります


頂上宿舎の前には、なんと、自動販売機があります。


テントを設営して昼食を済ませたら、もう少し上にある白馬山荘を目指します。


白馬山荘は、「空に浮かぶ要塞」って感じですね。 
立派な石垣の上に建っています。

白馬山荘を見ていたら、「マジンガーZ」の主題歌を思い出しました。
『空に そびえる 黒金の城~♪  スーパーロボット・・♪』
歌いながら登ります。

「あと少しで、パイルダーオンだ! ガンバレ!」 (← 意味不明! 何のこっちゃ?)


白馬山荘には、「スカイプラザ白馬」というレストランがあります。


ビールとソーセージを注文しました。
(←『パイルダーオン』って、この事か! 自分でも納得です。 )

ソーセージ、結構おいしい。
(付け合せのザワ-クラフトは、まずいです。)
この後、グラスワインも追加してしまった。

こんなものが山頂直下で食べられる事にビックりです。
しかも、セルフサービスではないんです。


山頂付近はガスっていて何も見えないので、
頂上宿舎方面に戻り、杓子岳の方に行って見ました。
すばらしい稜線が見えます。
今日は、杓子岳に行ってみることにしました。


途中の鞍部からは、午前中に登った大雪渓を見下ろせます。


杓子岳の山頂直下のガレ場の急登です。


杓子岳の山頂に到着。


杓子岳山頂から白馬鑓岳方面への稜線です。 「怖っ」


下山途中、ゴジラ型の岩を発見。


雨が降ってきたので、急いで戻ります。


テント場に戻ってきました。 


日も暮れて、テントで寝てると、隣のテントから話し声が聞こえます。
「シャー」がどうしたこうした・・といった話で盛り上がっています。
「シャーって誰? 何者? おせーて!」

しばらく考えていたら、わかりました。
「シャー」ってきっと、「機動戦士ガンダム」の登場人物の事だと・・。 
ガンダムって、あまり馴染みがないのでわかりませんでした。

テント泊って、周りの音がとっても良く聞こえるんですよね~。