キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2012年8月17日 白馬大池

2012年08月18日 | 白馬
2012年8月17日(金)、白馬大池に行きました。

夏休み中、天気が良くなるのを期待して待っていたのですが、
結局、出そびれてしまった。

このまま、どこも行かないとうのも悔しいので、
蓮華温泉から白馬大池に行ってきました。

もう一度、鏡のような大池が見たかった。


午前7時、白馬大池に到着。

鏡のような大池  雲が多いのが残念です




このあと、すぐに風が吹き始めて、水面が揺れ始めた。
ギリギリで間に合いました。

まだ朝ですが、今日は午後から雨の予報なので、これで引き返します。
(実際、午後から雨が降り始めて、夜には大雨になりました)


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下山後は、蓮華温泉の野天風呂に浸かりました。

仙気の湯   
脱衣所なんてありません。 板や岩の上で服を脱ぐだけです。


源泉が近くにはある割には、ぬるめのお湯でした。


人がいたので写真はありませんが、薬師の湯にも入りました。
銅の成分が多いらしく、周りの岩が少し緑色になっていた。


お風呂を出て服を着ながら、一緒にいた人と
「こういう所は、女性は来づらいでしょうね・・」と話していたら、
「うちのかあちゃん、平気だよ」とおっしゃる。
「そうですか~」なんて言っていたら、ちょうどそこへ
若い女性が1人やって来て、平気な顔で服を脱いで水着でお風呂に入っていきました。

いや、ビックリしました。

こういう野天風呂に入る時は、
自分こそ、誰が来ても動じない覚悟で入らねば・・と思いました。



<蓮華温泉の野天風呂>  \500


2012年8月4日~5日 白馬岳

2012年08月05日 | 白馬
2012年8月4日(土)~5日(日) 白馬岳に行きました。

早朝の八方-第2駐車場  

午前2時到着で、3時間くらいしか寝てません。
「眠いし、運転で疲れたし、今から山登るなんてイヤだなぁ~」
・・と思いながらも、バスで猿倉へ移動。


そして大雪渓  人でいっぱいです。  




雪も随分と少なくなり、途中から横の斜面に這い上がる。
かなりお疲れの人もいたりして、大渋滞です。


雲海にウットリ


もうすぐ、頂上宿舎だ


山頂に向かう


旭岳


杓子岳、白馬鑓ヶ岳


遠くに見えるのは剱岳


山頂に到着
スカイプラザでラーメン食べてる間にガスったみたい。
ラーメンなんか食べてる場合ではなかったと後悔した。


白馬大池に向かう


三国境を通過


小蓮華山もガス




小蓮華山頂


白馬大池はまだか~


ん! なんか見えてきたぞ~


お~、白馬大池に到着だ。


大池の辺にテント設営



そして、翌朝


すごい!  鏡みたい


きれいだな~


歩いていても、足が止まる景色です


向こうに見えるのは、雪倉岳だろうか?


白馬乗鞍岳


空には、早くもガスの兆候が・・


天狗平を見下ろす


雪渓を渡った


天狗平から下りて来た道を振り返る


栂池自然園に下山


白馬大池~栂池の登山道、朝はとても空いてました。
おかげで、気持ちの良い山歩きが出来ました。
きっと午後は白馬岳から下山する人で渋滞したことでしょう。

早朝の白馬岳に登れなかったのは残念ですが、
昨日のうちに、白馬大池まで来ていて良かったな~と思いました。
大池のきれいな景色も見れたし・・


2012年6月23日 白馬岳 ~ツクモグサ、八ヶ岳よりたくさん咲いていた~

2012年06月24日 | 白馬
2012年6月23日(土)、白馬岳に行きました。


6月の大雪渓といえば、まだかなり雪があるはず。
もし登れても、下りれないかも?・・といった不安がありましたが、
行ってみることにしました。

猿倉の駐車場に前夜に到着。 小雨が降っていた。
駐車場はガラガラで、車は2台停まっているだけ・・。 えっ、どうして?? 
少し不安になりつつも、とりあえず寝た。
(駐車場の車は、朝には少し増えてました・・)

コースマップ (一部抜粋)



早朝、猿倉を出発。 (5時くらいだったかな・・)


昨年、足をかけたらグラついて落ちそうになった橋。
今日はグラグラしてません。


寝ぼけ顔のアオイさん。

「アオイさん、朝ですよ~。 起きてくださ~い。」
 そしたら・・・
「そんなこたぁ、おらぁシラネ~よ」と、アオイさん。

 きっと、そう言うと思ってました。 


まだ白馬尻小屋に着いていないのに、雪渓が・・。
行きは赤色の矢印に進んだが、
帰りは青色の矢印に進んでしまい、どうにもならなくなって困った。


白馬尻小屋   このあたりで、アイゼン(12本歯)を着けた。


誰もいないと思って、ぼんやり休憩していたら、後から来た人に抜かれた。
すごい勢いで登って行くので追いつけません。

雪面の凸凹は、まだ浅いので歩きやすい。


そろそろ、落石地帯に突入です。
ここから葱平(ねぶかっぴら)までは、
音もなく「スー」と岩が滑り落ちてくる事があるので要注意です。
「時々上を見て、休まずに歩くこと!」
「斜面に背中向けて座り込むなんて絶対ダメ!」・・だそうです。



土砂も落ちて来るんだ~。 
右に寄った方が安全かと思いましたが、寄りすぎるのも危険です。


葱平(ねぶかっぴら)が見えてきた。


あと少し。



葱平に到着~。 少し休もう。


久しぶりの雲海~  気分は最高です。


葱平から少し登って、小雪渓に到着。 少し怖いので、ピッケルを取り出した。
先行の方は、ストックで登ってます・・。

本当は赤丸の岩まで行って、赤色の矢印に沿って小雪渓をトラバースするようですが、
前の人につられて、小雪渓を直登することになった。 (→青色の矢印)
たぶん前の人も、その前の人の踏み跡を追ったのだろう・・。

小雪渓のトラバース道に出た。 ちゃんと掘ってあるから怖くない。


ここで、ルートを少し間違えていた事に気付きました。
こっちから歩いてくるのが正しいルートです。。


雪に埋もれた避難小屋を通過


杓子岳


頂上宿舎に到着。 
「ハーハー」・・ もう、キツくて死にそうです。


少し休んで、頂上に向かう。


白馬岳山頂に到着。




素晴らしい景色。 360度、見渡せる。 こんなの初めて・・。 


















山頂を少し下って・・、


白馬岳を振り返る。


テント場です。 テント1張りだけか・・と思って見てたら、足元に雷鳥がいました。

 


そして下山。 怖かった小雪渓も、何とか無事に下りられました。


あれ? 紅ガラが引かれてます。 朝はなかったのに・・。


無事に白馬尻小屋まで戻って来れた。 (小屋は工事中です。)


すっかり目が覚めて元気になっていたアオイさん。
アオイさんを見て、無事帰ってこれたんだな~と実感しました。 



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そして、白馬のツクモグサ達。
圧倒的に八ヶ岳より多い。 白馬山荘~山頂付近で咲きまくってます。
多すぎて、ありがたさが薄れます。
ただ、ロープの近くには咲いてないので、写真を撮るのが難しい。














白馬山荘の東側付近は、道の近くにたくさん咲いているので、穴場かもしれません。






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【追記】
家で写真を見ていて、気がついた。
あれっ、変なところに家があるぞ。 もしかして白馬尻小屋? 
ということは、大雪渓はこんな感じで登ったの?


別の写真を見たら、やっぱり白馬尻小屋だ! 屋根が青色だし・・。
ここまで写っていたとは、ほんと天候に恵まれたんだなぁ・・と、あらためて感激しました。




2011年7月15~17日 白馬岳~不帰キレット (その2)

2011年07月19日 | 白馬
2011年7月15日(金)~17日(日)と、白馬岳~不帰キレットに行きました。

 ※猿倉~白馬岳~天狗山荘    は、(その1)に、
  天狗山荘~不帰キレット~八方 は、(その2)に書きました。
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7/17(日)、天狗山荘の早朝。 夜明け前です。 
左の山は、白馬鑓ヶ岳です。



日の出



赤く染まる雪渓



ここは火星か?



天狗山荘を午前5時過ぎに出発。
天狗の頭に向かいます。



天狗の頭



唐松岳方面



剱岳方面



いよいよ不帰キレットに突入。 天狗の大下りです。


最初、クサリ場があったのですが、写真を撮り忘れました。

ガレた急斜面を慎重に下りる。



途中、こんなクサリ場もある。 妙義山みたいだ。



不帰キレットの全貌



下って、下って、天狗の大下りを振り返る。 



不帰の第1峰に向かって登ります。 ここは普通の登り。



第1峰の頭に到着



不帰の第2峰がよく見えます。   ※(左)北峰 (右)南峰



たぶん、こんなルートで登りました。


昨年、来たときほど、恐怖心を感じない。

十分に休んでから、不帰の第2峰(北峰)に取り付きます。



滑落注意の看板



少し、登ったところ。



上のクサリまで登る。



クサリを頼りに進みます。



まだまだ進む。



ここから、上に進路が変わる。



落ちたら、きっと死ぬだろう。



そして、怖~い梯子。


でも、今回はそれほど怖くなく渡れた。
心の準備が出来ていると、怖くないのかも・・。


渡ってから振り返る。



少し岩をよじ登って、長野県側に回り込む。



突然、ムッとした暑い風が吹いてきた。
さっきまで涼しくてさわやかな風が吹いていたのに、どうして・・?

どうやら、富山県側と長野県側で空気が違うようです。
切り立った岩の東側と西側で風の温湿度が全く異なる。
後で、それが北アルプスの特徴だという話を聞いて驚きました。


しばらく長野県側を歩いて、今度はこのガケを登る。



ガケを登ったら、小さな梯子を登ります。



どんどん登る。



こんな所、進む人はいないと思うのだが・・。



唐松岳まで2時間の看板




クサリを掴んで進む。




山頂はまだかぁ~といった感じになる。



唐松岳が見える。
どうやら、第2峰(北峰)の南側に回り込んだようだ。



また、クサリ場だ。



足場が悪いので、慎重に!



また登る。



あそこが頂上だ。



このクサリを登れば・・、



不帰の第2峰の北峰の頂上だ。



岩の上で、誇らしげなポーズをとっている人。


私はフラフラで立っているのもやっとなのに、この方はスゴイです。
そういえばこの方、何かで見た事があるような・・。
う~ん、思い出せません。


ここからは、普通の登山道です。
第2峰の南峰に進みます。



雷鳥を発見。「オギャーオギャー」と鳴いていた。



南峰直前に、少し岩場がある。



不帰第2峰の南峰に到着。



天狗の大下り、不帰の第1峰、第2峰(北峰)を振り返る。



あとは、第3峰のみ。



第3峰に登る道はないので、巻きます。



ネコ型の岩があった。



第3峰を巻くと、唐松岳がすぐ近くに見える。



第3峰を振り返る。



唐松岳に到着。 すごい人出。



唐松岳頂上山荘を通過。



ガスガスの八方尾根を下る。



雪渓歩きが2箇所あった。 アイゼンは不要。





リフトに乗るのに15分ほど並んだ。



リフトに乗って、ホッと一息。



ニッコウキスゲ


下山後は、駐車場の中にある八方温泉で汗を流した。
疲れていたので、長野で1泊して帰宅することにした。
時々利用するホテルに電話したら、幸運にも部屋が取れました。
連休なのに、キャンセルでもあったのかな。

泊まったホテルには、まだ七夕飾りが飾ってあった。


私も2億ほしい。



やはり、海の日の連休は込み合いますね~。
不帰キレットも閑散としてるかと思ったら、たくさん人がいた。
唐松岳~八方尾根なんて、もうすごい人口密度だった。
ウジャウジャ人がいる山なんて、全然良くないな~と思った。

2011年7月15~17日 白馬岳~不帰キレット (その1)

2011年07月19日 | 白馬
2011年7月15日(金)~17日(日)と、白馬岳~不帰キレットに行きました。

 ※猿倉~白馬岳~天狗山荘    は、(その1)に、
  天狗山荘~不帰キレット~八方 は、(その2)に書きました。


白馬岳には、ツクモグサの咲く6月下旬~7月上旬に行きたかったのだけれど、
週末になると、天候が今一つだった。
今回、晴天かつ連休という事もあり、不帰キレットも合わせて歩くことにしました。

コースマップ 赤:7/15  青:7/16  緑:7/17




7/14(木)の夜、家を出発して、7/15(金)の午前1時半ごろ八方に到着。

午前5時ごろの八方第2駐車場です。 (無料)


平日なので、停まっている車はまばら。
駐車場内には、八方温泉(\500)もあります。
八方尾根を下山したら、すぐに温泉に入って帰りたかったので、ここに車を停めた。
でも、登山口(猿倉)までの路線バスは明日7/16(土)~運行開始だから、
今日はタクシーで行かなくてはいけない。
こんな早朝から、タクシー、営業してるだろうか?

そうこうしている間に、どこからともなくタクシーが2~3台集まってきた。
お客がいないか、探しているようだ。
準備を終えた人達が、2組ほどタクシーに乗って行く。
私も急いで準備をして、タクシーに乗って猿倉に向かいました。

猿倉には思ったより早く到着。
メーター見たら\3000越えてましたが、運転手さんから\3000で良いと言われた。
どうやら、八方~猿倉間のタクシー料金は\3000の定額制のようです。
バスだと\920だから、それほど高くない。
定額制なら、何で運転手さん、メーター回したのだろう?
お客から、高いって文句言われないためかもしれないなぁ。

(参考)猿倉荘のトイレの横にあったタクシー料金表



さて、カキ氷の旗を横目に出発です。



しばらくは、林道を歩きます。
仲良さそうに前を歩くカップル。



そして、今日の核心部はココ。


何てことない橋ですが、最後の橋の固定が不十分で、足を置いた瞬間、ぐらついた。
ほんと、ビックリしたな~。


白馬尻荘に到着。



おぉ~、大雪渓だ。



ここで、アイゼン(6本歯)を装着。



雪はそれほど緩くなくて、歩きやすい。 快調、快調・・・。


さっきから、冷たくて気持ちのよい風と、
生暖かくてムッと湿った風が数秒間隔で入れ替わって吹いてくる。
「暑・寒い風」としか言いようがない。

ガスってきた。


暑・寒い風より、こっちの方が気持ちいい。


大雪渓もそろそろ終わり。 葱平への登り口が見えてきた。



時間は十分あるから、アイゼン外して、ここで大休止。 みんな、ガンバレ~。


今日は、この程度の人出だが、明日の今頃はきっと行列登山だろう。


大雪渓の後は、急登がしばらく続く。


花に癒されながら登る。






葱平(ねぶかっぴら)の看板を過ぎると、・・


すぐに小雪渓のトラバースだ。


昨年8月に来たときは、小雪渓は溶けて無くなっていた。
初めての小雪渓に少し感激した。


小雪渓を渡ってから10mほど登ると、避難小屋がある。 
「ここはトイレではない!」と書かれた注意書きがあった。



もうそろそろ、頂上宿舎がみえるはずだが・・・。



お昼前に頂上宿舎に到着。



頂上宿舎で野営料金(\500)を支払い、早速にテント設営。



白馬岳山頂に向かう。 青空が見えるから、気持ちも高ぶります。



そして、白馬岳山頂。


一応、晴天なのですが、下に雲が広がっていて、周囲の山並みは良く見えません。


でも何だかとっても嬉しくて、近くにいた青年に写真を撮ってもらった。
自分の写真を撮ってもらうなんて何年ぶりだろうか。
いつもは避けているのに、なぜか今日はお願いした。
白馬に来ると、いつも曇だったので、今回は本当に嬉しかったのです。


それにしても、隣の若者、かなりお疲れのようです。

テント場に戻ると、テントが増えていた。


暇だったので、草花を撮影。

イワツメクサ (たぶん・・) 


シナノキンバイ (たぶん・・)


ウルップソウ   (きっと・・)




夕日をあびた杓子岳(左)と白馬鑓ヶ岳(右)   ※杓子:しゃくし ※鑓:やり


昼間、雲が出ていても、夕方になると収まる事が多いそうです。


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翌朝(7/16)、目が覚めたら、外がガスっていたのでまた寝た。
でも、しばらくしてから外を見たらガスが取れてた。


急いで山頂に向かう。 気持ちはダッシュなのだが・・。



日の出を見終わって、戻って行く人々。 遅かったか~。



赤く染まった雲



山頂に到着したら、もう日の出は終わっていた。



杓子岳  その向こうは、白馬鑓ヶ岳



両手を広げて、気持ち良さそうに伸びをする女性。



白馬岳の影



ブロッケン現象も見ることが出来た。



山頂からの帰り道、
早朝(5:30)から営業している白馬山荘のスカイプラザ白馬で、
コーヒーとチーズケーキを食べた。 (計\850)



テント場に戻ると、ガラ~ン。



まぁ、今日は行程4時間程度。
急ぐ必要もないので、のんびりとテント撤収しましょ。



テント場の横の斜面は、お花畑。



午前8時ごろ、テント場を出発。

今日は快晴です。



杓子岳(左)に向かいます。



杓子岳への急登



そして、杓子岳の山頂。



白馬鑓ヶ岳に向かう。



振り返れば、旭岳(左)、白馬岳(中央)、杓子岳(右)



白馬鑓ヶ岳の山頂



南の方には、今日の目的地の天狗山荘が見える。



白馬鑓ヶ岳を下り、鑓温泉への分岐を通過。



もうすぐ、天狗山荘だ。



天狗山荘の手前には雪渓がありました。
ここを下りないと天狗山荘に行けません。

最後の最後に雪渓とは、ちょっと意外でしたね。



天狗山荘に到着。


まだ、お昼前です。 テントは1張りも無し。


とりあえず、キリン・フリーで乾杯。


最近、ノン・アルコールビールを好んで飲んでます。
普通のビールや発泡酒よりも、美味しいと思う時があります。



テント設営して、灼熱の午後を過ごす。
夕方までヒマだ~。 めちゃくちゃ暑いし~。

鳥などを撮ってみる。
雪渓の雪を盛んにつついてます。食べてるのだろうか?



何となく天狗の横顔のような雲。 天狗山荘に天狗雲だ~。



いつの間にか、テント場も混み合ってきました。



そして、夕方。

また、ご飯を炊いた。


5月に、雲取山に行って以来、家で毎日のようにご飯炊きをしてました。
おかげで、ご飯炊きはかなり上手くなりましたが、
標高の高い山でも上手く炊けるだろうか?


結果はコレ。
いつもの様には炊き上げられませんでしたが、まぁ何とかおいしく食べられました。


やはり、下界とは沸騰具合が違って難しい。
いつもより勢いよく沸騰するので、ついつい火力を下げてしまう。

このままだと、芯が残りそうだったので、水を多めに入れて沸騰時間を長くした。
下界でコレをすると、おかゆ状になってしまうのだが、
標高の高い場所では、こうするしかなさそうです。

今度、圧力鍋でも担ぎ上げようか・・。 

2日目の夕焼けは、こんな感じ



さぁ、明日(7/17:日)はドキドキの不帰キレットだ。 ゆっくり寝よっと。
 

2010年8月28~29日 不帰キレット (その2)

2010年08月31日 | 白馬
昨晩の雷雨はどの位の時間降っていたかわかりませんが、
とにかく朝まで、ぐっすりと眠れました。
かなり疲れていたようです。

夜明け前の白馬槍ヶ岳です。(午前4時ごろだったかな?) 


テント場では、もう半数位の方が出発していました。
私は、体のあちこちが筋肉痛で痛いので、今日はゆっくり仕度をする事にしました。
昨日の大雪渓の登りが、かなり応えたようです。 左足の付け根付近の筋肉が特に痛い。
これから不帰キレットに行くのですが、こんな状態で大丈夫かなぁ・・。



雲が多くて、今一つの日の出です。
日の出の時間もだんだんと遅くなってきましたね。 もう午前5時です。


朝日を受けた白馬槍ヶ岳。 ほんの少しですが、赤く染まってます。


天狗山荘の水場です。雪解け水ですね。 雪が無くなったら、どうするんだろう?


天狗山荘です。 宿泊客はすでに出発したらしく、ひっそりとしていました。


午前6時40分、いよいよ不帰キレットに向けて出発します。
唐松岳まで5時間ほどかかる予定です。


天狗の頭まで、なだらかな稜線を歩きます。


後を振り返ります。 後続者はいません。 
雪渓の下にある天狗山荘は、斜面に隠れて見えませんね。


天狗の頭に到着。

下は、新しく買った70Lのザックです。
たくさん入るようになったけど、その分、重い・・。


立山、剣岳・・が良く見えます。


八ヶ岳、富士山もぼんやりと浮かんでます。


そして、これから進む不帰キレットの全貌です。 
下から第1峰、第2峰(北峰)、第2峰(南峰)、第3峰、そして唐松岳です。


何か、ドキドキしてきました。

まずは、天狗の大下りです。


ガレ場では足を滑らせて、一度、尻もちをつきました。 お~、怖。


不帰の第1峰が迫ってきました。 下には、休憩中の先行者2名が見えます。


天狗の大下りを振り返ります。


少し登って、第1峰の頭に到着。 ここで先行者2名に追いつきました。


次は、不帰の第2峰です。(左が北峰、右は南峰) 不帰キレットの核心部です。


下を見ると、団体さんが登ってます。


岩の割れ目のところで渋滞しているようです。 何かあるのかなぁ?

のんきな事を言ってますが、実は、ここには怖~い梯子が架かっていたのです・・。


さて、今度は、私が登る番です。
下から見上げると、結構、怖い感jがします。


滑落注意の看板。 わかってますって!。



ガケ登りの途中から、第1峰を振り返ります。
赤丸のところが、第1峰の頭ですね。


下を見ると怖い!  だんだん、余裕が無くなってきました。


一応、クサリはあるのですが、やっぱ怖い。
この後しばらく、足場の安定した場所が無くて、写真が撮れませんでした。


そして、先ほどの渋滞箇所です。渋滞の理由はこの梯子でした。 


何て事ない梯子ですが、左側が絶壁です。怖い~。

引き返したくなりましたが、後続の方(女性2名)が、すでにガケを登り始めています。
ガケの途中にはすれ違う場所は無かったので、進むしありません。
出来るだけ、下は気にしないようにして渡りました。 


橋を渡ると信州側に回り込みます。しばらくは巻き道。 ホッとします。


でも、すぐにガケ登りです。 まあ、此処は大したことはありません。


第1峰を振り返ります。


小さな梯子がありました。


唐松岳まで、あと2時間の看板。


また、ガケ登りです。


そして、不帰第2峰の北峰の頂上に到着です。
ここから先は、普通の稜線歩きになります。


剣岳


右が不帰第2峰の南峰です。 さっきの団体さんが降りていくところです。


左は唐松岳です。 もう少しだ。頑張ろう!


不帰第2峰の南峰を通過します。


不帰第3峰は巻きます。


第3峰を巻くと・・、


唐松岳は直ぐそこです。


たくさんの人がいる唐松岳山頂に到着。 
天狗平山荘から唐松岳山頂まで、約4時間半かかりました。
予定より、少し早く到着できました。


不帰キレットを振り返ります。


唐松岳頂上山荘に進みます。


唐松岳頂上山荘に到着。 


生ビールは売り切れ。


ベンチでひっくり返って休んでいる人もいます。
私もひっくり返りたいが、空いているベンチがない。


唐松岳の右側に不帰キレットのギザギザが見えます。
あそこを歩いてきたんだなぁ~。


2時間半ほどかけて、白馬八方スキー場のリフト乗り場まで下山。


この頃には、左足付け根の筋肉が、かなり痛くなっていました。歩くのが辛い!
今回は山歩きは、私には少し無理があったようです。
白馬岳で、もう1泊した方が良かったかもしれないなぁ~。 

だいたい、いつも食料を沢山持って来すぎるんだよ・・。
食べもしないくせに。  
だから荷物が重くなる・・・ムニャムニャ (独り言)

突然、牛だモゥ~。 スキー場のゲレンデには牛が沢山いました。  
あ~、ステーキ食べたい。


これで、「八峰キレット」と「不帰キレット」を歩きました。
次は「大キレット」といきたい所ですが、今日の「不帰キレット」には、かなりビビリました。

まだ死にたくないので、「大キレット」は、『いずれ・・』という事にしたいと思います。

2010年8月28~29日 不帰キレット (その1)

2010年08月30日 | 白馬
2010年8月28日(土)~29日(日)と、白馬の不帰キレット(不帰の嶮)に行きました。

『不帰(かえらず)』とは、何とも怖そうな名前だこと・・。

でも、それは本当でした。
8/14(土)、唐松岳から不帰キレットに向かった若い女性が、滑落して
亡くなられたそうです。

おそらく、当日は小雨が降っていたじゃないかと思いますよ。
濡れた岩に足を滑らせたんじゃないかな?
なにせ前日の8/13(金)には、私も唐松岳の山頂まで来ており、
唐松岳山荘の入口のTVで翌日は(曇/雨)になるとの天気予報を
見て引き返したのですから・・。


さて、コースマップです。 赤(8/28) 青(8/29)

車は八方の第2駐車場に停め、バスで猿倉の登山口まで移動しました。
下山は、八方池山荘からリフト&ゴンドラを利用しました。

八方のバスターミナルです。 
6:00発の猿倉行きのバスに乗ろうと、登山客が集まってきました。


バスの切符の自動販売機。 バスに乗車する前に購入しておきます。


バスターミナルの待合室。 混んでるかと思いきや、意外に空いています。


猿倉にはバスで20分程で到着。 
早速、スタートです。 しばらくは、林道を歩きます。


1時間ほどで白馬尻荘に到着。


7月末に来たときと比べると、人が少ない。


大雪渓のスタート位置が、前回(7月末)よりもかなり上に変更されていた。
こないだは、この写真の位置から大雪渓に入れたのに・・。


大雪渓に入ると、いきなりこんな大きなひび割れが・・。 
でも、一跨ぎでクリア。


そして、大雪渓の終わり。 
まだ、ちょっとしか歩いていないのに、もう終わり?
こないだは、もっと長く歩いたような気がします。


大雪渓の後は、急登です。 


こんな橋、こないだは渡ったかなぁ~?


あっ、ここは見覚えがあるぞ。
こないだは、このすぐ下の岩場で大雪渓の登りが終わっていた。
どおりで、今日は大雪渓を短く感じたはずだ! (疑問解決)


だんだん急斜面になってきました。 キツィー!


あっ、上の稜線に山小屋が見える。 もう少しだ。 ガンバレ~!


そして、白馬岳頂上宿舎に到着。 
頂上宿舎の写真は撮らずに、なぜか自販機の写真を撮りました。


白馬山荘が見えます。


テント場です。 今日は空き空きですね~。


丸山まで来ました。 今日は白馬岳には行かず、このまま白馬槍ヶ岳方面に行きます。


前方には、杓子岳(しゃくしだけ)[左]と白馬槍ヶ岳[右]が見ます。


杓子岳への登り。


杓子岳は巻きました。 前方の山は、白馬槍ヶ岳です。


さて、白馬槍ヶ岳への登りが始まります。


杓子岳を振り返ります。 巻いてきた道が良く見えます


白馬槍ヶ岳の山頂に到着です。 ガスっているので、景色はよくない。


天狗方面に進みます。


鑓温泉への分岐を通過。


白馬槍ヶ岳を振り返ります。


やっと、天狗山荘が見えてきました。


そして、天狗山荘に到着。 団体客が入っていったところでした。
テント場は空き空きで、ひと安心です。


昨晩は、車中泊でしたが、ほとんど眠れませんでした。
明日は、不帰キレットなので、ゆっくり休んでおきたい。
早めに食事を済ませて、17:00ごろテントに入りました。
ほどなくして、雨が降り出し、雷も鳴っていたようですが、
私は、それらを気にす事なく、すぐに寝てしまいました。   

2010年7月31日~8月1日 白馬岳 (その2)

2010年08月02日 | 白馬
昨晩、雨が降ったせいで、何となく湿った一晩を過ごしました。

それにしても、皆さん、山では本当に早起きですね。
午前3時半ぐらいから、「ピシャヒシャ」と、
テントに着いた水滴を払う音がするので目が覚めました。

うつらうつら、4時ごろまで寝袋に入って寝てましたが、
周りがあまりに騒がしいので外に出てみると、
もう出発していく人がいます。

私もビショビショになったテントを片付けます。
「これは、家に帰ったら乾かさないといけないな~」


テントを片付け、頂上山荘の前で食事の支度をします。
今日は、昨日よりは天気がよさそうです。 


白馬山荘もハッキリ見えます。元気が出てきました。


ところが・・・。

白馬岳の頂上です。 
ガスっていて、何も見えません。
朝食を食べていたら、突然、ガスが沸いてきて、
山頂付近はあっというまに霧に覆われてしまいました。


山が見えないのに、山の方向を確認する人達。さすがです。


待っててもガスは消えないので、そろそろ出発します。
道を外さないよう、適当なグループの後に付きました。


前すら良く見えません。


しばらく、山頂からの稜線を下ると、周りの人たちが、斜面の横を指して
「ほらアレ、ブロッケンだ!」・・と言ってます。


ブロッケン現象です。
先週、北岳でもぼんやりしたのを見たけれど、今日のはハッキリしています。


皆さん、ブロッケンを楽しんでます。
せっかく白馬岳を登ったのに、視界が無くてガッカリしていたところだったので、
本当にうれしそうです。


時々、ガスが消え、前方の稜線が見えます。 でも、ほんの一瞬だけです。


白馬岳を振り返ります。 かなり、ガスが取れてきました。


前方には小蓮華山です。


白馬岳から離れるにしたがって、ガスも消えてきます。 残念無念!


今日、一番きれいだった白馬岳です。 山頂に戻りたい!


小蓮華山から望む白馬岳


ヤマケイ・アルペンガイド「白馬・後立山連峰」の表紙の写真はこんなですが・・・、


今日の白馬岳はこんなです。 
まぁ、白馬岳が見えるだけ良しとしましょう。


少し登り返します。


賽の河原のような場所を通過


白馬大池山荘に到着。 30分ほど休憩です。


白馬大池山荘を出発。


白馬乗鞍岳です。


白馬乗鞍岳には、大きなケルンがあります。


雪渓を渡ります。


歩きにくい岩場が続きます。


天狗原の湿原に到着。


また、雪渓です。


銀嶺水です。 
一口、飲みたかったのですが、ツアー客が並んでいるのであきらめた。


そして、栂池山荘に到着。


栂池ヒュッテ前のベンチで休憩します。
一般の観光客と、大きな隔たりを感じます。 「居心地が悪い!」


ロープウエイに乗って下山します。


ロープウエイの次は、ゴンドラに乗り換えです。
パラグライダーが、ゴンドラ近くを飛んでいます。
カメラを向けると、近寄って来ます。
飛びながら「ほら、、すごいでしょ!」・・と言わんばかりです。


駅のような所で、突然、ゴンドラのドアが開いたので、思わ降りてしまった。
途中の通過駅でした。 「間違えて降りてしまったよ~。」
栂池スキー場のリフト1個分を歩いて降ります。
「14:45のバスに間に合うかな~。 急げ!」 


栂池高原からは満員のバスに揺られ、八方のバスターミナルに移動。

猿倉行きのバスの時刻表を見ると、最終が15:20です。
間に合いました。 あと10分でバスが来ます。

バスの中では、白馬岳を紹介する音声テープが流れます。
あの、八ヶ岳でしか見られないという「ツクモグサ」が、白馬岳でも見られるそうです。
ツクモグサ=八ヶ岳と思っていたので、驚きました。

そして、猿倉の駐車場です。 もどって来ましたよ~。
良く見たら、土浦ナンバーの車が数台いました。 


八方温泉に立ち寄って、長野ICへ向かいます。


長野ICの直ぐ手前にある「おぎのや」さん。
釜飯が食べたくて立ち寄りましたが、釜飯は今、準備中とのこと。


車の中で、釜飯の販売が始まるのを待ちます。
「早く、釜飯、食べたいよ~。」


かなり、お腹が空いていたので、釜飯2個食べて帰りました。

今回の白馬岳登山は、天候に恵まれず、何となく消化不良です。
近いうちにまたリベンジしたいと思いました。

今度は、白馬岳~杓子岳~白馬鑓岳・・と白馬三山を縦走してみたい。
唐松岳への不帰キレット越えなんかも、そそられるコースだ。

2010年7月31日~8月1日 白馬岳 (その1)

2010年08月02日 | 白馬
2010年7月31日(土)~8月1日(日)と、白馬岳に行きました。

コースマップです。 (7/31:赤、 8/1:青)


猿倉の駐車場が混むとの事なので、
7/30(金)、仕事から帰って直ぐに支度をして出発しました。

ちょっと早すぎたかな。
このままでは、上信越自動車道の長野ICに午前11ごろ到着してしまう。
ETCの休日割引きの適応を受けるべく、途中のSAで時間調整しながら走行します。

長野ICを午前0:02に出て、
白馬長野オリンピック道路で白馬に向かいます。
被害妄想のせいか、先行車も猿倉に向かっているような気がしてなりません。

猿倉の駐車場には、午前1時30分に到着。
もうすでにかなりの車が停まっています。 
思わず途中で時間調整したことを後悔しましたが、
まだ、ポツポツと空きスペースがありました。
「良かった~!」

午前4時に目を覚ますと、雨がザーザー降っています。
周りの車の中も、動き出す気配がない。それに少し寒い。
「今日はダメか・・?」と思いながら、また寝てしまった。

午前6時に再び目を覚ますと青空が見えます。
皆さん、次々と出発して行きます。

「出遅れた!」と飛び起き、急いで支度をして、午前6時半ごろ出発した。


猿倉荘には、すでにバスが到着したらしく、登山客で大混雑しています。
ゴミ袋を配る人や、登山コースの案内をする人なんかもいました。
トイレにも行列が・・・。

1時間ほどで白馬尻荘に到着。ペットボトルに水を補給しました。


白馬尻荘前の広場からは、大雪渓が一望できます。
ここで、おにぎり1個、食べました。


白馬尻荘の少し先から、大雪渓に突入です。
念のためアイゼンを装着しました。
いやぁ~、それにしても、かなりの人数が登っています。


行列のできる大雪渓。 まだ続くの?


やっと、大雪渓のも終わりです。
通り道の岩場に腰を下ろして休憩する人がいるので、大混雑です。


大雪渓が終わっても、今度は岩場の急登が待っています。


葱平(ねぶかっぴら)を通過し、


非難小屋を通過し、


ひたすら登ります。

”途中、小雪渓をトラバースするので注意・・”と本に書いてあったが、
小雪渓は溶けてしまったのか、そのような所は無かった。

そろそろ、頂上の稜線に出るか?


やっと、頂上宿舎に到着。 
テント場は宿舎の裏側になります


頂上宿舎の前には、なんと、自動販売機があります。


テントを設営して昼食を済ませたら、もう少し上にある白馬山荘を目指します。


白馬山荘は、「空に浮かぶ要塞」って感じですね。 
立派な石垣の上に建っています。

白馬山荘を見ていたら、「マジンガーZ」の主題歌を思い出しました。
『空に そびえる 黒金の城~♪  スーパーロボット・・♪』
歌いながら登ります。

「あと少しで、パイルダーオンだ! ガンバレ!」 (← 意味不明! 何のこっちゃ?)


白馬山荘には、「スカイプラザ白馬」というレストランがあります。


ビールとソーセージを注文しました。
(←『パイルダーオン』って、この事か! 自分でも納得です。 )

ソーセージ、結構おいしい。
(付け合せのザワ-クラフトは、まずいです。)
この後、グラスワインも追加してしまった。

こんなものが山頂直下で食べられる事にビックりです。
しかも、セルフサービスではないんです。


山頂付近はガスっていて何も見えないので、
頂上宿舎方面に戻り、杓子岳の方に行って見ました。
すばらしい稜線が見えます。
今日は、杓子岳に行ってみることにしました。


途中の鞍部からは、午前中に登った大雪渓を見下ろせます。


杓子岳の山頂直下のガレ場の急登です。


杓子岳の山頂に到着。


杓子岳山頂から白馬鑓岳方面への稜線です。 「怖っ」


下山途中、ゴジラ型の岩を発見。


雨が降ってきたので、急いで戻ります。


テント場に戻ってきました。 


日も暮れて、テントで寝てると、隣のテントから話し声が聞こえます。
「シャー」がどうしたこうした・・といった話で盛り上がっています。
「シャーって誰? 何者? おせーて!」

しばらく考えていたら、わかりました。
「シャー」ってきっと、「機動戦士ガンダム」の登場人物の事だと・・。 
ガンダムって、あまり馴染みがないのでわかりませんでした。

テント泊って、周りの音がとっても良く聞こえるんですよね~。