キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2011年5月21日 三ツドッケ、蕎麦粒山、川乗山 (奥多摩)

2011年05月22日 | 奥多摩
2011年5月21日(土)、奥多摩の三ツドッケ(天目山)~川乗山を歩いてきました。

昨年、川乗山に登った際、この先の稜線を縦走してみたいな~
と思った事を思い出して行ってきました。

コースマップ


車は鳩ノ巣駐車場に停めました。
朝4時に目が覚めたら、もう登り始めていく方がいてビックリしました。
行ってらっしゃい~。  私は、もうひと寝です。 


鳩ノ巣駅



5:54の電車で奥多摩駅に向かいます。
(もう1本、あとの電車でも良かったみたい)



奥多摩駅でバスに乗り換えて東日原(終点)に到着。
バスはココで向きを変えます。



登山口はバス停のすぐ近くにあった。



さぁ、出発です。


これで良いのだろうか?  少し不安になった。



こりゃ何だ?  でもこの道でよさそうだ。



ん~、何か書いてあるが私には関係なさそう。



いきなり、急登が続く。



新緑の森を歩きます。



花もあったりする。



思ったより早く、一杯水の避難小屋に到着。



しかし、三ツドッケへの道がわからず、15分ほどタイムロス。


避難小屋の裏手にあった、小さすぎる道標。
しかも、置いてあるだけ。 でも、あるだけましか。



三ツドッケに進む。 
この先、小さなピークを2つほど越える。
三ツドッケに登るなら、巻き道を歩いて北側から登った方が楽です。



三ツドッケ(天目山)



先週歩いた石尾根が目の前に見える。 中央やや右のピークがたぶん鷹ノ巣山だ。



一杯水避難小屋から蕎麦粒山方面に少し歩いたところにあった水場



よじ登りたくなるような木



蕎麦粒山までは緩やかな稜線歩きです。



仙元峠には・・



幸せの黄色いハンカチがあった。 
これって黄色か? 赤もあるぞ!・・  いえいえ、私には黄色に見えました。



蕎麦粒山です。 岩に座って軽く食事をした。



ポカポカの稜線です。 今日は、風が少しあって気持ち良いです。



川乗山が見えた。



蕎麦粒山を振り返る。



踊平を通過。



そして、川乗山。



たくさん人がいました。



川乗山からの下山は長い!
しかも石がゴロゴロして歩きにくい。 種子骨障害を患っている私には辛かった。
他の人達も、結構うんざりした顔で降りていたように見える。
この道は、もう下りたくないなぁ~。 (登るならいいけど・・)



途中にあった、大量の伐採木。



何だ、あれは?



だ、だるま 



やっと、降りたよ。



山を下りると、急に蒸し暑く感じたので、鳩ノ巣渓谷で少し涼みました。



あっ、犬だ!  川に流されやしないか?


あ~、大丈夫だ。



この岩、何だか人の顔に見えた。 ん~、写真だとロバに見えるが・・。



今日歩いたコース、これといった特徴もなく、どちらかと言えば退屈なコースだ。
ただ、三ツドッケ~蕎麦粒山までは歩いている人も少なく、静かな山歩きが楽しめて良かった。
今度は三ツドッケ~酉谷山(とりだにやま)~雲取山を縦走してみたいが、日帰りでは難しそうだなぁ~。


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でも・・・
家に帰って、ヤマレコ見てたら、
同日、日帰りで鳩ノ巣~川乗山~三ツドッケ~酉谷山~雲取山~鷹ノ巣山~奥多摩駅
を一周された方がいる。
きっと、朝4時に鳩ノ巣駐車場を出発していったあの人だ。
それにしてもすごい距離。 私なら2日かけても難しい・・と思って驚いた。

2011年5月14日~15日 雲取山

2011年05月16日 | 奥多摩
2011年5月14日(土)~15日(日)、雲取山に行きました。

今年、4度目の雲取山です。
今回はとても暖かくなるとの天気予報だったので、奥多摩から登って
テント泊する事にしました。


コースマップ



車は、観光客用の鳩ノ巣駐車場に停めました。

土日なので、奥多摩駅の奥多摩町役場の駐車場という手もあったのですが、
行ってみたら、「来客者以外の駐車禁止」とか「午後8時以降は鎖を閉じます」・・
なんて書いてあったので止めました。

鳩ノ巣駅です。 たしか午前5時54分の奥多摩行きに乗りました。



今日の荷物。 久しぶりのテント泊です。 たぶん18~19Kgくらい。 
寒いの嫌なので、冬用のシェラフ、シェラフカバー、多目の衣類・・を入れた。
もしかしたら、飛龍山へ縦走するかも・・と思って軽アイゼンも入れた。
だから重い~。



奥多摩の橋を渡る。 反対側を多くの若者が歩いて行く。
実はこの若者達、登山のインターハイ予選の参加者でした。



しばらく林道を歩くが、早くも足の付け根が痛くなってきた。
登るの止めようかと思ったが、荷物を下ろして体操したら痛みが和らいだ。



そして登山口。  熊注意の看板もあるが、読むと怖くなるから見ないようにした。



きれいな新緑の中を登る。
所々にインターハイ予選のチェック・ポイントが設定されていて、係の人達が立っていた。



登り初めて、1時間ほどしたら、大きな騒ぎ声とともに、高校生達がすごい勢いで登ってきた。



高校生達の邪魔にならぬよう、登山道を横に逸れたが、
なぜか先頭の高校生が私の後に付くかたちになってしまって困った。
「おっちゃん、邪魔だ~」と言われないよう、必死で登って何とか彼らを回避。


彼らの掛け声が面白い。
「ヤキニク」「カルビ」「上カルビ」「ギュウタン」「ヒタチギュー」・・などなど
腹が空いている訳じゃないのに、こんな掛け声で本当に元気が出るのか? 
ハァハァ息を切らして登ってるのに、何か気持ち悪くなりそう。
「サンソ~」とか「ワキミズ~」とかの方が良くないかい?   



高校生達は三ノ木戸山に登っていったので、私は巻き道に進んだ。
静かになってホッとしました。



ラクダ木



水根山



鷹ノ巣山までもう少し。 ガンバレ~。



そして鷹ノ巣山。 奥多摩駅から約5時間。 疲れた~。



たくさん人がいたが、テント泊装備で来てるのは私だけ。



桜だ~



鷹ノ巣山避難小屋



きれいな景色を眺めながら歩くのは最高! でも、荷物は重い~。



七ツ石山に到着。 雲取山方面を眺める。  
もう、このあたりで歩く気力は無くなっていた。



S字木を通過。 あと少し、あと少し・・。



お~、やっと奥多摩小屋に到着だ~。 
今日はもうクタクタ。 雲取山は止めておこう。



早速、テントを設営。



5月に雲取山でテント泊したら寒くて寝られなかった・・という話を
聞いたことがあったので、シェラフは冬用にして、さらにマットは2重にした。
さらに、シェラフカバーも使用。



もう少しで忘れるところだった山ラジオ。  くにさんのブログを読んで、ザックに入れた。



初めて水場に下りた。 意外と近くて、往復で5分くらい。



奥多摩小屋は自炊小屋だそうです。  野営料金は¥400でした。



自転車で下っていく人がいた。



さて、ご飯炊きです。 



久しぶりのご飯炊きは見事に失敗。少し芯が残った。重しの石が軽すぎたようです。
少し水を足して蓋をしっかり抑えて炊き直したら、まぁ何とか食べられる状態になりました。



日が沈みます。  かなり疲れてたので、ぐっすりと寝ました。
夜は風が強く、それなりに気温は下がりましたが、マット×2個+冬用シェラフだから快適快適。
でも多めに持って来た衣類は不要でした。 
マットも1個で、シェラフカバーは無くても良かったかしれない。



翌朝、ラジオで宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」の朗読を聴きながらゴロゴロ・・と。
「笛吹きの滝」とか「きのこの楽隊」・・といったのが登場して、
主人公の一郎と会話をするのだが、それらは一体どんな風体をしているのだろうか?
なかなか面白い話だった。


そして、もういい加減起きなきゃと外に出ると、富士山がクッキリと見えました。



とにかく山頂へ行ってみようと、空身で出発。
(飛龍山への縦走はあきらめました。)


人だらけの山頂



写真を撮るにも一苦労。


そのわりに、偶然にも誰もいない石尾根の写真が撮れた。



テント場に戻ると、残っているのは私のテントだけ。 寂しい~。



そして朝のご飯炊き。 今度は成功!



ご飯を食べたら出発。 S字木を通過。



青空に向かってダッシュ! ・・なんて出来ません。



昨日もあったシカの屍。 千本ツツジの先の鞍部です。
横を通る時、チラッと見たら目が合った。
昨年、鷹ノ巣山から七ツ石山の間を歩いた時もシカの死体を見たが、
やはり熊の仕業だろうか? 



高丸山を通過。 この山、登るのも下るのも急斜面でキツい。



気持ちの良い尾根歩き



ワラビもあったりする。



鷹ノ巣山



昨日より多くの人がいました。 
右のお兄さん、「何のでわしの写真撮るの?」・・なんて顔してます。



さぁ、あとは下るのみ!



六ツ石山



三ノ木戸山



林道に出た。
変だなぁ。 行きは青色の矢印の方向に行ったのに、帰りは赤色の矢印で下りてきた。


コンビニに出た。
変だなぁ。 行きは青色の矢印で通り過ぎたのに、帰りは赤色の矢印で階段を下りてきた。


橋を渡って、



奥多摩駅に到着。



電車に乗って、鳩ノ巣駅です~。



いやぁ~、久しぶりのテント泊、メチャクチャきつかった。
家に帰ってから確認したら、奥多摩駅から奥多摩山荘まで標高差1400m程あるようだ。
昨年の7月、黒戸尾根で甲斐駒ケ岳に登った時の1日目(竹宇駒ケ岳神社~七丈小屋)に相当する。

でも、昨年、甲斐駒を登ったのは7月で、今日よりも気温、湿度はもっと高かったはず。
5月の涼しい時期にこれだけバテてたら、夏の黒戸尾根は一体どうなるのだろう。


今年の夏も黒戸尾根を登りたいのだが、かなり不安になってきた。

大丈夫か? 






2011年5月6日 雨飾山

2011年05月09日 | 長野県の山
2011年5月6日(金)、雨飾山に行きました。

標高1963mでしかも地味な名前。 長野県の小谷村にある山です。
何も知らない私は、雨巻山の親戚くらいに思って登りましたが、とんでもありませんでした。
予想を越えて、とてもすばらしい山でした。

コースマップ

ルートが把握できなくて、何度か道に迷いました。
でも、登山口に戻れない程の迷い方ではないです。
どこが正規ルートなのか、とてもわかりにくいのです。
赤マークがあったり無かったり、踏み跡はそこらじゅうにあるし・・。
どこを歩いたらいいのか、見当がつきませんでした。


さて、登る前に驚いたのは、登山口へ向かう途中のガードレール。
グニャグニャです。 誰だ、こんな事したのは!  (雪です)



凄い積雪だ! もう5月なのに・・



登山口近くのキャンプ場の管理棟


管理棟のすぐ前にあるテント場
このテント場は、各テントエリアに、
「きつね1」とか「きつね2」とかの立て札が立っていて、楽しそうです。


話は前後しますが、
実は昨日、登山口まで下見に来て、キャンプ場の管理人さん(たぶん・・)に
雨飾山の事をお聞きしていました。
踏み跡あるからコース間違えないよ・・とか、危険な場所なんてないよ・・とか
言われたて、すっかり安心してました。

そして、道の駅で入手した雨飾山のパンフレット

何やら、楽しそうな事がたくさん書いてあります。

そんな訳で、今日はゆったりとした山歩きを楽しみに来たのですけどね・・。


さあ、登山口を出発です。



いやぁ、きれいな森です。 すばらしい!



小川も流れてます。



小さな木々は雪に押しつぶされています。



でも雪が溶けると、こんな風に起き上がるそうです。
不思議ですね~。



本当にきれいな森です。



そして・・
だいぶ登ったぞ。 さっきの湿地がかなり下に見えます。



景色も最高!



元気な若者が、あっという間に私を抜いていきました。



途中でちょっと道を間違えたけど、荒菅沢です。 これが見たかったんだよ。
でもここ、雪崩れが起きやすいそうなので急いで通過します。 休んでちゃダメ。


あれっ、こんな急斜面登るの? 変だな~。



それにしても、すばらしい岩々だ。



絶句するほど、すばらしい景色。



かなり登ったぞ。 少し怖いよ。 何か話と違う。


ますます急斜面になってくる~。 全然話と違う。


ひぇ~、とんでもない所へ来ちゃったみたい!  もう必死で登りました。 すごい斜面です。


ここが笹平だ。 平でほっとしました。 前方のピークが山頂です。


笹平を歩く。 最高な気分。ここは安心して歩けます。


一登りして、山頂へ。


素晴らしい景色


こっちは日本海





雨飾山、スリルたっぷりの登山道ときれいな景色が楽しめて、
とても素晴らしい山であることがわかりました。


ところで・・・
登ったのは良いけど、降りるのはかなり心配です。
どうしましょ。

でも大丈夫。
山頂にいたこの方に、それとなくお願いして、一緒に降りてもらいました。
本当に助かりました、どうもありがとうございます。


ところが、途中で少し滑落。 おっかなかった~。
燕岳で見た滑落練習が役に立ちました。
うつ伏せになって、ピッケルを雪面に突き刺しました。
すぐには停まりませんでしたが、少し滑って何とか停められました。
見たようには、うまく出来ません。
何回か練習しなくちゃいけないな~。


行きは気付かなかったけど、雪崩の跡です。



湿原には水芭蕉が。
5月下旬が見ごろでしょか? 夏が来れば~♪・・ですかね。



下山後は、道の駅「小谷」へ
この道の駅、温泉もあるんです。 まずは、お風呂へ。


お腹が空いたので、次はご飯です。
すると、おっ、「かまど飯」だ! 


ご飯炊き研究家としては、食べないわけにはいきません!


うわぁ、凄い。お釜がたくさんあります。
しかも、お店のお姉さんに聞いたら、ちゃんと薪で炊くんだそうです。


かまど飯セット(\550)+てんぷら(\550) を注文。
ご飯はお代わり自由で、漬物も自由に食べられる。
トン汁はかまど飯セットに含まれます。 追加で玉子焼き(\180)も食べた。
お風呂+食事の人は\300割引なのでおトクです。 さっきのお風呂は\600だ。


ごはんがおいしくて、2回もお代わり。 もう食べられません~。


食事の後、売店に行くと、何と「雨飾山」というお酒が売ってた。

山はすばらしいし、ご飯もおいしい。
ならば、お酒もおいしいはず・・と思って購入しました。
でも私、日本酒はあまり好きじゃないんです。
つい、勢いで買ってしまいました。


雨飾山、また別の季節にぜひとも登ってみたい山になりました。
かまど飯も食べたいしね・・。


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ついでに、前日に撮った白馬の写真です。

左から 白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳


不帰キレット  (唐松岳はちょっと見えてないな~)


まだ、雪崩れが心配ですね。

2011年5月4日 燕岳

2011年05月08日 | 北アルプス
2011年5月4日(水)、燕岳に行きました。

この山、とにかく人が沢山いました。
昨日、登った蝶ヶ岳があまりに静かだったので、とても対照的です。
どうして、こんなに違うのでしょうか?


コースマップ



中房温泉には、午前5時前に到着しました。
麓の穂高温泉郷から細い林道を13kmほど運転したので疲れました。

こんなに早く来たのに、登山者用の第1駐車場はすでに満車。
停める場所はありませんでした。



第2駐車場もほぼ満車。入口の路肩にも車がびっしりです。
少し焦りましたが、中に進むと何とか停められる場所がありました。
でも、第2駐車場って奥の方に沢があって、泥で汚れたアイゼンや靴を洗えるんです。
私は、第2駐車場の方が気に入りました。


しかし、こんなに駐車場が混んでいたのは、新穂高温泉以来かな~。
おそるべし、中房温泉駐車場!


駐車場から登山口までは、少し歩きます。
日帰り温泉のヨコから登山道に進みました。



すぐに急登が始まります。



第1ベンチ


第2ベンチ


第3ベンチ


そして合戦小屋。  此処にはトイレもありました。


合戦小屋では、ホットミルク(\500)を購入。
砂糖を一袋入れて飲みました。
寒くて疲れていたので、とてもおいしかった。


一休みしたら、少し登ってから尾根に沿って歩きます。

左手に見える山は、きっと大天井岳ですね。



右手に見えるのが、燕岳かな?


少し道が細くなってきました。



燕山荘が見えました。



燕山荘まで、もう少しだ。



右の燕岳の頂上に、人がたくさんいるのが見える。
(写真じゃ、よくわからないけど・・)



燕山荘に到着。





これがイルカ岩ですね。



キティちゃんな岩もありました。



燕岳に向かいます。



途中で団体さんと擦れ違った。
さっき、燕岳の山頂にいた人達でしょうか? 観光旅行並の人数です。



そして、燕岳に到着。
この山頂標識を見つけるのに苦労しました。
もう少しで、次のピークまで進むところでした。


南側の景色  少し霞んでいて残念!


北側の景色  鹿島槍ってどれ? 


少し休んでから下山です。



燕山荘前のテント場


これ、何でしょうかね?


大きな道標


下山途中で、「あっ、滑落だ!」


・・と思ったら、滑落停止の練習でした。


なるほど、こうやってピッケル使うんだな。
自分でも少しやってみたいな~。


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帰りも合戦小屋で、ホットミルク(\500)を購入。
少し高いと思ったけど、ホットミルクはなかなか山に持ってこれないので貴重だ。
仕方ないかな~と思いました。

それに比べて、カップラーメン(\350)は少し安めになっている。
他の山小屋なら\500くらいはしてそう。
でもラーメンなら山に持ってくる人もいるから、ホットミルクほど貴重ではない。

需要と供給に合わせた商品値付けに関心しました。
なかなかやるな、合戦小屋!

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そして、苦労して登った合戦尾根ですが、下りも長かった。
下に停まっている車が木の間からチラチラ見えるようになってからも、
随分と歩いたように感じた。

下山後は、中房温泉に入って汗を流しました。
気持ちよかった~。

入浴後、あたりをウロウロしてたら、バス停を発見!
中房温泉って穂高駅やスイス村からバスで来られるんですね。
東京(たしか新宿)からも”毎日アルプス便”なんてバスも来てるみたいだ。

車で来ると、なかなか縦走って出来ないけど、
バスで来られるのだったら、表銀座を縦走して上高地に下りてから
戻って来ることもできる。

だからこんなに人が沢山いたのかもしれないな~。



2011年5月3日 蝶ヶ岳

2011年05月07日 | 北アルプス
2011年5月3日(火)、蝶ヶ岳に行きました。


また、ミスコースしちゃった!  GPS持ってたのに何で? 
 

コースマップ



三股駐車場です。 車は20台ほど停まっているが、人が出てくる気配がない。
皆、まだ車の中で寝ているのだろうか?
それとも、昨日登って今日は山小屋かテントで寝ているのだろうか?


とにかく私は日帰り登山なので、午前5時に出発。



誰もいない登山指導所を通過



吊橋を渡り、



沢と化した登山道を歩き、



ハシゴをよじ登ると、



恐竜くんがいました。 ガォ~



まめうち平からは雪



半袖、半ズボンで下山してきた若者



しばらく、急登が続く。 
蝶ヶ岳って山頂は穏やかだが、登山道はかなり急斜面だ。

雪が溶け初めていて、足元はズボズボ。
木につかまりながら必死に登った。


そして・・
あれ~、何か変だぞ。 あっちが蝶ヶ岳じゃないの?
ありゃ~、またやっちゃった! 


すぐに、GPSでミスコースしていることを確認。
引き返そうかと思ったが、もうちょっとで稜線に出るところ。
踏み跡もしっかりあるので、このまま進む事にした。

雪山で踏み跡を信じて登るのはダメだと
わかってはいたんですけどね~。


稜線に出たみたいだ。 蝶ヶ岳に向かう踏み跡もしっかりあります。



大きな雪庇
こっちに崩れてこないでよね~。



正規ルートに合流



常念岳



きれいな斜面



槍ヶ岳が見えてきた。
今日は黄砂が飛ぶって聞いてたわりには、視界がよい。 




蝶ヶ岳山頂




蝶ヶ岳ヒュッテ と 常念岳





天気が曇りなので、少し寒くなってきた。
持参したポットのお茶で軽く食事を済ませた。

蝶ヶ岳ヒュッテで、コーヒーでも注文しようかと思ったが、昨年の夏、
蝶ヶ岳ヒュッテの水が超(蝶)まずかった事を思い出して止めた。


避雷針だ。 ここに腰掛けて休んでいた。
そういえば、連休前半に鹿島槍で落雷で死んだ人もいたっけ。
アース線が伸びているので、先を見てみると・・・


あれ~、アースされてない!?  いい加減な避雷針だ~。



テント場にあった見事な雪壁。 イスとテーブルもある。 
よく見ると、テーブルには缶ビールの置き場所まで掘ってある。 すごい! 



下山は正規ルートを下りる。 急斜面で少し怖かった。



途中、雪崩の跡を通過。こんな緩斜面でも雪崩れるんだなぁ~。


登りに使ったルートは、
もしかしたら雪崩箇所を避けるためのルートかもしれない。



そして、ミスコース地点。
登りでは、赤矢印の方に進んでしまった。 青矢印の正規ルートの先に赤テープあるのにね・・



下って下って、登山指導所近くのおいしい水。
少し暑かったので、一口飲んだ。 うまい!



下山途中、常念岳のあたりをヘリコプターが30分ほど飛んでいたのだが、
その後のニュースで常念岳で遭難した方の遺体を収容していた事を知った。

2・3日前の北アルプスは大荒れの天気だったそうだ。
岩場で足でも滑らせたのだろうか?
それとも悪天候による低体温症だろうか?

どちらにしても、明日は我が身かもしれないな~


2011年4月29日~30日 仙丈ヶ岳 敗退×2

2011年05月07日 | 南アルプス
2011年4月29日(金)~30日(土)、仙丈ヶ岳に行けませんでした。


権現岳や編笠山からよく見えた南アルプスに行きたかった。
今の時期、北岳や甲斐駒ケ岳は無理っぽいけど、
仙丈ヶ岳なら何とか登れるのではないか?・・と思って出かけたのですが・・。

コースマップ



仙流荘からバスに乗り、歌宿で降ります。 
この時期、歌宿までしかバスが運行していないので、
歌宿~北沢峠まで約6kmの南アルプス林道を歩かなくてはなりません。



約1時間半で北沢峠に到着。 写真は長衛荘です。



トイレの横から仙丈ヶ岳に向かいます。



大滝頭に到着。



甲斐駒ケ岳


北岳



もう疲れたよ~


やっと、小仙丈ヶ岳だ。



この先、急にトレースが細くなります。



昨晩の移動でほとんど寝ていないので、もうフラフラ。
この先、バランス崩して転んだら、滑落間違いなしです。
悩んでいる間に、空模様も怪しい雰囲気になってきた。

これ以上は、体力的に無理だとあきらめました。
今日は長衛荘に宿泊なので、ゆっくり下山しました。

下山を始めるとすぐに、雪が降り始めました。
あとで山頂まで行かれた方にお聞きしたら、登山道も見えないくらいに吹雪いて、
下山の際、小仙丈ヶ岳あたりで道を間違えて大変だったそうです。

地図を見ると小仙丈ヶ岳で登山道が左に曲がっていますが、
おそらく、吹雪いてたので曲がる登山道が見えずに
尾根を真っ直ぐ下ってしまったのだと思います。


私なら間違いなく遭難でしょうね。
行かなくて正解でした。



そして翌日、また仙丈ヶ岳に挑戦したのですが、ココで敗退。
小仙丈ヶ岳と仙丈ヶ岳のほぼ中間地点です。
先に見えるピークが仙丈ケ岳山頂です。



今日こそはと頑張ったのですが、風が強かった。
時折、吹き飛ばされそうなほどの突風が吹いてきて
これ以上は危険と思ってあきらめました。

先に進む方もいましたが、多くの方がもう少し先で引き返したようです。


少し引き返した場所です。 さっき通過した小仙丈ヶ岳が遠くに見える。
せっかくここまで頑張ったのになぁ~。 残念です。


写真の赤丸の部分、とっても怖かった場所です。
”ナイフリッジ”ってこういう場所でしょうかね?

細い岩場に雪が積もった場所で、雪もグズグズ。
雪が崩れたら死ぬかもしれない・・と思いながら歩きました。

いやぁ~、権現岳も怖かったけど、ココも怖かった。



下山後、仙流荘から甲斐駒を見上げた。 (仙丈ヶ岳は見えないので・・)
甲斐駒が「またおいで~」と言ってくれました。