キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2013年8月4日 常念岳、蝶ヶ岳

2013年08月05日 | 北アルプス
2013年8月4日(日)、常念岳、蝶ヶ岳に行きました。

2、3日前までは、土曜日よりも日曜日の方が天気が良さそうだったので、
行くなら日曜と決めていましたが、直前になって天気予報が変わった。

天気予報では土曜も日曜も同じような天気になるというので、
予定通り、日曜日に行くことにしたのですが、
結局、土曜日の方が良い天気だったようです。 ガッカリ・・ 


コースマップ 
このあたり、安曇野市になる前は、”堀金村だったそうです。  昔、金が採れたのだろうか?



駐車場は三俣の1Km位下まで路上駐車がありました。
昨日(土曜日)の朝は大変だったんだろうな~と思いながら通り過ぎました。
特に、三股の駐車場の直前は、ぎりぎりの幅しかありませんでした。
路駐する人は、もう少し駐める場所を考えてほしいです。


地図に記載されたコースタイムを合計すると、
三股→常念岳→蝶ヶ岳→三股と一周するのに、かなり時間がかかりそうです。

今日は長丁場になると思い、夜明け前に出発しました。 
真夏にしては、とても涼しくて助かりました。



ようやく、前常念が見えました。 


少し休んでから、岩場の急斜面を登ります。 


前常念


常念岳への稜線も岩場になっていて、歩きにくいです。


常念岳山頂   たくさんの人がいました。
山頂標識を撮るにも、順番待ちです。


蝶ヶ岳への縦走路

下る途中、雨が降り始めたので、カッパを着た。

このまま、雨の中を歩くのかと思いましたが、幸い、雨は30分くらいで止みました。 

P2529のお花畑  ニッコウキスゲが満開


雲の向こうに蝶鑓が見えます。


蝶鑓まで、あと少し・・


今朝、登ってきた、常念岳への稜線が遠くに見える。


蝶ヶ岳への緩やかな稜線


あいにくの天気で、穂高連峰は雲の中です。


蝶ヶ岳ヒュッテに到着


蝶ヶ岳山頂


山頂には蝶地蔵があった。 右にあるタワシは掃除用?


蝶ヶ岳からの下山途中にあった恐竜クン。


あれっ? 目が入ってますよ!   すこし可愛くなったかな?


2年前に来た時の写真を見ると、目が入ってません。 こっちは、少し怖い。

2012年7月26日~28日 鷲羽岳、水晶岳

2012年07月29日 | 北アルプス
2012年7月26日(木)~28日(土)、 鷲羽岳、水晶岳に行きました。

新穂高温泉の駐車場には、26日(木)午前2:30ごろ到着しました。
長時間の運転だったのでホッとしながら駐車場に入ると、なんと車がびっしり!。

平日なのにビックリです。
「え~、そんな~。 せっかく休みを取って来たのに~」

新穂高温泉の駐車場には、「平日なら大丈夫?」
なんて考えは通用しないようです。

でも、よく探したら数台の空きがあった。 良かった~。 
もうダメかと思いました。

地図には150台と書いてあるので、97%ほど車が停まっていたことになる。
その後も、何台か車が来ていたので、
もう少し遅かったら、停められなかったかもしれない。

それから、もう一つ驚いたのは、
私が到着した直後に、スタートしていく人がいた事。
ヘッデン点けて歩いてるから、トイレでも探しているのかと思ったら、
山に向かって歩いていきました。
こっちは、これから寝ようかと思ってるのに・・。
いや、驚きました。


夜が明けると、駐車場は100%越の満車状態でした。


3時間くらいしか寝てませんが、
天気も良いので、元気良く出発しました。


鏡池 
少し風で水面が揺れて残念ですが、初めて「逆さ槍」を見ることが出来ました。


花見平から双六岳を見る


双六小屋が見えてきた


三俣蓮華岳に向かう丸山の稜線で、雷鳥を発見


三俣蓮華岳の山頂


鷲羽岳と三俣山荘
ここまで、11時間もかかりました。 もう、ヘトヘトです。


翌日、鷲羽岳の山頂です。


鷲羽池


双六から槍につづく西鎌尾根


遠くに見える山は乗鞍岳だろうか?


双六岳~三俣蓮華岳


三俣蓮華岳~黒部五郎岳


薬師岳


水晶岳


野口五郎岳(右)につづく稜線


ワリモ岳を通過して、水晶岳に向かう。




祖父岳


水晶小屋  
昨晩は50人の宿泊客があり、布団1枚に2人だったそうです。
夕暮れや明け方は、景色が良いだろうな~。 一度、泊まってみたい。


水晶岳の山頂


鷲羽岳~水晶岳の稜線


黒部五郎岳と雲ノ平
昨年は、折立から登ってここを1周しました。 
ホント、よく歩いたな~。 


薬師岳


野口五郎岳


3日目(最終日)の朝、三俣山荘のテント場です。  ここで2泊しました。
夜明け前は、少し寒かったな~。
少し頭が痛くなって、良く眠れなかった。
私は高山病の気があるので、
高山で体力を消耗したり気温が下がったりすると、頭が痛くなります。 
今回も、ずいぶん苦しみました。


双六岳の山頂  


少しだけ槍が見えた。


鷲羽岳が、何となく象のようにに見えました。 
じゃあ、「象ヶ岳」?
そうだとすると、登山道は象の鼻に沿って登るんだな~。  


テント2泊で疲れたので、下山します。 
余力があったら、笠ヶ岳か黒部五郎でもう1泊しようと思ってましたが、
私の体力では無理でした。 
お風呂にも入りたいし、もう十分に山を楽しんだので、帰ります。


双六岳の直登ルートは通行禁止でした。

行きにも見たこの看板ですが、春道の接続箇所を間違えて憶えていて、
双六岳でお話した方に遠回りの道を教えてしまいました。
申し訳なかったです。 
ちなみに、私も遠回りの道で下山しました。
この看板、双六岳の山頂にもあれば良かったのに・・。


下山後、車に乗って少し走り出したら、急に激しい雷雨になった。
雷がピカピカ光ってるし、山の上が心配になった。
もう1泊しなくて良かったかも・・と思いながら帰りました。

稲光を撮ろうとしたのですが、うまくいきませんでした。

2011年10月8~9日 鹿島槍ヶ岳

2011年10月10日 | 北アルプス
2011年10月8日(土)~9日(日)、鹿島槍ヶ岳に行きました。

この時期、北アルプスは寒いだろうなと思いましたが、
移動性高気圧による快晴が約束されていたので、行ってみることにしました。


10/8(土) 扇沢→種池山荘→爺ヶ岳→冷池山荘→鹿島槍ヶ岳(南峰)→冷池山荘 (小屋泊)
10/9(日) 冷池山荘→鹿島槍ヶ岳(南峰)→冷池山荘→爺ヶ岳→種池山荘→扇沢

コースマップ



早朝の扇沢駐車場。 無料駐車場は、すでに満車。
3連休初日だから、深夜に来ないと停められません。

※柏原新道の入口付近の駐車場は、前日の夜10:00でほぼ満車のようでした。
 暗くてバックするが大変そうだったので、詳細には確認せす・・。


柏原新道の登山口



今日は快晴だから、やる気が出ます。



もうすぐ稜線です。



思ったより早く、種池山荘に到着。
稜線に出ると風が冷たい。 
軍手から手袋に変え、冬用のジャケットを着ました。 
足も寒かったので冬用のタイツも履いた。


 
おぉ~、もう雪が積もっているんだ~! 思いがけない雪に大感激。



爺ヶ岳に進む。



爺ヶ岳南峰に到着。



立山~剣岳



鉢ノ木岳 (右奥は薬師岳かな)



鹿島槍ヶ岳にも、少し雪が積もってます。



爺ヶ岳北峰(左)と中峰(中央)



もうすぐ冷池山荘だ。 今日はここに泊まる予定で予約を入れてあります。



雷鳥を発見! 歩いていたら、足元にいてビックリした。



冷池山荘のベンチで一休み。



鹿島槍ヶ岳に進む。



ひたすら登って、・・



鹿島槍ヶ岳(南峰)に到着。 

山頂標識にはエビのシッポが出来てた。
喉が渇いていたので、少し食べてみたらパサパサして不味かった。


南側の登って来た稜線



北側に伸びた八峰キレットと、鹿島槍ヶ岳の北峰(右)を見下ろす。



北側の斜面には、小さなエビのシッポがびっしり。

後で聞いたのですが、昨日は雪が降ったそうです。


甘納豆を食べながら一休み。

孤高の人(加藤文太郎)の真似をして、甘納豆を持って来ました。
干した小魚も・・と思いましたが、こちらは止めときました。


このあと本当は、北峰に行くつもりだったのですが、
何だか疲れたしガスも出てきたので、このまま下山しました。


布引山から鹿島槍ヶ岳を振り返ります。


この日は冷池山荘に泊まり、翌日、再び鹿島槍ヶ岳に登ることにしました。


冷池山荘、木曜日に電話したときは空いてると言ってまいたが、
実際にはかなり混んでいてガッカリしました。
でも一応、寝床のスペースは布団1枚分あったので良かったです。

3連休+快晴の天気予報・・ということで、来る人が増えたのでしょう。

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翌日の10月9日(日)、冷池山荘から5分ほど登った場所にあるテント場を通過。
テントが白く凍ってます。
テント泊の人達、昨晩は寒かったでしょうね・・。

小屋もそうでしたが、テント場もすごく混んでたんですね。
昨年8月、ここでテント泊したときは、ガラガラに空いてたんですけどね・・。


テント場からは、立山~剣岳が一望できます。



さて、今日も頑張って登るぞ~。



山頂は大混雑



五竜岳  (後の少し白っぽいのは、たぶん唐松岳)


鹿島槍ヶ岳(北峰)


八峰キレット


爺ヶ岳への稜線


立山~剣岳



何度も振り返りながら下山します。




爺ヶ岳中峰より


爺ヶ岳南峰より


種池山荘に下りる。


種池山荘に到着。


種池山荘のテント場を覗いてみた。 


山荘の扉には、登山口付近に路上駐車した車のナンバーが掲示されています。

昨晩泊まった冷池山荘も、お客の路上駐車には、かなり困っているようでした。
私が予約の電話を入れた際も、路上駐車しないよう言われました。

でも、驚いたのは、路上駐車したお客から車のキーを預かって、
山荘のスタッフがわざわざ下山して車を移動している事でした。
冷池山荘からだと往復10時間くらいかかります。 
考えただけでも多変な労力です。 
路上駐車したお客からは、追加料金を取っても良いんじゃないかな・・。


柏原新道を下山。
今年の紅葉は、あまり良くないそうです。



夜、長野では花火が上がってました。 パチパチ。







2011年9月11~15日 薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳 (その4)

2011年09月18日 | 北アルプス
【5日目】 9月15日(木)

 黒部五郎小舎→黒部五郎岳→北ノ俣岳→太郎平小屋→折立


今日は黒部五郎小舎から黒部五郎岳に登ってから、太郎平小屋、折立へと下山する予定です。


疲れの溜まった状態で、テント装備を背負って約10時間の行程です。
最後まで歩けるかどうか自信がありません。
昨日から背中が痛いし・・。
もしかしたら、あと1泊追加になるかもしれません。


早朝の黒部五郎小舎   


テント場から見た笠ヶ岳


AM5:30、黒部五郎岳に向けて出発しました。


朝日に染まった黒部五郎


カールと私の影


カールの中にあった水場です。
写真だとわかりませんが、ジャバジャバ流れてました。
でも、先月よりは水量が減っていたかもしれません。


キツイ斜面を登る。


稜線に出た。


カールを見下ろす。


黒部五郎の肩から見上げた山頂


もうすこしで山頂です。


カールの向こうの雲ノ平が良く見える。
一昨日は、向こうからこっちを見ていました。
なるほど、こちらから見ると雲ノ平が楽園に見えます。


黒部五郎岳の山頂


三俣蓮華岳とカール
中央の鞍部には黒部五郎小舎がありますが、写真では小さすぎて良くわかりませんね。
ちょうど、ヘリコプターが小屋から荷物(たぶんゴミ)を持ち去っていくところでした・・。


少し休んで下山です。


黒部五郎の肩に戻った後は、北ノ俣岳に進みます。


薬師岳がきれい


下った鞍部から黒部五郎を振り返ります。
ここを登るのは、かなりツライだろうな~。 急斜面が長く続きます。


P2578から見た赤木岳(左)と北ノ俣岳(右)


P2578を下った中俣乗越しから、P2578(左)と黒部五郎岳(右)を振り返ります。


赤木岳へのキツイ登りです。

先月も登ったはずですが、このときはガスの中で先が見えなかった。
今日は先の先までバッチリ見えるので、ゴールは遠いぞ・・と思うと、キツさも倍増です。


そして、赤木岳に到着。


少しでも荷物を軽くしようと、濡れていたテントを干しながら休憩しました。

でも、あまり効果なかったかも・・。

それにしても、いい景色です。


黒部五郎(中央)と赤木岳(右下)


北ノ俣岳に到着。


眼下には有峰湖


太郎平小屋を目指して、どんどん下ります。
この稜線が、飽きるほど長かったな~。


北ノ俣岳を振り返ります。 でかいな~。


さっきから背中が痛くて、もうこの辺りで限界に達してしまいました。
息をするのも少しツライ。
すこし歩いては荷物を下ろす・・を繰り返しながら、ゆっくり前進しました。
背中が痛くて歩けないなんて、やはり年のせいでしょうか・・。
そういえば、昨日の最後も背中が痛かった。


そして、やっと太郎平小屋に到着です。


今日もそうですが、快晴な日でも午後になると急に雲が湧いてきます。
そして夕方になると、また雲が取れます。



太郎平小屋前の広場で大休止。

食欲があまりなかったので、ラーメンは止めて
小屋の売店でCCレモン、ウイダーinゼリー、フルーツ缶詰を買って食べました。

その後、背中を伸ばす体操を何度もして、何とか背筋の痛みを抑えて歩ける状態になりました。
折立までは、休憩&ストレッチ体操を何度も繰り替えして下山しました。

途中、体調を悪くした方が、私と同じように何度も立ち止まって休憩してました。
きっと向こうも、私を同じように見ていた事でしょう。


下山した折立のキャンプ場では、石川県の高校生達が大勢でテントを張って夕食の準備中でした。
インターハイの予選で来ているそうです。
明日から2日間の行程で薬師岳まで登るそうです。
競技の中には天気図を書く種目もあると、監督の方(先生?)がおっしゃってました。
頑張ってください。



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今回は晴天が続き、満足できる山歩きが出来ました。
本当に来て良かったです。
5日にも及ぶ山旅は、もう今年はできそうにありませんが、
来年もまた違うコースでこの山域を歩いて見たいです。

でも今の私の体力だと、3泊くらいの山旅が限度だと悟りました。
小屋泊まりならもう少しOKかもしれませんが、これだと財布が厳しいです。


2011年9月11~15日 薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳 (その3)

2011年09月17日 | 北アルプス

【4日目】 9月14日(水)

 三俣山荘→鷲羽岳→ワリモ岳→水晶岳→ワリモ北分岐→岩苔乗越→黒部源流→三俣山荘
 →黒部五郎小舎


今日は、鷲羽岳~水晶岳を目指します。

早朝の三俣山荘から見た槍ヶ岳のシルエット


こちらは鷲羽岳


今日は快晴です!
日の出と同時に、鷲羽岳に向かって登り始めました。


朝日に染まる三俣蓮華岳を振り返る。


もう少しで鷲羽岳の山頂だ。  
あっ、鷲羽池の写真を撮り忘れた~。 というか、登るのに必死で見てもいないよ。(泣)


鷲羽岳の山頂


三俣蓮華岳を見下ろす。


南登方面の景色   奥の尖がった山は常念岳でしょうか?


稜線沿いにワリモ岳、水晶岳に進む。


鷲羽岳を下り、ワリモ岳に登り返す。


ワリモ岳を通過。 (急いで撮ったので、ちゃんと写ってません)


ワリモ北分岐を通過。


水晶小屋に到着。 ジュースを買って飲みました。


少し休んだら、水晶岳を目指します。


烏帽子岳~野口五郎岳の山並み


遠くには白馬岳が見える。 今日みたいな快晴の日に白馬岳に登ってみたい。


水晶岳の山頂は岩場です。  少しビビリました。


でも裏側を巻いて登るので大丈夫です。


山頂標識が見える。 もうすぐだ。


水晶岳の山頂


歩いてきた登山道を振り返る。


黒部五郎岳と雲ノ平


赤牛岳につづく稜線  後は立山


薬師岳


山頂から少し下りた所に、キラキラ光る岩がありました。
水晶石ではなさそうですが、少し気になりました。


鳥が近くにやってきたので撮影。


烏帽子岳~野口五郎岳の山並み


歩いてきた道を下山します。


水晶小屋に到着。 
あれ? 下にくまさんがいますね。  さっきは、いなかったな~。
またジュースを購入して飲みました。



水晶小屋の前から野口五郎岳に進む裏銀座縦走路を見下ろす。


ワリモ北分岐から、鞍部の岩苔乗越へ下りる。 後の山は祖父岳です。

地図にはワリモ北分岐~岩苔乗越の間のコースタイムが書いてないけど、
この斜面を登るのに15~20分くらいかかるんじゃないかと思います。
これを知らずに来ると、一気に気落ちするかもしれなません。


岩苔乗越  後ろの山は水晶岳です。


岩苔乗越からは、黒部源流に下ります。




振り返る。


黒部源流から三俣山荘へ登り返す。


そして、三俣山荘でテントを撤収。
お昼は三俣山荘の2階で焼きそば(\700だったかな?)を食べました。 
肉や野菜もちゃんと入っていて、とても美味しかった。

予定では、このあと三俣蓮華岳に登るつもりでしたが、
とても疲れたので、三俣蓮華岳の北側の巻き道を歩いて黒部五郎小舎のテント場に向かった。

今日中に黒部五郎小舎まで移動しておかないと、明日の折立までの下山が難しくなってしまいます。
ヘロヘロでしたが、何とか頑張って移動しました。

でもこの巻き道、歩くのは今回が初めてです。
途中、ルートが不明瞭な箇所があったり、さらにはGPSの地図に書かれていたルートと
少し違っているなどして、少し不安でした。
 


そして、何とか無事に黒部五郎小舎に到着。
最初、テント場はテント2~3張りで閑散としていましたが、
夕方近くになって沢登りのグループが到着して賑やかになりました。

この日の夜も、きれいな星空が出てました。
明日もきっと晴天に違いありません。

でも、だんだん疲れの溜まってきた私は、
明日の行程を乗り切れるだろうか・・?

2011年9月11~15日 薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳 (その2)

2011年09月17日 | 北アルプス
【3日目】 9月13日(火)

 薬師峠キャンプ場→薬師岳→薬師峠キャンプ場→太郎平小屋→薬師沢小屋


今日は、薬師沢小屋から雲ノ平、三俣山荘を目指します。
天気は曇です。 (泣)

赤い吊橋を渡って、薬師沢小屋とお別れします。
川にはイワナが泳いでました。


雲ノ平への直登コースへ進む。

ところで、ここから大東新道で行ける高天原には人気の温泉があります。
今回の山旅でお話したほとんどの方が、この高天原の温泉に立ち寄っておられた。
私はわざわざ行ってみるほど温泉好きではないので、計画に含めていませんでしたが、
来年は行ってみても良いかも・・と思いました。


さて、岩だらけの急斜面を約2時間かけて登ります。


倒木が通せんぼしてますが・・、


大丈夫、登山道がちゃんとありました。


美味しそうなきのこ  

???  ※後で調べたらカキシメジ(毒きのこ)に似てるな~


これはツルタケか? ※ツルタケも毒きのこだ~。


木道が現れた。  このあたりで、お弁当のちまき3個を食べた。


薬師岳


黒部五郎岳


延々と続く木道


おぉ~、天気も良くなってきた。


水晶岳


雲ノ平小屋を通過。


空には 「 X 」の文字が・・


雲ノ平キャンプ場


キャンプ場の水場で頭を洗って、サッパリした。


スイス庭園から見た水晶岳


赤牛岳方面 (下には水晶池が見える)


左には薬師岳


スイス庭園を離れ、祖父岳への分岐に到着。


少し登って、祖父岳の山頂に到着。 お腹が空いたので、ビスケットを数枚食べました。


山頂から雲ノ平を見下ろす。


祖父岳の分岐へ戻り、黒部源流へ下ります。


左手には岩苔乗越にワリモ岳。
明日は水晶岳に行って、岩苔乗越からこの道を下りて来る予定です。


黒部源流を渡る。
絵をスケッチしている女性(1人)が写っているのですが、わかりますかね~。
撮影した自分でも、アレ、どこだっけ?・・って感じです。 岩の景色に溶け込んでます。


黒部源流の石碑


三俣山荘まで登り返して、テント場に到着。  あ~、今日は疲れた~。


夜、なかなか寝つけなかったのでテントの外を覗いたら、
きれいな星空です。 月夜だったので鷲羽岳のシルエットも見えました。


明日が楽しみです。

2011年9月11~15日 薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳 (その1)

2011年09月17日 | 北アルプス
2011年9月11日(日)~15日(木)、 薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳・・に行きました。

8月に来た時はあまり天気が良くなかったので、今回はそのリベンジです。


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【日程】 
 9月11日(日) 折立→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場       (テント泊)
 9月12日(月) 薬師峠キャンプ場→薬師岳 
         →薬師峠キャンプ場→太郎平小屋→薬師沢小屋   (小屋泊)      
 9月13日(火) 薬師沢小屋→雲ノ平→祖父岳→黒部源流→三俣山荘 (テント泊)
 9月14日(水) 三俣山荘→鷲羽岳→ワリモ岳→水晶岳→ワリモ北分岐
         →岩苔乗越→黒部源流→三俣山荘→黒部五郎小舎  (テント泊)
 9月15日(木) 黒部五郎小舎→黒部五郎岳→北ノ俣岳→太郎平小屋→折立

 ※その他、富山市近郊のホテルで前後泊
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<コースマップ> ※青色が宿泊場所で、薬師沢小屋以外はテント泊 



【1日目】 9月11日(日)

 折立→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場

 
早朝の折立駐車場です。
有峰林道(有料\1800)の通行ができる午前6時ちょうどに、麓の料金所を通過して来ました。

日曜なので多少は混んでると思っていましたが、予想以上の車に驚きました。
でも、何とか駐車スペースを確保できてひと安心です。 
ホッ。


折立登山口

写真には写っていませんが、この登山口の手前を右側に入った未舗装の道路の先にも
若干の駐車スペースがあるようです。
8月に来たときには「臨時駐車場」と書かれた看板があったのですが、
今回は無かったです。


登山口を入ると直ぐに愛知大学の山岳部13名の慰霊碑があります。
これを見ると、気が重くなります。



この記載によると、1月に遭難して、最後の遺体が発見されたのが10月だそうです。
ネットで調べてみたら、太郎平小屋に地図とコンパスを置いたまま薬師岳に向かい、
下山で間違った尾根(東南稜)に進んでしまったそうです。
昭文社の地図にも「愛知大学大量遭難地点」と書かれている場所があります。
ほんと、山って怖いですね。


さぁ、夏でも転倒、滑落、道間違いもあるので、注意して登りましょう。


1時間ほどで、アラレちゃん通過。


大木


三角点 ※ベンチで休憩 


ポール ※太郎平小屋までの中間点の目印だと思ってます


なだらかに見えるけど、結構きつい登りです。 石がゴロゴロしている箇所が歩きにくい。


左側に薬師岳が見えてきた。 やった~、天気良好です!


太郎平小屋は、はるか向こう。 「歩いてりゃ、そのうち着くさ・・」と頑張る。


何とか太郎平小屋に到着。 でも少しガスってきました。


前回と同じく、オールフリーを飲む。 それから、カレーうどん(\700)を食べた。


薬師岳方面  あぁ~、雲が左から・・ (泣)


雲ノ平方面


薬師峠のキャンプ場に進む。
テント1番乗りに見えますが、すでに木の陰に2~3張りありました。


でも私は、太郎平小屋で野営料を支払い済みだったので、受付番号は1番でした。



夜は結構、寒かったです。
最初は何ともなかったのですが、深夜0時を過ぎた頃からグッと冷え込んできて、
膝あたりが寒くて何度も目が覚めました。
そういえば、昨年の9月に双六小屋でテント泊した時も寒かった。

薄手のダウンのズボンを履いて寝袋に入っていたのですが、少し足りなかった。
今度からは、もう少し防寒対策をしないといけません。
来年は忘れないよう、ちゃんとココに書いときます。




【2日目】 9月12日(火)

 薬師峠キャンプ場→薬師岳→薬師峠キャンプ場→太郎平小屋→薬師沢小屋

 
早朝の薬師峠キャンプ場から見えた北ノ俣岳(中央やや右)、黒部五郎岳(左)


おぉ~、天気よさそう!  ヤル気がでます。

今日は、テント場から薬師岳に登ります。


石がゴロゴロした沢のような登山道を登って薬師平に到着。  
うぁ~、槍もハッキリと見えます!


薬師岳目指して登ります。


薬師岳山荘の少し手前で稜線の西側に回り込みます。
さっきまで見えなかった山頂が見えるようになる。
写真の左端が山頂です。 
先ほどから山頂だと思っていた中央のピークは尾根頭でした。


薬師岳山荘を通過。
小屋のおばさん(たぶん?)が朝ごはんを食べる様子が、外から見えました。


少し登って、ケルンに到着。 先ほどの尾根頭です。
ここが愛知大学山岳部の13人が東南稜に迷い込んだ場所でしょうか。


薬師岳山荘を見下ろす。 こちらは西南稜です。


そして、こちらが大量遭難地点のある東南稜です。

何となく、こちらの方がなだらかな感じがします。
正しい登山道(西南稜)と90度くらい方角が違うのに、
愛知大学山岳部の13人は、こっちに迷い込んでしまったようです。


山頂はすぐそこです。


そして、薬師岳山頂に到着。

うぁ~、空がめちゃくちゃ青い!


立山に続く稜線


槍ヶ岳方面の景色  最高です!



少し休んでから下山します。



途中のテント場でテントを撤収して、太郎平小屋に到着。
お昼は太郎平小屋のラーメン(\700)にしました。 昨日のカレーうどんより、こっちの方が美味しかった。


小屋の入口の掲示板には天気予報が書かれている。
しばらくは、天気が良さそうだ。



休憩後、太郎平小屋を離れて薬師沢小屋に進む。
お昼ごろになると、急に雲が出てきます。


途中、立派な金属の階段が設置されていた。 8月には無かったなぁ~。


いくつか橋を渡った。




この橋、傾いてます。




手榴弾3個を発見!


時間があるので、のんびり歩いて薬師沢小屋に到着。 (小屋の写真は撮り忘れた)
黒部川に下りて、頭洗ったり、体を拭いたりしてサッパリしました。


ここはテント場がないので、小屋泊です。
大部屋は2階です。 最後の急登と書いてありました。
階段が少し傾いているので、ロープに掴まりながら登ります。



大部屋はこんな感じ。 

今日はお客が少ないので、1人で2人分のスペースを使わせて頂きました。


夕飯はとても美味しかったです。 
朝食は、お弁当(ちまき)にしてもらいましたが、これも美味しかったです。

寝床はテントみたいに寒くなく、快適でした。
大部屋には、お客が10名ほどいたのですが、幸運にもイビキはほぼ無し。
沢の流れる音が心地よかった。
 
となりの二人連れは少し寒い・・と話してたけど、そりゃ昼間の暑さに比べると寒いわ・・。

2011年8月8~11日 雲ノ平、鷲羽岳、黒部五郎岳

2011年08月14日 | 北アルプス
2011年8月8日(月)~11日(木)、 雲ノ平、鷲羽岳、黒部五郎岳に行きました。


8/ 8(月) 折立 → 太郎平小屋 → 薬師峠キャンプ場
8/ 9(火) 薬師峠キャンプ場 → 太郎平小屋 → 雲ノ平キャンプ場
8/10(水) 雲ノ平キャンプ場 → 鷲羽岳 → 三俣蓮華岳 → 黒部五郎小舎
8/11(木) 黒部五郎小舎 → 黒部五郎岳 → 太郎平小屋 → 折立


コースマップ



折立の駐車場には、8月7日(日)の午後3時に到着。
有峰林道(有料 \1800)のゲートが、20:00~6:00の間は閉鎖されてしまうため、
朝一番は車が殺到するのではないかと思って、前日から入りました。


屋根にテントを載せている車には驚きました。


ここには無料のテント場もあります。 トイレ、洗い場もあって便利です。


私もテント張ろうかと思いましたが、片付けるのが面倒なので車の中で寝ました。


8/8(月)、登山口を出発。



登山口を進むと、すぐに慰霊塔があります。
昭和38年1月、薬師岳を目指して遭難した愛知大学の学生13名の慰霊のための搭だそうです。



三角点のベンチを通過。 山の上は曇ってます。



有峰湖



このポールは何でしょうかね?
折立~太郎平小屋の中間点の目印ではないかと思うのですが、・・。



こんな登山道が延々と続きます。



ようやく、太郎平小屋が見えてきた。



太郎平小屋に到着。 とりあえず、オールフリーで乾杯。



薬師峠のキャンプ場。 今日は、ここでテント泊です。


運が悪いことに、
テントを張り始めたらにわか雨が降ってきて、テント張り終えたら止んだ。
ついてない~。

灼熱の午後。 テントには暑くて入れないので、外でボォーと過ごす。



暇なので、2本目のオールフリーを飲む。



そして夕方。  ご飯炊きも、だいぶ慣れてきました。



翌、8/9(火)、天気は良好。
黒部五郎岳(左奥)と北ノ俣岳(中央)がよく見える。



太郎平小屋~薬師沢小屋の間には、こんな橋が3箇所ほどある。



薬師沢小屋


吊橋を渡って、・・


雲ノ平へ向かう。



薬師沢小屋から雲ノ平へ向かう急斜面。
岩にコケがむしていて滑りやすい。



きつい登りを終え、雲ノ平に入った。



アラスカ庭園



北には薬師岳が、そして・・


南には黒部五郎岳が見える。




奥日本庭園



延々と続く木道



祖母岳(アルプス庭園)に進む。


祖母岳(アルプス庭園)


テント泊の料金を支払い、雲ノ平山荘を後にする。


雲ノ平キャンプ場


おいしい湧き水がある。


雲ノ平山荘には水場がないので、小屋泊まりの人達も、ここへ水を汲みに来ます。


翌、8/10(水)、雷鳥の親子に見送られながら出発。



祖父岳への登り



祖父岳の山頂。 ガスで何も見えません。



祖父岳を下り、ワリモ北分岐へ登り返す。



ワリモ北分岐
ここにザックをデポして、水晶岳に行く人もいます。



ワリモ岳に進む。


ワリモ岳の頂上


ワリモ岳の岩場を通過。



そして、鷲羽岳の山頂。



さっき登った祖父岳



薬師岳(左奥)と水晶岳(右奥)



野口五郎岳 (中央やや右奥の白い山)



丸山 ~ 三俣蓮華岳



黒部源流を見下ろす。



鷲羽池

雲の上に、少しだけ槍が見えます。


三俣山荘



三俣蓮華岳の山頂



祖父岳(左)と鷲羽岳(右)



黒部五郎岳に進みます。



黒部五郎小舎に到着。 今日は、ここでテント泊です。



翌、8/11(木)、黒部五郎のカールを登ります。



黒部五郎岳


赤木岳



北ノ俣岳



今日は、ガスって何も見えませんでした。


緩やかな稜線を下って、・・



太郎平小屋に戻ってきた。



予定では、あと一泊して、8/12は薬師岳に登るつもりでしたが、
何だが疲れたので、ここで下山しました。



折立へ下山。 
駐車場は、やはり混んでいました。
明日の朝一番で来ても、10台くらいしか停められないでしょうね。


今回、頑張って4日間歩いたけれど、天気が今一つでした。
またいつか、快晴の日にリベンジしたい。

2011年5月4日 燕岳

2011年05月08日 | 北アルプス
2011年5月4日(水)、燕岳に行きました。

この山、とにかく人が沢山いました。
昨日、登った蝶ヶ岳があまりに静かだったので、とても対照的です。
どうして、こんなに違うのでしょうか?


コースマップ



中房温泉には、午前5時前に到着しました。
麓の穂高温泉郷から細い林道を13kmほど運転したので疲れました。

こんなに早く来たのに、登山者用の第1駐車場はすでに満車。
停める場所はありませんでした。



第2駐車場もほぼ満車。入口の路肩にも車がびっしりです。
少し焦りましたが、中に進むと何とか停められる場所がありました。
でも、第2駐車場って奥の方に沢があって、泥で汚れたアイゼンや靴を洗えるんです。
私は、第2駐車場の方が気に入りました。


しかし、こんなに駐車場が混んでいたのは、新穂高温泉以来かな~。
おそるべし、中房温泉駐車場!


駐車場から登山口までは、少し歩きます。
日帰り温泉のヨコから登山道に進みました。



すぐに急登が始まります。



第1ベンチ


第2ベンチ


第3ベンチ


そして合戦小屋。  此処にはトイレもありました。


合戦小屋では、ホットミルク(\500)を購入。
砂糖を一袋入れて飲みました。
寒くて疲れていたので、とてもおいしかった。


一休みしたら、少し登ってから尾根に沿って歩きます。

左手に見える山は、きっと大天井岳ですね。



右手に見えるのが、燕岳かな?


少し道が細くなってきました。



燕山荘が見えました。



燕山荘まで、もう少しだ。



右の燕岳の頂上に、人がたくさんいるのが見える。
(写真じゃ、よくわからないけど・・)



燕山荘に到着。





これがイルカ岩ですね。



キティちゃんな岩もありました。



燕岳に向かいます。



途中で団体さんと擦れ違った。
さっき、燕岳の山頂にいた人達でしょうか? 観光旅行並の人数です。



そして、燕岳に到着。
この山頂標識を見つけるのに苦労しました。
もう少しで、次のピークまで進むところでした。


南側の景色  少し霞んでいて残念!


北側の景色  鹿島槍ってどれ? 


少し休んでから下山です。



燕山荘前のテント場


これ、何でしょうかね?


大きな道標


下山途中で、「あっ、滑落だ!」


・・と思ったら、滑落停止の練習でした。


なるほど、こうやってピッケル使うんだな。
自分でも少しやってみたいな~。


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帰りも合戦小屋で、ホットミルク(\500)を購入。
少し高いと思ったけど、ホットミルクはなかなか山に持ってこれないので貴重だ。
仕方ないかな~と思いました。

それに比べて、カップラーメン(\350)は少し安めになっている。
他の山小屋なら\500くらいはしてそう。
でもラーメンなら山に持ってくる人もいるから、ホットミルクほど貴重ではない。

需要と供給に合わせた商品値付けに関心しました。
なかなかやるな、合戦小屋!

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そして、苦労して登った合戦尾根ですが、下りも長かった。
下に停まっている車が木の間からチラチラ見えるようになってからも、
随分と歩いたように感じた。

下山後は、中房温泉に入って汗を流しました。
気持ちよかった~。

入浴後、あたりをウロウロしてたら、バス停を発見!
中房温泉って穂高駅やスイス村からバスで来られるんですね。
東京(たしか新宿)からも”毎日アルプス便”なんてバスも来てるみたいだ。

車で来ると、なかなか縦走って出来ないけど、
バスで来られるのだったら、表銀座を縦走して上高地に下りてから
戻って来ることもできる。

だからこんなに人が沢山いたのかもしれないな~。



2011年5月3日 蝶ヶ岳

2011年05月07日 | 北アルプス
2011年5月3日(火)、蝶ヶ岳に行きました。


また、ミスコースしちゃった!  GPS持ってたのに何で? 
 

コースマップ



三股駐車場です。 車は20台ほど停まっているが、人が出てくる気配がない。
皆、まだ車の中で寝ているのだろうか?
それとも、昨日登って今日は山小屋かテントで寝ているのだろうか?


とにかく私は日帰り登山なので、午前5時に出発。



誰もいない登山指導所を通過



吊橋を渡り、



沢と化した登山道を歩き、



ハシゴをよじ登ると、



恐竜くんがいました。 ガォ~



まめうち平からは雪



半袖、半ズボンで下山してきた若者



しばらく、急登が続く。 
蝶ヶ岳って山頂は穏やかだが、登山道はかなり急斜面だ。

雪が溶け初めていて、足元はズボズボ。
木につかまりながら必死に登った。


そして・・
あれ~、何か変だぞ。 あっちが蝶ヶ岳じゃないの?
ありゃ~、またやっちゃった! 


すぐに、GPSでミスコースしていることを確認。
引き返そうかと思ったが、もうちょっとで稜線に出るところ。
踏み跡もしっかりあるので、このまま進む事にした。

雪山で踏み跡を信じて登るのはダメだと
わかってはいたんですけどね~。


稜線に出たみたいだ。 蝶ヶ岳に向かう踏み跡もしっかりあります。



大きな雪庇
こっちに崩れてこないでよね~。



正規ルートに合流



常念岳



きれいな斜面



槍ヶ岳が見えてきた。
今日は黄砂が飛ぶって聞いてたわりには、視界がよい。 




蝶ヶ岳山頂




蝶ヶ岳ヒュッテ と 常念岳





天気が曇りなので、少し寒くなってきた。
持参したポットのお茶で軽く食事を済ませた。

蝶ヶ岳ヒュッテで、コーヒーでも注文しようかと思ったが、昨年の夏、
蝶ヶ岳ヒュッテの水が超(蝶)まずかった事を思い出して止めた。


避雷針だ。 ここに腰掛けて休んでいた。
そういえば、連休前半に鹿島槍で落雷で死んだ人もいたっけ。
アース線が伸びているので、先を見てみると・・・


あれ~、アースされてない!?  いい加減な避雷針だ~。



テント場にあった見事な雪壁。 イスとテーブルもある。 
よく見ると、テーブルには缶ビールの置き場所まで掘ってある。 すごい! 



下山は正規ルートを下りる。 急斜面で少し怖かった。



途中、雪崩の跡を通過。こんな緩斜面でも雪崩れるんだなぁ~。


登りに使ったルートは、
もしかしたら雪崩箇所を避けるためのルートかもしれない。



そして、ミスコース地点。
登りでは、赤矢印の方に進んでしまった。 青矢印の正規ルートの先に赤テープあるのにね・・



下って下って、登山指導所近くのおいしい水。
少し暑かったので、一口飲んだ。 うまい!



下山途中、常念岳のあたりをヘリコプターが30分ほど飛んでいたのだが、
その後のニュースで常念岳で遭難した方の遺体を収容していた事を知った。

2・3日前の北アルプスは大荒れの天気だったそうだ。
岩場で足でも滑らせたのだろうか?
それとも悪天候による低体温症だろうか?

どちらにしても、明日は我が身かもしれないな~


2011年3月6日 八方池

2011年03月07日 | 北アルプス
2011年3月6日(日)、八方池に行きました。


あいにくの曇り空でしたが、せっかく来たので、八方池あたりまで行ってみました。

白馬に来ると、いつも曇りです。 何とかならないかなぁ~。



コースマップ  


  ゴンドラ往復     \1600     リフト往復(2本分) \1200



八方池山荘を出発。  スキーの人たちも、たくさん登って来ます。



風が強くて転びそうなので、アイゼンに変更。  スノーシューは必要ないので途中にデポ。 
(私の前を歩いていたスキーの人、風に吹かれて転んでました~)



風速計 (八方池の手前)
夏には無かったような気がする・・


八方池ケルン


八方池ケルンの少し先で・・ 風が強くて、スキーの人達も動けません。
(赤丸が八方池ケルン)



風が強いし、寒いし、何も見えないし、もう引き返します。

こんな天気でも、次々とスキーの人たちが登って来る。
みんな、根性あるなぁ~・・と思いながら、そそくさと下山しました。



下山後、八方温泉に行って、


昼ごはんは、白馬村の道路沿いにあったお蕎麦屋さんで食べました。
(この店、なかなか良かったです。 )





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北関東自動車道、とうとう繋がるんですね。 
これからは、長野方面に行きやすくなります。



2010年9月18日~20日 鷲羽岳(その3)

2010年09月22日 | 北アルプス
9月20日、今日は下山する日です。 
早く下山しないと、家に着くのが遅くなってしまいます。


深夜、午前2時ごろから雨が降り出しました。

昨晩よりイビキの数がさらに増えて困っていましたが、
雨音がイビキをかき消してくれました。

午前5時半、夜が明けても雨は止みません。 おまけに寒い。

テントの通気口から外を撮影


午前6時を過ぎると、雨にも関わらず、周りの人はテントを撤収し始めます。
私も、今日は6時には出発したかったのですが、雨の中でのテント撤収はイヤだ。
仕方なく、時間を午前9時までと決めて、待ってみることにしました。

トイレに行こうと外に出てみると、こんな天気なのに槍に登っていく人がいます。 
私とは、根性が違います。




今朝は、時間がタップリあるので、また米を炊いて食べた。

午前7時半ごろ、ご飯を食べ終わると、どうも雨も上がったみたい。
早々にテントを撤収しました。

午前8時には撤収も終わり、下山開始です。




今日は、もくもくと歩くのみです。



鏡平山荘が見えてきた。



槍も見納め


ようやく、橋まで降りてきた。



ここからは、長い林道歩き



登山口


12時30分、駐車場に到着  
双六小屋からここまで約4時間半でした。 思ったより早く下山できました。



深山荘への吊橋


最近、あまり吊橋が怖くなくなってきた。 
以前は、少しでも揺れると怖くて渡れなかった私ですが、今ではへっちゃら。
山登りの影響でしょうね。


早々、深山荘で入浴   さっぱりした。


帰りは、上信越自動車道が大渋滞


横川SAで釜飯を食べて、午後10時半に帰宅できた。

釜飯を食べながら思った。
「そうだ、今度はこの釜でご飯を炊いてみようかな・・。」




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翌日、「横川の釜飯」の釜で米を炊いてみた。



アルミの鍋で炊くより、だんぜん美味しく炊けます。

ただし、重いので山にはもっていけないかも?


栗ご飯も炊いてみた。     美味しかった~。

2010年9月18日~20日 鷲羽岳(その2)

2010年09月21日 | 北アルプス
昨晩のイビキは本当にひどかった。 よく寝られんかった。

私、イビキとタバコは大嫌いです。 


9月19日、朝5時、西鎌尾根を槍ヶ岳に向かっていく人達です。 
ヘッドランプを付けて、すごい気合で登っていきます。


一方、私はゆっくり食事をして、出発の準備をします。
足の付け根が痛むので、今日は鷲羽岳への往復です。
水晶岳はあきらめました。
なので、十分、時間はあります。

鷲羽岳を目指して、午前6時半ごろ出発です。



まずは、巻き道で三俣山荘に向かいます。
  

三俣蓮華岳(左)と鷲羽岳(右)


三俣山荘と鷲羽岳



三俣山荘のテント場   中央を水が流れてます~



冷たくて美味しい水が、ジャバジャバ出てます~



三俣山荘で一休みして、鷲羽岳に取り付きます。


かっこいい槍ヶ岳!  あ~、槍様



鷲羽岳の山頂



双六岳(左)~丸山(中央)~三俣蓮華岳(右)の眺めが素晴らしい。  大感激です!



あれが、黒部五郎岳か   きれいだなぁ~



祖父岳  穏やかで優しそうな山



眺望を満喫したら、三俣山荘に下ります。




パノラマ撮影をしてみた。




帰りは、巻き道は通りません。
三俣蓮華岳の山頂に登りました。



黒部五郎岳  いつか登って見たい!



双六岳に向かう稜線に進みます。



双六岳山頂



槍への道!


右の尖った山は笠ヶ岳  ここも登ってみたい。



双六小屋に無事に到着



その後、体調に異変が・・

双六小屋で生ビールを飲んだら、何だか気分が悪くなってしまった。
頭が痛いし、何だか少し気持ち悪い。 吐きそう。
でも、酔った訳ではなさそう。

「あっ、この気分は、以前、八ヶ岳で発症した高山病と同じだ。」
少し疲れていたのかもしれない。 ビールを飲んだのが悪かった。

仕方ないので、テントで2時間ほど横になった。 
でも気分は良くならない。 食欲もない。


あまり、気分は乗らないが、
日が暮れる前に、何か食べておかなければ・・と思い、
今日も米を炊いた。 今日もうまく炊けた。


すると、不思議なことが・・。

米の炊上がった臭いを嗅いだ瞬間、急に食欲が出てきました。
さっきまでは、気持ち悪かったのに・・。

結局、普段どおりの量を食べられた。
気分もとても良くなってきた。 元気一杯、急速復活しました。

米って、すごいな~!





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三俣山荘で見かけた、変わったテント

2010年9月18日~20日 鷲羽岳(その1)

2010年09月21日 | 北アルプス
2010年9月18日(土)~20日(月)と、鷲羽岳に行きました。

コースマップです。  (赤:9/18 青:9/19 緑:9/20)


新穂高温泉の無料駐車場(深山荘の近く)には、前日(9/17)の午後11時ごろ到着しました。

最初、場所がわからず、橋を渡って有料駐車場の前まで行ってしまいましたが、
引き返す途中で、トンネルの様なところの途中で無料駐車場への入口を発見しました。

入口から少し坂を下ると、
駐車場へ誘導してくれるおじさんが1人、立っています。

『えっ、こんな夜中に駐車場の誘導係りがいるって何事なの?』・・と思いながら、
駐車場に進むと、驚いたことにほぼ満車状態です。

かろうじて、空スペースに車を停めて周りを偵察してみると、
残りの空スペースは2台分しかありませでした。

ギリギリセーフ! 恐るべし、新穂高温泉・・・。

軽くお酒を飲んで寝て、午前6時、駐車場を出発します。 



バスターミナルに到着



橋の向こうにきれいな山並みが見えます。こういうのを見ると、やる気が出てきます。



路上駐車が一杯



ようやく、登山口に到着



長い林道が続きます。



橋を渡る



わさび平小屋で一休み



長かった林道もここで終わり。橋の手前を左に入ります。




登ります



秩父沢に到着



沢の水が美味しい!



「チボ岩」って何?



だんだん、雲ってきたぞ



イタドリヶ原



シシウドヶ原



湿地帯の様な場所に到着



「熊のおどり場」と書いてある。



木道を進む。



鏡池に到着。
天気が良ければ「逆さ槍」が湖面に映るそうだが、あいにくの天気なので・・。



鏡平山荘を通過



キツイ登り。 もうすぐ、弓折乗越だ。



双六小屋が見えてきた。



双六小屋に到着。

本当は、「三俣山荘まで行ければ」・・と思っていたのですが、
足の付け根も痛くなって来たし、こんな天気ではやる気もでない。

あと2時間も歩く気力が湧いてこないので、今日はここでテントを張ります。



今回は、米炊きに挑戦します。
ある方のブログを読んで、私もやってみたくなりました。

月曜から毎日、家で練習してました。 
最初は失敗。 でも、だんだんうまくなってきました。

米は1合です。 さて、うまく炊けるかな?



米の炊ける音を聞きながら、火加減には細心の注意を払います。

最初、強火にして一度沸騰したら、
細火~中火にして「グツグツ」米が炊ける状態をキープします。

その後、10~15分ぐらいでと「グツグツ」といった音が消えてきます。
鍋の蓋から出る水蒸気もだんだん減ってきて、
「パチパチ」と米がこげるような音・臭いがしたら火を消します。
そしたら、鍋をひっくり返して5分ほど蒸らして終わりです。




さて、蒸らしも終わって、鍋の蓋を開けると・・・



「あっ、少し失敗したかな?」・・と思いきや、
一口食べてみたら、「あっ、全然、大丈夫。 美味しい、美味しい・・・」



やった~。 自分にも米が炊けたよ! 
今日は山よりも、「ごはん」に感動した一日でした。






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今日は、変わったテントをいくつか発見しました。

スパイダーマン型?


スフィンクス型?


これは、ツェルト?  こんなんで、寝れるの? 大丈夫かなぁ・・。

2010年9月10~11日 蝶ヶ岳と常念岳(その2)

2010年09月12日 | 北アルプス
今日はおとなしく下山のつもりだったのですが、気が変わって常念岳に行ってきました。

コースマップです。 赤(9/10) 青(9/11)


今日(9/11)は下山と決めていたので、テントでゆっくり寝ていました。
幸い、昨晩はイビキは全く聞こえず、とても快適でした。 
心配していた熊も出ませんでした。


周囲が明るくなったので、何となく目を覚ますと、
「わぁ~、素晴らしい~!」といった声が聞こえてきました。
家で寝ているつもりで寝ぼけていた私は、
「あっ、そうだ今日は山に来ているんだ。もう日出か? 槍は見えるか?・・・」と思って飛び起きました。


すると、まずはコレ。 槍がすごい!
あの尖がりに何かを突き刺してやりたい。 だって槍だもんね~。


夜明けを待つ山並み。 雲海が中途半端な感じ・・。


日の出を待つ人々。 日の出はまだのようです。 
寝袋に入って待っている人もいました。 すごい寒がりな人もいるんですね。


ふと振り返ると、蝶ヶ岳の山頂にも人が・・。

「あ~、あっちに行けばよかったかなぁ」 
理由は無いんですが、何となくそう思いました。 (隣の芝生は~・・ですね)


静まり返った常念岳。


そして、日の出。


富士山のシルエット。


日が出ると、皆さん一斉に槍の方に向きを変えるのが面白い。


朝日を浴びた穂高。


こんな景色を見てしまったら、このまま帰るなんて出来ません。
今日は、何としても常念岳まで行きたい! 


午前5時を過ぎ、もう常念岳に向けて出発していった人がいる中、急いでテント場に戻ります。
慌ててテントを撤収し食事をして、何とか午前6時50分に出発しました。 結構、時間がかかりました。

そして、蝶槍に到着。


この時点で、すでに足の付け根が痛くなっていました。 
でも、もう行くしかない。 
とにかく常念岳まで頑張ろう!  
だめなら、常念小屋でテント張ればいいし・・。 


足の痛みはさておき、周りは最高の景色です。 やはり、槍がすばらしい!


ふと右を見ると、雲海もすごい。


蝶ヶ岳を振り返ります。 マークしないとわからないほど特徴のない山です。


蝶槍を下ると、樹林帯に入ります。 ここからが長い。


途中の草むらが、北岳の右俣の登りに似ています。
北アルプスの少女が降りて来そうだ。


樹林帯に入って、確か一つ目のピーク。 
隣にも広場があって、わりと広い。 テント張れそうです。


蝶槍を振り返ります。


この後、小さなピークを2~3ヶ、繰り返します。 
だんだん、高度が下がっていく感じがする。

そして、もうすぐ常念岳に取り付くぞ。


槍がすぐそこに見える。


穂高もすばらしい。


カールがきれい。 
「大キレット」って、もしかしたらこのカールの上の稜線のこと? すごい。


樹林帯終わり、やっと常念岳に取り付いた。

変なマークが出たら、岩場の始まり。


常念岳までの登りは、大きな岩がゴロゴロした急斜面です。
遠くから見たときはガレ場だと思っていたのですが・・。
この登り、かなり疲れます~。


山頂が見えてきたぞ~。


午前11:00、常念岳山頂に到着。 たくさん人がいます。さずが百名山。
いゃ~、本当に疲れました。 しばらく休みましょう。 


不思議なことに大岩がゴロゴロした斜面を登っているうちに、
足の付け根の痛みが消えていました。 どうして? 変なの?


山頂の賽銭箱


大天井岳、燕岳方面の景色。 いつか、こちらの稜線も歩いてみたい。 


三股への分岐に到着。 真っ直ぐ行くと常念小屋です。
今日は、足の痛みも無くなったので、三股へ下山します。


前常念岳へ向かう道も、大きな岩がゴロゴロしています。
途中から、常念岳を振り返ります。 見る方向で形がかなり違う山ですね。


もうすぐ、前常念岳だ。


前常念の石室



前常念からは、急勾配の斜面になります。
相変わらず、大きな石がゴ~ロゴロです。 まったく疲れます。

15分ほど降りたところから、前常念を振り返ります。


あれ、私のすぐ後ろを歩いていた二人連れの姿が見えない。
どうしたんだろう? まだ、前常念の石室前でまだ休憩しているのだろうか。
確か、蝶ヶ岳のテント場にもいた人達だったな。
大丈夫かなぁ~。疲れて下山をあきらめたのだろうか? 
それなら、常念小屋があるから大丈夫だろう・・。
 

このころには、足の付け根の痛みは完全に消えて、他人の事を心配をする余裕さえありました。

やっと岩場も終了。 樹林帯に入ります。


三股へ降りる道の道標


1時間半ほど下って、蝶ヶ岳と常念岳の分岐に戻ってきました。
昨日、蝶か常のどちらに進むか・・で迷った場所です。


登山口の湧き水で喉を潤しました。 ついでに、顔も洗った。
とても美味しい水です。
蝶ヶ岳ヒュッテの、『蝶(超)まずい水(1L=150円)』とは別物だ。


午後3時40分、無事に駐車場に到着。 土曜だから、めちゃめちゃ混んでました。
約9時間の山歩きでした。 いや、本当に疲れた~。


山道を降りた帰り道沿いにある「ほりでーゆ」で汗を流して帰宅しました。  
料金=500円ですが、ホテル内のお風呂なので広くてきれいです。 
お客さんも、登山客が多いようです。 お勧めのお風呂ですね。


今日は、不安だった足の痛みも途中で治まり、楽しい山歩きが出来ました。
まだ不安は残りますが、何とかなるような気がしてきました。