キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2010年9月10~11日 蝶ヶ岳と常念岳(その1)

2010年09月12日 | 北アルプス
2010年9月10日(金)~11日(土)、蝶ヶ岳と常念岳に行きました。

コースマップです。


三股の駐車場です。 平日なので空いてます。
国営アルプスあずみの公園から、舗装された山道を10Kmほど走った終着点です。
深夜12時過ぎに到着して、車中泊していました。 


午前7:00、ゲートを越えて出発。しばらくは林道を歩きます。


登山口に到着。


蝶ヶ岳と常念岳、どちらに進もうか悩みます。 どちらに進もうか? 


橋を渡る。


蝶ヶ岳と常念岳の分岐です。 さぁ、どうしよう。
蝶か常か? さぁ、はったはった!

そういえば、このところ、山で足の付け根が痛くなる。
足への負担を考えて、今日は、早く登れる蝶ヶ岳にしておこう! 
(もし足が痛くなったら、常念岳はあきらめれば良いし・・。)

吊橋です。


沢沿いの涼しい道を歩きます。


梯子を登ると・・


しばらくは。まっすぐな歩きやすい道が続きます。


土佐弁の看板だ。


あれが、常念岳か?


まめうち平に到着。
何となく、足の付け根が痛くなってきた。 大丈夫かなぁ~。 


「チョリソ」「プー」って何弁?


「ちょう」という漢字が気になった。 フムフム、こう書くんだ。
虫へんに、世と木か・・。 
木の上の虫の世界には蝶がいた・・と憶えよう。 


長かった樹林帯もようやく終りだ。
足の付け根の痛みは相変わらずだが、何とかここまで登って来れました。


あっ、小屋が見える。 もうすぐ山頂だ!


すると突然、大きな槍が出現。 わぁ、すごいすごい! 
前に立っている人も、呆然としています。


蝶ヶ岳ヒュッテです。 テント泊の料金(500円)を支払った。
山小屋の女性から、食料の臭いに注意するように言われた。
何でも、最近、熊が出たらしい。 
食べ物の臭いにつられて来るそうです。 


それにしても、本当に素晴らしい眺め。 


でも、テントを設営している間に雲が出てきた。 槍が見えなくなった。


蝶ヶ岳山頂までは、テント場から5分もかからない。
山というより丘といった感じだ。


あれが蝶槍か。 時間もあるし行ってみるか。


草紅葉がきれいだ。 秋を感じます。 下界は猛暑なのにね~。


蝶槍に到着。 背後の山は、常念岳。
蝶槍の頂では、常念岳から縦走してきた青年に会った。
常念岳からココ(蝶槍)まで、休み休み歩いて4時間ほどかかったらしい。
結構、かかるんだなぁ~。


雲がだんだん広がってきた。そろそろ戻ろう。


ヒュッテに到着。  
蝶ヶ岳はテント場の後の丘のような場所です。 
こんなになだらかな山頂もめずらしい。 まったく、山らしくない。


明日はどうしよう。 常念岳に行くか下山するか?

やはり、足の付け根の痛みが気になる。
間接の痛みか、筋の痛みかもハッキリしない。
歩けないほどの決定的な痛みはないが、かなり違和感がある。
不帰キレットからの下山時のように激しく痛み出したらイヤだ。

「やっぱり、明日はおとなしく下山しよう。朝もゆっくり出来るし・・。」

予定も決まった事だし、さぁ寝るぞ! 
もう真夏とは違い、日が暮れると急に寒くなります。 いろいろ着込んで寝袋に入りました。 

熊が出ないといいなぁ・・。 

2010年8月13日 不帰キレット ~敗退~

2010年08月14日 | 北アルプス
2010年8月13日(金)、不帰キレットを見てきました。

唐松岳の山頂から見た不帰キレットです。 今日は見るだけです。


山頂で、しばらく悩みましたが、引き返すことにしました。

理由はこれ。

たまたま入った唐松岳頂上山荘の入口に天気予報が表示されてました。

昨晩までは、ここ2~3日間は”晴れ時々曇り”の予報だったのですが、
いつの間にか、”曇り時々雨”に変わっていました。

今朝、ゴンドラ乗り場で『午後は雷雨に注意』との貼り紙があったので、
多少は覚悟して登り始めましたが、明日も雨かもしれないということで
先に進む気力がなくなってしまいました。

雨の中でのテント撤収はもう嫌です・・。 

ということで、直ぐに下山して帰りました。

帰宅途中、長野ICの近くでお寿司を食べました。
史跡の町「松代町」にある寿司屋さんですが、なかなか美味しかったです。

山登りのつもりで長野まで来ましたが、お寿司を食べて終わるとは・・。 トホホ。


『不帰キレット』   また今度、行きます。

2010年8月7~9日 五竜岳→鹿島槍ヶ岳 (その3)

2010年08月12日 | 北アルプス
2010年8月9日(月)、冷池山荘のテント場で朝を迎えました。

昨晩は深夜から雨が降ったり止んだりでした。

午前5時になっても空は暗く、日差しはまったくありません。
徐々に天候が悪化するような気もします。
雨が途切れるのを待ってテントを撤収しましたが、リックや荷物をかなり濡らしてしまいました。

今日は、最悪の山歩きになりそうな予感がする中、冷池山荘を通過です。


ところが、爺ヶ岳に登り始めると、雨も止み、空がだんだん明るくなってきました。
後を振り返ると、冷池山荘と鹿島槍ヶ岳がハッキリ見えます。


テント場も見えます。 冷池山荘の少し上にあります。
「あんな所にテント場があったんだ~」


爺ヶ岳が近付くにつれて、さらに天候が回復してきました。


そして、爺ヶ岳山頂では眺望が楽しめました。


剣岳


立山


槍ヶ岳


そして、鹿島槍ヶ岳です。 


本当にすばらしい景色です。

これから向かう種池山荘の赤い屋根も下に見えます。


眺望を楽しんだら、今日は下山するのみです。

爺ヶ岳から3時間ほど下り、扇沢の登山口に到着。


さらに一般道路を15分ほど歩いて、扇沢のバスターミナルです。
1時間ほどバスを待って信濃大町まで行き、JR大糸線に乗り換えて白馬駅で降車、
そしてまたバスに乗って八方の駐車場に戻りました。


次は、天狗の大下り~不帰(かえらず)キレットを歩いてみたいな~。

2010年8月7~9日 五竜岳→鹿島槍ヶ岳 (その2)

2010年08月11日 | 北アルプス
2010年8月8日(日)、五竜岳山荘のテント場で朝を迎えました。

今日は、八峰キレットを超えて冷池山荘までの長丁場になります。
午前3時30分に起きて準備をしました。

朝焼けです。


五竜岳もクッキリ。


朝日を背に浴びながら、午前5時前に出発しました。


五竜岳が真っ赤に染まってきました。


虹の柱が見えます。


1時間ほどで五竜岳の山頂です。


ここからは、八峰キレットに進みます。


向かう先は、鹿島槍ヶ岳です。 左のピークが北峰、右は南峰です。。


ここを進みます。 


迫力のある岩場を通過します。


少し怖いけど、進みます。


下に人がいます。 少し安心しました。


梯子もあります。


キレット小屋に到着です。


昨日、五竜岳山荘の人からも聞いていましたが、
今日は、予約していない人は、キレット小屋には泊まれません。


いよいよ、八峰キレットの核心部に突入です。


スリル満点の細い道をそろそろと下りました。


反対側は、こんな感じです。 怖。


看板なんて置かなくても、わかってます。


ここは無理かも?・・と思ったけれど、以外に簡単に登れました。


足を踏み外しそうな場所です。


険しい道が続きます。


キレット小屋から1時間ほどで、鹿島槍ヶ岳の北峰と南峰をつなぐ吊尾根に到着しました。
地図には2時間30分と書いてあるんだけれど、間違ってませんか?

とにかく、八峰キレットはここで終わりです。 ホッとしました。


すぐに、北峰に登りました。 ガスガスで、何も見えません。


一瞬ですが、南峰が見えました。


北峰を下りて、南峰への険しい登りを進みます。
ここで、お腹が空いて動けなくなりました。 おやつを食べて一休みしました。


南峰の山頂です。


立山方面の視界は今一つ。


鹿島槍ヶ岳を下ってきました。 ここから先は、岩場はありません。 
冷池山荘はもうすぐです。 がんばろう!


冷池山荘テント場に到着しました。 今日はここでテント泊です。 
テント場からは立山方面が一望できますが、天気が良くないです。
ここのテント場、結構、空いています。
冷池山荘まで10分近くかかるから、人気が無いのでしょうか?

予定より早く到着したけれど、今日はもうヘトヘトです。 
明日の下山に向け、ゆっくりと休みました。

2010年8月7~9日 五竜岳→鹿島槍ヶ岳 (その1)

2010年08月10日 | 北アルプス
2010年8月7日(土)~9日(月)と、後立山連峰の五竜岳~鹿島槍ヶ岳に行きました。

コースマップです。 (赤:8/7 青:8/8 緑:8/9)


白馬八方尾根スキー場のゴンドラリフト・アダムに乗って、午前5時30分に出発です。


ゴンドラの次は、アルペンクワッド・リフトに乗ります。


ゴンドラからは、白馬方面の山が良く見えます。


グラートクワッド・リフト乗り場への木道です。
木道が濡れていたため、ツルンと滑って大ゴケしました。(ちょっと、恥ずかしかったなぁ~。)


登山道を進むうち、だんだんとガスが出始めてきました。


八方池に着いたころには、眺望が期待できないことがほぼ確実に・・・。


磐梯山にあったのとほぼ同じ登山者カウンターがありました。


多くのハイカーが、尾根を登っていきます。


雪渓の前で休憩です。


どんどん登ります。


橋を渡ると、ほどなく


唐松岳山荘に到着です。


予定では、唐松岳山頂に立ち寄るつもりでしたが、完全にガスガスなので、
ここからは、五竜岳に向かうことにしました。


霧で先が見えず、少し不安になります。


岩場を連想させる看板ですね。


すぐに岩場に突入です。


この先、大丈夫でしょうか? 少し不安になってきました。


おいおい、本当かよ?  これ以上先に進んだら、引き返せなくなるぞ!


滑落現場でしょうか?  ん~、やっぱり、さっきの所で引き返せばよかったなか?


でも、これを超えたら、もう岩場は終わりでした。 ホッとしました。


でも、五竜岳はまだまだの様です。


遠見尾根との分岐に到着。


下には、五竜岳山荘が見えます。 すでにテントが10張近くあります。 急げ!


五竜岳山荘に到着です。


テント場も混み合ってきました。 早く来て良かった~。


天気もだんだん回復してきて、唐松岳を望めるようになりました。


五竜岳山荘も賑わってきました。 夏休み初日だから、仕方ないですね。


五竜岳のガスも取れてきましたが、今日は眺めるだけです。 


すばらしい夕焼けです。


明日は、五竜岳に登ってから、八峰キレットを超えて鹿島槍ヶ岳に登ります。
9時間以上の縦走になるので、早めに寝るました。