昨日のつづき…
険悪なT子とミッキー
辛口なミッキーから叱責されているのは精神状態が最悪なT子だ
いつもなら愛のムチと受け止める言葉も
この夜は鋭利な刃となっている
涙がT子の頬を伝う
止めに入るも「入って来ないで!」と仲裁を拒むのだ
ふと目を離した途端、T子はグラスの中身を自分の頭にぶちまけた
「何やってんのよ!」
慌ててタオルを彼女に渡してずぶ濡れの髪の毛を拭く様に促すが
悔しさと怒りの炎はミッキーに向けられたままだ
これ以上このままには出来ないのでT子の頭を拭いて
散らばった氷やこぼれた水をモップで掃除
床が濡れていると足を滑らせて転倒する恐れがあるからだ
T子は更にミッキーに何かを言われさすがに耐え切れなくなったのか
泣きながら出口へ向かった
後を追う私
店の外でとりなすが彼女の涙は止まらない
こんな顔で息子の待つ家には帰れない
仕事もプライベイトも最悪な状況下で死んでしまいたいくらいに低迷している
そんな時、現状から少しでも逃避したくて飲んでいるのに
まさかの展開は彼女を地獄の底に突き落としてしまった
ミッキーはT子に敢えて厳しくして突き放したが
タイミングが悪かったのだ
T子をなだめている間、ミッキーが何度かドアを少し開けて心配してたのが
せめてもの救いだった
うつ気味の人の心情は当人あるいは同じ経験をした人にしか理解できない
勿論、私にも解るわけはない
今はT子の嗚咽まじりの言葉を聞くのが精いっぱいなのだ
苦しみの淵でもがくT子が心の底から笑える日はいつ来るのだろう
険悪なT子とミッキー
辛口なミッキーから叱責されているのは精神状態が最悪なT子だ
いつもなら愛のムチと受け止める言葉も
この夜は鋭利な刃となっている
涙がT子の頬を伝う
止めに入るも「入って来ないで!」と仲裁を拒むのだ
ふと目を離した途端、T子はグラスの中身を自分の頭にぶちまけた
「何やってんのよ!」
慌ててタオルを彼女に渡してずぶ濡れの髪の毛を拭く様に促すが
悔しさと怒りの炎はミッキーに向けられたままだ
これ以上このままには出来ないのでT子の頭を拭いて
散らばった氷やこぼれた水をモップで掃除
床が濡れていると足を滑らせて転倒する恐れがあるからだ
T子は更にミッキーに何かを言われさすがに耐え切れなくなったのか
泣きながら出口へ向かった
後を追う私
店の外でとりなすが彼女の涙は止まらない
こんな顔で息子の待つ家には帰れない
仕事もプライベイトも最悪な状況下で死んでしまいたいくらいに低迷している
そんな時、現状から少しでも逃避したくて飲んでいるのに
まさかの展開は彼女を地獄の底に突き落としてしまった
ミッキーはT子に敢えて厳しくして突き放したが
タイミングが悪かったのだ
T子をなだめている間、ミッキーが何度かドアを少し開けて心配してたのが
せめてもの救いだった
うつ気味の人の心情は当人あるいは同じ経験をした人にしか理解できない
勿論、私にも解るわけはない
今はT子の嗚咽まじりの言葉を聞くのが精いっぱいなのだ
苦しみの淵でもがくT子が心の底から笑える日はいつ来るのだろう