連休前の木曜日
予想通りに店は忙しかった
この日のキャストは私、ヒデミ、ボーイのトシで
開店1時間後の10時にトシが常連のお客様と同伴
続いて一気王子が隣町の美人ママと来店
その後、続々と忘年会帰りと思われるお客様が席を埋め
お預かりするコート類の置き場にも苦労した
混雑してくるとコートの下に置いた鞄にも目を配らせなくてはならない
何かがあってからでは遅いからだ
お帰りの歳にも持ち物を今一度確認していただく
お忘れ物がない様にとの配慮だ
荷物が多いこの時期
必ず翌日くらいに「○○を失くしたんだけど…」との
問い合わせが入るのだ
一気王子が帰られた後にマヤが現れた
この日は2丁目の店で働いているはずだが
風邪で休んでいるところを王子に呼ばれたらしい
しかし入れ違いで会う事は出来なかった
体調が悪いので顔見知りのお客様にご挨拶をして
小一時間で帰宅した
彼女は数日後には故郷の高知へ帰省する
私はまた今年も東京で1人寝正月だろう
マヤには実家で過ごすお正月を存分に満喫して欲しい
その後は女王様から
吉祥寺のNママの店で出会った男性をどうしても紹介したいとの事で
迎えに来いと何度も電話があったが
とても店をほったらかして出掛けられる状態じゃなかったのでお断りした
ところがその男性を伴って店に来てくれたのだ
「はいベイビー
小川ちゃんって言うのよ
とっても素敵なプロフェッショナルよ
どうしてもアナタに会わせたかったの」
笑顔が優しそうな老紳士だ
「あらアナタがさっき電話に出た人?」
往年のアナウンサーの様なベルベットボイスだがオネエだ
「どうも初めましてエドナです」
ご挨拶をすると小川さんの目尻がぐっと下がった
この日は飲ませ屋アッ君も奥のテーブルにお掛けになっていた
彼は2~3度、女王様をタクシーで送っているのだ
しかし女王様は覚えていないのだ
「ちょっと、アッ君だよ
この間、送ってもらったでしょ」
私が説明すると
「あら、そうだったわね
その節はどうもありがとうございました」と
慌ててお礼を言っていた
その後もイケメン2人組が4時少し前に来店
俄然ヒデミが張り切っている
しかし酔ってるので絡まないか心配だが
彼らの方が一枚上手だった
ソロで来たマサ子嬢と意気投合してヒデミを苛めていた
この日は5時まで延長した
それでも残ったお客様たちは河岸を変えて飲みに行くと言う
近所のショットバーにそのまま舞台を移した
イケメン2人も行くと言うのでヒデミも着いて行った
ボーイのトシは昼間の仕事の関係で4時半に帰した
宴の後の残骸を有線から流れる演歌を聴きながら片付ける私
疲労感もあったが店が忙しくなった事で気分は悪くない
トイレも念入りに磨き上げた
あとは電車に揺られて帰るだけ
そう言えば田中ちゃん、この日が最後の来店で
2~3日後に広島へ単身赴任する
ゆっくり送別も出来なかったが
どうかお元気で!
予想通りに店は忙しかった
この日のキャストは私、ヒデミ、ボーイのトシで
開店1時間後の10時にトシが常連のお客様と同伴
続いて一気王子が隣町の美人ママと来店
その後、続々と忘年会帰りと思われるお客様が席を埋め
お預かりするコート類の置き場にも苦労した
混雑してくるとコートの下に置いた鞄にも目を配らせなくてはならない
何かがあってからでは遅いからだ
お帰りの歳にも持ち物を今一度確認していただく
お忘れ物がない様にとの配慮だ
荷物が多いこの時期
必ず翌日くらいに「○○を失くしたんだけど…」との
問い合わせが入るのだ
一気王子が帰られた後にマヤが現れた
この日は2丁目の店で働いているはずだが
風邪で休んでいるところを王子に呼ばれたらしい
しかし入れ違いで会う事は出来なかった
体調が悪いので顔見知りのお客様にご挨拶をして
小一時間で帰宅した
彼女は数日後には故郷の高知へ帰省する
私はまた今年も東京で1人寝正月だろう
マヤには実家で過ごすお正月を存分に満喫して欲しい
その後は女王様から
吉祥寺のNママの店で出会った男性をどうしても紹介したいとの事で
迎えに来いと何度も電話があったが
とても店をほったらかして出掛けられる状態じゃなかったのでお断りした
ところがその男性を伴って店に来てくれたのだ
「はいベイビー
小川ちゃんって言うのよ
とっても素敵なプロフェッショナルよ
どうしてもアナタに会わせたかったの」
笑顔が優しそうな老紳士だ
「あらアナタがさっき電話に出た人?」
往年のアナウンサーの様なベルベットボイスだがオネエだ
「どうも初めましてエドナです」
ご挨拶をすると小川さんの目尻がぐっと下がった
この日は飲ませ屋アッ君も奥のテーブルにお掛けになっていた
彼は2~3度、女王様をタクシーで送っているのだ
しかし女王様は覚えていないのだ
「ちょっと、アッ君だよ
この間、送ってもらったでしょ」
私が説明すると
「あら、そうだったわね
その節はどうもありがとうございました」と
慌ててお礼を言っていた
その後もイケメン2人組が4時少し前に来店
俄然ヒデミが張り切っている
しかし酔ってるので絡まないか心配だが
彼らの方が一枚上手だった
ソロで来たマサ子嬢と意気投合してヒデミを苛めていた
この日は5時まで延長した
それでも残ったお客様たちは河岸を変えて飲みに行くと言う
近所のショットバーにそのまま舞台を移した
イケメン2人も行くと言うのでヒデミも着いて行った
ボーイのトシは昼間の仕事の関係で4時半に帰した
宴の後の残骸を有線から流れる演歌を聴きながら片付ける私
疲労感もあったが店が忙しくなった事で気分は悪くない
トイレも念入りに磨き上げた
あとは電車に揺られて帰るだけ
そう言えば田中ちゃん、この日が最後の来店で
2~3日後に広島へ単身赴任する
ゆっくり送別も出来なかったが
どうかお元気で!