潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

太平洋側の尻労漁港

2005年02月27日 | 

尻屋崎に向けて海岸線を走ると、尻労(しつかり)漁協への道がある。途中には風力発電の風車が見え、これを通り過ぎると太平洋側に面した尻労(しつかり)漁港に辿り着く。 太平洋に面した海岸線を有し、岩礁や磯根の優良な漁場をもっている。このため朝出漁し夜帰ってくる操業形態の「昼イカ1本釣り漁」と「コンブ漁」が盛んである。(津軽海峡に面した漁港では、夜出漁して漁火(いさりび)をたき、夜通し漁をして朝帰ってくる「朝イカ漁」が多い)


脇野沢産のカタクチイワシ

2005年02月26日 | 

脇野沢産のカタクチイワシを串刺しにして、丁寧に焼いた焼干いわしは麺類のダシに使用され、特に焼干いわしの粉末を直接麺に練り込んだカルシウムたっぷりの健康麺は、村の特産「焼き干しラーメン」として有名です。

しかし、下北半島の佐井、脇野沢両村と青森を結ぶ高速船「ほくと」を運航する、第三セクターの下北汽船(青森市)は経営難で航路維持が難しいとして、同航路は今年9月までに廃止されることになっています。
海から観た、鯛島や津軽海峡に面した海岸線の独特な岩、新緑の美しさや紅葉を眺めることが出来なくなるのは残念です。

http://www.roadstation.net/aomori/ao04.html


仏ヶ浦と北限の猿

2005年02月24日 | 名所旧跡

『自然の厳しさと、風雪により造成された仏ヶ浦の奇岩、海からの眺めが格別ですが、その自然の中で生息する猿たち』のニュ-ス

北限の猿捕獲ゼロ 青森・佐井村 駆除から2週間!「北限の猿」として国の天然記念物に指定されている、青森県下北半島のニホンザルの一部駆除が始まって、23日で2週間がたった。だが、吹雪続きの悪天候と人手、経験の不足からまだ1匹も捕まっていない。村は県特定鳥獣保護管理計画で許可された3月末までに対象の3匹を何とか捕獲しようと頭を悩ませている。

 10日の捕獲開始以降、村内は悪天候続き。箱わなを設置できたのは6日間にとどまった。ふぶくと猿は森から出てこない傾向がある上、わなを設置した川目地区で伐採があり、猿を遠ざける悪条件が重なった。
 村はわなを2基持つが、設置しているのは1基だけ。職員が通常の業務の合間に設置し、巡回、撤収しているため複数仕掛けるのは難しいという。捕獲対象の猿が人家侵入を3回起こしたが、いずれもわなは他地区に設置されていた。

 一方、北限の猿の捕獲を1月17日に始めた脇野沢村は23日までに11匹を捕獲、今月いっぱいで作業を終える。佐井村は脇野沢村からわなを1、2基借りる予定で、3月からは住民にも巡回への協力を求め、わなを複数設置する方針だ。
 鹿島課長は「天気が良くなれば猿は必ず里に下りてくる。住民には情報提供もお願いし、3匹捕獲につなげたい」と話している。


日本で最初の”ひらがな”の市

2005年02月23日 | 名所旧跡

~日本で最初の”ひらがな”の市~斗南藩士上陸の地とむつ市の誕生
戊辰(ぼしん)戦争で敗れた、会津藩の復興の地となった斗南(となみ)藩。現在の青森県むつ市を中心とした地域。「斗南藩士上陸の地」は大湊駅の南側、海沿いを東に進むと突き当たりの岸壁の一角にあります。
**【むつ市は、昭和34年9月1日、旧南部藩・斗南藩ゆかりの町「田名部町」と旧海軍の町「大湊町」が合併して、県内8番目の市「大湊田名部市」としてスタート。両町は明治22年、市町村制施行により近隣村を合併し村として始まり(田名部村に奥内村・中野沢村が合併、大湊村には大平村・城ヶ沢村が合併)、明治32年に田名部、昭和3年に大湊が町となった。】**

**【昭和初年の時点で青森県には青森市・弘前市・八戸市の3市があったが、昭和28年に「町村合併促進法」が施行され、全国的に市町村再編成の気運が高まり、県内でも昭和29年に黒石市、五所川原市、翌年に三本木市(現:十和田市)、昭和33年には三沢市と次々に誕生した。】*

**【このような流れの中で、昭和29年7月青森県は大湊町・田名部町合併計画第1次案の説明会を大湊ホテルで開催し、両町の合併案が具現化していった。町民感情や気風が違う両町が合併するには容易ではなかったが、説明会から5年後、昭和34年9月1日ついに合併、「大湊田名部市」となった。】**

**【その後、昭和35年8月1日、日本で最初のひらがなの市名「むつ市」と改称し、現在に至っている。市名「むつ」の由来は、東北地方北部の総称を古来から「陸奥国」(むつのくに)と呼ばれていたことや、位置的に陸奥湾を抱く下北半島の中心でもあり、「陸奥」(むつ)があて字であったため 、ひらがなとした】**と記されている。

http://www.net.pref.aomori.jp/shimokita4_gappei/index.html


大畑川と奥薬研温泉

2005年02月22日 | 名所旧跡

青森ヒバの林間を流れる大畑川、付近には奥薬研温泉があり、渓流には、ヤマメ、イワナ、アユなど魚が豊かで、これから春の訪れとともに、遠くから渓流釣りを楽しみに来る、太公望の格好の釣り場となっています。また、川沿いには露天風呂があり、バイクでツ-リングを楽しむ人達が、旅の疲れを癒やす場ともなっています。



関根浜港へ「みらい」入港!

2005年02月20日 | 

 近年、エルニーニョに起因する異常気象あるいは温暖化等、 地球規模の環境問題が話題となっています。海洋の実体と変動現象の解明のため活動している、海洋地球研究船「みらい」が、2月19日(土)久し振りに「関根浜港」に入港しました。
 この海洋地球研究船「みらい」は、1997年10月、世界最大級の観測研究船として就航し、海洋地球研究の最先端の国際洋上基地であり、「みらい」を通して得られた成果は、海洋地球データとして、世界に発信されております。

http://www.jamstec.go.jp/ships/mirai1.html


下風呂の海藻

2005年02月19日 | 

この時期になると、下風呂温泉街の海岸では、岩に自生した「岩のり」や「磯ふのり」を採る風景が見られます。これらの海藻は、ザルなどでさっと水洗いして、味噌汁、お吸い物等汁物にすると、ぷ~んと漂う磯の香り、生のプリプリした食感は、抜群で、本当に美味しいです!
また、ここには小説『海峡』を執筆するために下風呂に滞在した井上靖の碑や、対岸の北海道を望む展望台もあります。



八戸えんぶり

2005年02月17日 | 名所旧跡

今日は、一日中雪で、積雪は30cmを超える大雪でしたが、伝統的な祭りを紹介します。
八戸地方に「春を告げる豊年祈願の祭り」『えんぶり』は、舞手を含め、1組20~25人で構成され、毎年三十数組が参加する。昔えぶりという農具を持って舞ったことからこの名がついた。約八百年の伝統を誇る重要無形民俗文化財・えんぶりは、元々、農民が神にその年の五穀豊穣(ほうじょう)を願い行われた祭事ですが、今では、観光行事のひとつとして定着、毎年二月十七日から二十日までの四日間、長者山新羅神社に集い、舞を奉納、行列を組んで市内を練り歩き、そのあと各戸を祝って回ります。

http://www.daily-tohoku.co.jp/maturi/enburi/enburi_top.htm

鮮度抜群のイカ刺し

2005年02月16日 | 

下北半島随一の水揚げを誇る大畑港は、津軽海峡で育った新鮮な「さけ」や魚介類が豊富。夕方から出漁し、水平線上は漁火で海を彩りますが、中でも出漁した船から荷揚げされたばかりの、潮の香り豊かな「朝いか」の刺身は抜群です。
旧大畑駅の近くに魚屋があり、ここの店は「おばあさん」が「朝いか」を「刺身」にして小売りをしています。手慣れたもので生きている「いか」の皮を剥いで、手早く「いか刺し」にしてくれます。おばあさん曰く「いかは冷蔵庫に入れて、数時間後の方が甘みが出てきて美味しいよ!」「特に生姜と溜まり醤油で食べるとまた格別だよ!」とのことです。


日本一の菜の花

2005年02月15日 | 名所旧跡

2~3日留守にしていました。冬型の天候が続きますが、今日は明るい名所を紹介します。
菜の花の作付け面積日本一を誇る下北半島の町、それが横浜町です。5月の連休の頃には、一面、菜の花が咲き乱れ、海(むつ湾)の青、菜の花の黄色のコントラストが海岸線沿いに美しい景色を造ります。また、菜の花の爽やかな香りが、潮風に乗って漂って来ます。

横浜町 http://www.net.pref.aomori.jp/yokohama/


下北の「まつも鍋」

2005年02月12日 | ともだち

下北地方の簡単な鍋料理を紹介します。海藻の「まつも」をしゃぶしゃぶ風にさっと入れて、色が変わったら食べる「まつも鍋」です。作り方は簡単で、
a.土鍋に水、だし昆布、焼き干しをいれ、沸騰してきたら昆布と焼き干しを取り出す。
b.みそを入れて出しを作る、ここにネギみじんぎり、豆腐などの具を入れる。
c.煮立ったら、しゃぶしゃぶの要領で「まつも」をさっと入れて、色が変わったら直ぐに食べる。熱々で歯ごたえがあり、潮の香りがします。
寒い時や食事の準備を手短にやりたい時には、便利で、土鍋の火を弱めて、焼酎での晩酌はおつなものです!


いい湯だな!

2005年02月11日 | Weblog

むつ市の最低気温は-7℃です。明日も氷点下だそうです。こんな寒い日には、近くの温泉に行くことが出来るのも下北の良さでしょうか?
中心街から車で10分位で行ける場所にある「むつ矢立温泉」です。宿泊もできますが、地元の人達の銭湯兼温泉センター的な施設です。
 お湯は、ナトリウム-塩化物泉、しかし強烈に熱くて、塩っぱくて、緑色です。このためにお湯に加水して湯船に注がれている。
一番の特徴は洗い場に置かれた、木の枕を添え、洗い場で寝そべって、湯船から溢れるお湯を背中に受けながら、情緒豊かな北国の演歌を聞きく様は「らっこ」か「トド」ですが、気分は最高です。いい湯だな!


弘前城雪灯籠まつり

2005年02月10日 | 名所旧跡
今日も冬型の天気で、雪が降っています。弘前公園(国指定史跡「弘前城跡」)では、2月10日(木)~13日(日)まで、弘前城雪灯籠まつりが開催。
当初は、予定を立てていましたが都合がつかず、自分も車の運転は、不慣れなため取り止め。やむなく「弘前観光協会HP」を閲覧させて戴きます。残念!
『みちのく五大雪まつりのひとつ弘前城雪燈籠まつりは、昭和52年(1977)にスタートしました。雪燈籠は、長くて辛い北国の冬を楽しく演出しようと市民手作りで行われます。
厳冬の夜、弘前城は雪化粧した天守閣と老松がライトアップされ、幻想的で詩情豊かな郷愁を誘います。本丸から岩木山に向かって望む蓮池の周りには、ローソクを灯したミニカマクラ約300基が並び、あたりは雪と光のファンタジーに包まれます。
メイン会場の四の丸には、歴史的建造物などをかたどった大雪像や、大きな滑り台も作られ、雪を楽しむたくさんのイベントが行なわれています。』
http://www.hirosaki.co.jp/



田名部の食事処

2005年02月09日 | ともだち

この店は、友達と連れだって新鮮な魚の刺身や魚の煮物等を食べに行った食事処です。
お薦めは「うに奴」と「イカ揚げ」が定番です、魚は旬の時期には、その時々の魚を近くの市場(4月から3日、13日、23日にイベント広場で、漁師さんが捕れたての魚を販売する)で仕入れて店に出される。日にちを確認して、訪ねると鮮度抜群の物を食べるのが通です。
◆うに奴:「豆腐」の上に「生うに」をのせて、わさびが乗ったもの。新鮮な海藻で育った「生うに」は甘くて旨い!
◆イカ揚げ:イカをミンチにしたものと、玉葱をみじんにして混ぜ合わせ、ハンバ-グ風に仕立て、これを油で揚げたもの-揚げたてが熱々で何とも言えない。



春を待つ水芭蕉

2005年02月08日 | 

道路の雪も融けだし、水温もぬるむ程ですが、水辺の水芭蕉はまだ雪の中で、顔を出してはいません。
これからは日毎に寒さも和らぎ、気温も上昇することでしょう。昨年は東通村の水芭蕉を撮りに行きました。今年も元気で水辺に姿を見せてくれるかな!