~日本で最初の”ひらがな”の市~斗南藩士上陸の地とむつ市の誕生
戊辰(ぼしん)戦争で敗れた、会津藩の復興の地となった斗南(となみ)藩。現在の青森県むつ市を中心とした地域。「斗南藩士上陸の地」は大湊駅の南側、海沿いを東に進むと突き当たりの岸壁の一角にあります。
**【むつ市は、昭和34年9月1日、旧南部藩・斗南藩ゆかりの町「田名部町」と旧海軍の町「大湊町」が合併して、県内8番目の市「大湊田名部市」としてスタート。両町は明治22年、市町村制施行により近隣村を合併し村として始まり(田名部村に奥内村・中野沢村が合併、大湊村には大平村・城ヶ沢村が合併)、明治32年に田名部、昭和3年に大湊が町となった。】**
**【昭和初年の時点で青森県には青森市・弘前市・八戸市の3市があったが、昭和28年に「町村合併促進法」が施行され、全国的に市町村再編成の気運が高まり、県内でも昭和29年に黒石市、五所川原市、翌年に三本木市(現:十和田市)、昭和33年には三沢市と次々に誕生した。】*
**【このような流れの中で、昭和29年7月青森県は大湊町・田名部町合併計画第1次案の説明会を大湊ホテルで開催し、両町の合併案が具現化していった。町民感情や気風が違う両町が合併するには容易ではなかったが、説明会から5年後、昭和34年9月1日ついに合併、「大湊田名部市」となった。】**
**【その後、昭和35年8月1日、日本で最初のひらがなの市名「むつ市」と改称し、現在に至っている。市名「むつ」の由来は、東北地方北部の総称を古来から「陸奥国」(むつのくに)と呼ばれていたことや、位置的に陸奥湾を抱く下北半島の中心でもあり、「陸奥」(むつ)があて字であったため 、ひらがなとした】**と記されている。
http://www.net.pref.aomori.jp/shimokita4_gappei/index.html