投稿タイミングが遅れてしまいましたが、今日から数回お久しぶりの京都府立植物園特集です。
それでなくても花枯れの8月、酷暑も相まってなかなか足が向きませんでした。
下旬になってほんの少しだけお湿りもあったので、植物生態園の様子を見に行くことにしました。
それにしても、こんなカンカン照りの日に行かなくても・・・人いてへんやん。
ワイルドガーデンの娘さんもお疲れ気味?
ワイルドガーデンの花自体、前に来た時よりぼさぼさ・・・もとい緑豊かになってるような
ま、それはともかく植物生態園へGo!
さ~て、ここからはお約束通り、写真、名前の順で載せていきますね。
いくつ名前が分かるかな~
最初は超簡単編。
入り口でお出迎えしてくれたこちらは、もうこの1輪しか残っていませんでした。
ナツズイセン(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)ですね。
夏に咲くのでナツズイセン、もう夏も終わりということでしょうか。
お次はこちらです。
ギボウシの仲間(キジカクシ科ギボウシ属)です。
名札がなかったのですが、大きさ的にはコバギボウシでしょうか。
(オオバギボウシはすっかり実になっていました)
続いて、花の少ない植物生態園で唯一頑張って咲いていたのがこちらです。
年々増えていますね~
あっちにもこっちにも・・・
まあまあ背が高く、葉ががっちりしています。
日陰に咲いていると、花の色が違って見えます。
首筋の感じが何か最近見た花に似ていると思いませんか?
そろそろ答えを・・・スズムシバナ(キツネノマゴ科イセハナビ属)です。
似ているのは、前に瓜割りの滝で見たユキミバナ。
それもそのはず、どちらも非常に近い仲間です。
植物園ではこんなに沢山咲いているのに、京都では絶滅危惧種Aに指定。
シカの食害や園芸採取などで絶滅の危機に瀕しているそうです。
白い花もありますよ~
お次は少し難しいかも。
え、簡単ですよ!とおっしゃったあなた、案外この手の植物奥が深いですよ~
ヤブマオ(イラクサ科ヤブマオ属)と答えた人は半分正解です。
でも葉がちょっと違うと思われませんか?
こちらはトガリバヤブマオ。本州西部以西に分布する日本固有変種なんだそうで・・・
確かに葉も鋸歯もとがっていますね!
自分でも絶対に回答できない植物を問題に出すなつみかんでした。
生態園を進みます。
木漏れ日がまだ痛いほどきついですね~
右から2番目のしゅっとした木、見上げるとこんな葉が・・・
まだ香りはなかったですね~
ハート型で、秋になると甘い香りがするこの木はご存じカツラ(カツラ科カツラ属)
水辺に生え、私が好きな木のひとつです。
どんどん行きますよ~
もうすっかり終わっていると思っていましたが、一輪だけかろうじて。
これこそご存じレンゲショウマ(キンポウゲ科レンゲショウマ属)ですね。
「私もっと綺麗だったのに・・・」とレンゲショウマが文句を言ってました。
今年初見のこの花は・・・
ブロ友さん方にはおなじみでしょう。
カリガネソウ(シソ科カリガネソウ属)です。
ホカケソウ(帆掛草)という別名も、なかなか納得の名前です。
たった数輪咲き始めの花に登場してもらいました。
地元の自生地もそろそろ咲いている頃でしょう。見に行かなくては・・・
お次の花は案外間違えるかも・・・(自分が間違えた)
花をアップで撮るとこんな感じです。あれ、どこかで見たような・・・
はーい!アレチヌスビトハギ(またはヌスビトハギ)です!と答えた人は惜しいです。
正解はフジカンゾウ(マメ科ヌスビトハギ属)。
花が藤に似て、全体の姿が甘草に似ているから名づけられた・・・と書かれていました。
でもどうみても甘草には見えないのですが。
次はまずは実だけで考えてみてください。こちらです。
見て印象に残っている人はすぐに分かると思います。
分からない人には第二ヒント。
これを見たら大正解ですね!
キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)ですよ~結構咲き始めました。
実をみると、動物にくっついて散布するというのがよく分かりますね。
では最後の問題です。
花自体貧弱、写真はもっと貧弱ですが、多分お分かりなのでは。
こちらはツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)です。
河原や草地など、草原ぽいところに咲くイメージですが、そういうところがどんどん無くなっています。
先日久しぶりに御陵の森に林縁で見つけてキャッ♡でした。
これで今日の問題はおしまいです。
明日また続きを載せますね!
【撮影:2023/8/27 京都府立植物園】