なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

晩夏の木の実クイズ~2023/8下旬(2)

2023-09-10 06:00:48 | 植物

タイトル見てページを閉じた方もおられるのでは・・・(笑)
自然界では結構花の端境期で、投稿ネタを探すと木の実にたどり着きます。
今回は見慣れた植物が多いので、おそらく簡単ですよ~おそらく・・・

問題に入る前に、川の様子をば・・・
ほんの毎秒200ちょい立方mの放流でこんなに水が増えます。


あれ、水の流れ込むところになにかがちょこちょこ動いていますね。
・・・セグロセキレイでした!


この写真を撮った辺りにあったこちら。
ここからは問題行きますね!


え、これなに? 近くで見ると、放射状に広がる花?の根元に実が沢山付いています。


答えに自信がなくて色々調べたらなんと2019年の自分のブログを発見。
シリブカガシ(ブナ科マテバシイ属)でした~
枝の先についているのは花(蕾)、その根元あたりに沢山のどんぐりが付いています。
こちらは1年前に咲いた花がようやく実に変わったもの。
ちょっと面白い名前は、ドングリのお尻の部分が凹んでいるからだそうです。

その隣にあったこちらはご存じの・・・


うわ~相当黒っぽくなちゃいましたね。
近くから見ると・・・


はい、陀羅尼助のような実を沢山付けたこちら。
アカメガシワ(トウダイグサ科アカメガシワ属)の雌木です。
じつは、じいちゃんの庭の前にもアカメガシワの雌木が生えて今花が咲いています。
鳥が食べに来てくれたら嬉しいのですが・・・

川の流れに目が釘付けになります。


おや、畔にいるのは・・・


お~、交信中のアオサギでした!


胸の筋肉がモリモリですね。喉の辺りの雰囲気がまるでペリカンです。
さすが、ペリカン目!


クイズに戻りますね~
ここからさらに下流方向に行くとこんな実が沢山。こちらは楽勝ですね!


この写真では少し赤みがかっていますが、他の木は大体くすんだ黄緑になっています。


この沢山の羽のある実はご想像通りカエデ属。
3つに浅く分かれた葉の形からトウカエデと分かります。
それにしても実付きの良すぎること!


お隣の木は・・・


赤くて血管のような果柄・・・さて何でしょうか。
近くで見てみると・・・


黒く熟した実が沢山!こちらクマノミズキです~
ここではトウカエデとクマノミズキが並んでいます。

お次はさくっと2問続けて。この若いドングリはなんでしょう。


こんな葉もまともに見えていない実を問題に出すなんて私ってひどい!
でも何度も投稿していますし、関西の照葉樹林の中でも一番沢山生えるのが、このアラカシです。
ブナ科カシ属。

ちなみにこの山に生えているモコモコはカシではなくシイ(スダジイ、ツブラジイ)です。
あの春先に花で黄色くなり、きつい匂いを放った木ですね。


最後の問題です。


こちらは実ではなく蕾です。
でも葉が見えているのでギリギリOKでしょうか。
そう、ヌルデ(ウルシ科ヌルデ属)です。花は初秋に咲くそうです。

ということで、困った時のクイズ、お楽しみいただけたでしょうか。
明日も続きます。

【撮影:2023/8/26  宇治川】

 

コメント (12)
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