コロナ禍真っただ中の2020年。風鈴で有名な正寿院は予約拝観となっていました。
どこにも出かけられずくさっていた星夫を誘って行ったときの記事がこちらです。
あれから3年、またまた星夫を誘って正寿院を再訪しました。
正寿院の創建は今から800年前の正治2年(1200年)、真言宗のお寺です。
山号は慈眼山(じげんざん)、別名瀧谷寺。
お寺の奥にある瀧(瀧谷)に雨乞いすると龍神様が雨を降らせてくださるという謂れがあるそうで、
水とかかわりのあるお寺なんだそうです。
歴史のあるお寺とはいえ、宇治田原町の車もすれ違えないような山里にあるお寺です。
それなのに、今は若者たちが引っ切り無しに訪れる寺院へと変貌。
いったいどういうことでしょう。
その答えの一つが、今日ご紹介する風鈴です。
境内を約2000個の風鈴が彩り、風が吹くと涼やかな音を奏でてくれます。
参拝者の目と耳を楽しませるこの風鈴まつりが「映え」すると評判に。
お寺とは思えない若者たちが押し寄せる場所に変貌したというわけです。
私が行ったのは土曜日の15時過ぎでしたが、次々やってくるのはほぼ20代の若者たち。
カップルもいれば、女性の連れもいます。若いファミリーもいました。
私たちのような年頃の人は肩身が狭いほど。心から仰天しました。
説明が長くなりましたが、今日は正寿院の風鈴を下手な写真でご覧いただきます。
今年の風鈴まつりは6月1日~9月18日まで行われており、途中3回風鈴の種類が変わります。
秋の風鈴はちょっと季節外れですが、この暑さですからそれほどの違和感はありませんでした。
ちなみに、9月のメインの風鈴はコスモスですが、ヒマワリなどもまだ残っています。
こちらはキキョウでしょうか。
別の風鈴棚、このマリモみたいなのは何??
マリモではなく、苔玉でした。それはそれでびっくりです。
シンプルな色付きの風鈴も綺麗!
透明ではないのがかえって新鮮!つややかな緑色に目を奪われました。
この雰囲気もいいですね~
水色一色の棚です。
こちらは、本殿のすぐそばなので、本殿からも良く見えます。
境内には地蔵堂。
コロナ禍のときには、受付で「叶紐」をもらい、この地蔵堂の前に括りつけました。
(その時の様子がこちら)
3年前はパラパラと括られていた紐、今はびっしり。
もう配布はされていなかったのですが、この3年でこれだけの繋がりができたということですね。
お堂にぶら下がっていたのは叶紐の風鈴。
横にいらっしゃったお地蔵様の石仏、にこにこと穏やかに見守ってくださっていました。
この3年、色々と大変でしたが、こうやって人々が集えるようになり本当によかったです。