久しぶりに宇治川の高水敷や堤防をお散歩していて気づきましたが・・・
この間までほとんど葉すら見なかったアメリカアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)が沢山!
いわゆるアサガオと同じように葉が3裂していると思っていたのですが、5裂もあるようです。
猛暑と草刈で弱っていましたが、ゲリラ豪雨や朝夕の涼しさに復活したようです。
降りすぎは困りますがやはり雨は必要ですね。
下右の写真は毛深い萼から蕾が出てきたところでしょうか。
このワイルドさがアメリカン!?
このアメリカアサガオのすぐ近くに咲いていたのが、同じサツマイモ属のこちら。
マメアサガオです。やっと咲き始めたと思ったら、あっという間に満開です。
こちらはピンクですが、白も咲いていました。
どちらの花もよく見ると葯が赤紫になっています。
これがホシアサガオだと白なんですよね。
これらの花を撮ったのは、堤防の上の道から高水敷に下りる階段付近。
堤防上にはもう一種類のヒルガオ科サツマイモ属が・・・
こちらは皆さんご存じヒルガオです。
コヒルガオとは、花柄に翼がなく花が大振りなことで区別できる・・・はず。
ここで、今回みかけた3種類のヒルガオ科サツマイモ属を原産地から考察。
最近売り出し中のアメリカアサガオは熱帯アメリカ原産。
雨不足と草刈で一時期見当たらなかったのに、ひと月もたたないうちに完全復活。
それどころか、あっちもこっちも生息場所を増やしています。
一方、マメアサガオは北アメリカ原産。
こちらも元々の日本の気候と合っていたのか色々な場所で見られます。
ところが、今年の気候のせいか、お散歩コース最大の繁殖地でほぼ見られなくなりました。
ヒルガオは在来種です。
安定して咲いている気がするどころか、年々花が大型化している気がします。
さすがはグローバル化時代というべきでしょうか。
世界各所で生息するサツマイモ属がここ日本で一同に会し、共存共栄しているようです。
ところで、秋に美味しいサツマイモの花を皆さんご存じでしょうか。
見たことないのも当然、通常日本では咲かないそうなんです。
サツマイモは熱帯・亜熱帯では今回載せたマメアサガオにも似た花を付けるそうです。
日本でもこの亜熱帯のような気候が続き、気温が高いまま日照時間が短くなれば花が咲くかも・・・
逆に怖いですけど。
考察が長くなってしまいました。
お散歩続けます。
向こうに何度も登場している水道橋が見えます。
この辺りは高水敷を歩けるので花を探しながら散策。
まだツユクサが頑張って咲いていました。
これは何だと思われますか?
私もこのステージであまり意識して見たことがなかったのですぐには分かりませんでした。
こちらオオオナモミ(キク科オナモミ属)の蕾なんですって。
結構沢山ありました。今シーズンあっちもこっちもオオオナモミだらけでビックリです。
そして見つけて嬉しかったこちらの花。
超ミニサイズの花ですが、見えますでしょうか?
こちらはツルマメ(マメ科ダイズ属)です。
かの大豆の原種で、花もそっくりです。
この先は高水敷通行止めなので、再び堤防上に戻ります。
遊水池から宇治川へ流れ出す付近、なぜか野生化したイチジクが生えています。
今は水がほとんど流れていません。
野生化したミント
茶畑の向こうに京阪宇治駅が見えてきました。
コシアカツバメの営巣地として有名です。
ふう、ようやく宇治橋たもとに到着です。
この写真はその手前、右手にJR奈良線の鉄橋、左手に宇治橋が見えています。
この時点で時刻は9時。
9時のシンデレラは門限に遅れてしまいましたとさ。
明日はこのお散歩で見た鳥たちを一挙放出しますね。
(というほどありませんが・・・)
【撮影:2023/9/3 宇治川】