白山神社を出て先に進むとついに茶畑が見えてきました。
前に木津川畔で見た浜茶と同様、黒い寒冷紗が見えます。
元々宇治茶は寒冷紗などで覆って甘みのある碾茶(てんちゃ)を作り、抹茶の原料にしてきました。
ここ、白川の茶畑では、寒冷紗栽培のほか、葦簀に藁を載せた本簀栽培(ほんずさいばい)も行われているそうです。
道の両側にどんどん茶畑が見えてきました。
やっと小さい説明板がありました。
ふむふむ、江戸時代から谷あいでお茶栽培が行われていたのですね。
そして今も伝統的な製法が継承されているという・・・
それにしても、実に控えめな広報です。
この時期のお茶の葉はこんな感じで、勢いよくのびています。
よく見ると、花の蕾が出来ていました。お茶の花は、花のない冬に咲きます。
と思ったら、また咲いている木を見つけました。
ものすごい蕊の数です!
普通、晩秋から冬にかけて咲くので、少しこの木は早いですね。
そうこうしているうちに、交通量の多い道路に行きあたってしまいました。
ここで終点なのでしょうか。
以前さらに歩いて宇治市植物公園に行ったことがありましたが、今は休園中。
しかもすごい上り坂なので、今回は潔くUターン。
それにしても、宇治茶ソフトを食べさせてくれるお店くらいはあるかと思ったのに、何もありませんでした。
と思ったら、1軒お茶屋さんを見つけました。
入り口までいったのですが、お昼時だったので「御用の方はこちらに連絡を」と携帯番号の張り紙が。
わざわざ出てきてもらって冷やかしだけ(多分)は申し訳ないので、今回は中に入らず退散しました。
血糖値も下がりちょっと疲れてきたところで嬉しい出会い。
今年お初の白いツユクサ!
普通昼前には萎むのに、待っててくれました!
これで元気100倍です!
タイトルの府道3号線はほんのちょっとだけでしたが、とても楽しい散策が出来ました。
最後の写真は、府道側から、いつもの宇治川沿いの道を見下ろしたところです。
右下方向に向かう道が、一昨日の記事に載せた白川への道です。
今回もほとんど府道と関係ない記事を長々とご紹介してしまいました。
全部読んでくださってありがとうございました!
【撮影:2021/9/19 宇治市】