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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

宇治川の秋の始まり~ガガイモが咲き始めました!

2021-09-14 05:43:04 | 植物

ちょっとしたお散歩なのに気になる花を色々発見。
一番テンション上がったのがこちらです。
擬宝珠のようにとがった蕾がひらくと現れるのがフワフワの柔らかい毛が生えた星形のお花。
そう、ガガイモです!


ガガイモはキョウチクトウ科イケマ属。
余談ですが、以前はガガイモ科ガガイモ属だったはず・・
遺伝子に基づく分類法になってから、ガガイモのガの字も出てこない分類になってしまいました。
ガガイモは日本神話にも出てくる由緒正しい植物なのに、失礼ですよね!
(という科学的ではない発言でした・・・)

それはともかく、ガガイモは古くはカガミまたはカガミグサと言ったそうです。
ガガブタと同じく、鏡=カガミ=ガガの法則ですね。
(レディーガガは、鏡婦人!?)
でもガガイモの場合は葉ではなく、実の内側がツヤツヤしているから付けられた名前とのこと。
その実ですが、お芋のような形なので、ガガ「イモ」。
そして、日本神話ではその実を二つ割にした舟に乗ってスクナビコナの神が波の彼方から日本にやってきて、
国造りに協力したと書かれているそうです。
ガガイモ~すごいやん!



花からびよ~んと伸びている糸のようなものは、花柱です。
上の2枚のように白い花もありますが、一般には下の写真のような赤みがかった花が普通です。




花はまだ咲き始めですが、蕾も沢山あったのでしばらくは楽しめそうです。
ちなみにこのガガイモ、ヘクソカズラと例えられるほど繁殖力が強いらしく、いったん根が入り込むと駆除は困難。
うっかり持ち帰ったら大変なことになりますね。
近所でも、駐車場の隅に大きな塊になって生えています。

ガガイモの実にも、すごく興味があるのですが、これまで一度もみたことがありませんでした。
今回咲き終わった花のあたりを見ていると、緑の若い実を発見!
とりあえず写真を撮って家で見てみると・・・
(虫が苦手な方は薄目で見てください)



どう見ても、青い芋虫が中から実を食い破っていますよね。
調べてみても、そんな情報は出てこないので、普通のことではないようです・・・
でも実が生ることは分かったので、今年こそ丹念に探してみますね~

お次は、近くにあったこちらの花。
イタドリの花なんですけど、ちょっと雰囲気が違いますよね。

そう、こちらは実が真っ赤になる「ベニイタドリ」(メイゲツソウ)。
毎年この場所に咲くので今年も探したら、ちゃんと赤くなっていました。


別の場所に真っ赤になったベニイタドリ発見!
イタドリは雌雄異株で、赤くなるのは実なので雌株です。


イタドリでお休み中のナナホシテントウ。お久しぶり~


これで今回の宇治川散歩はおしまい。
途中、セイバンモロコシの穂がキラキラ光っていました。


おしまい。

【撮影:2021/9/5  宇治川】

コメント (17)
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