なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

府道を行く・府道281号線 (3)~ツルボ祭り

2021-09-18 06:34:44 | 府道を行く

府道を行くシリーズ、府道281号線の最終回は木津川堤防の植物たちです。
元々ここに来た大きな目的がこの花が咲いているかどうか見に行くこと。
その花とは・・・


ツルボでした~
ここ木津川の堤防で初めて見てからもうどのくらいになるでしょうか。
キジカクシ科ツルボ属。
外来種が繁殖しやすい堤防にあって、一人(一種)気を吐く大繁栄ぶりです。
まあご覧くださいませ。
右奥が昨日ご紹介した茶畑、通路を挟んで左側はずっとびっしりツルボの小道。


咲き始め、咲き終わりが混じって、決して洗練された美しさではありませんが、精いっぱい咲き誇っています。


エノコログサとのコラボ


もう実になりかけているツルボ


虫のお客様も多数・・・イチモンジセセリ。


ハナムグリとハチが多かったです。
 

堤防の反対側の斜面にも・・・




おや、こちら側の斜面にちらっと見えた小さい赤い花。
なんと、外来種ではない元祖コマツナギ(マメ科コマツナギ属)発見!
マイアルバムを確認すると、2016年にここを訪れたときに初めて見ていました。。
何かと外来種にやられることが多いのに、今も全く同じ場所で咲いていたことに感激です!




この辺りの土手一面に咲いていたこのピンクの花。
どこかで見たことがあるような・・・。
チョウが吸蜜に来ていました。


帰宅後調べ、オオフタバムグラ(アカネ科オオフタバムグラ属)と判明!
北米原産の帰化植物です。
このチョウはヒメアカタテハのようですね。
ちょっと絵になる光景です。


花だけ。


ツルボが見られたら満足・・と思っていましたが、他にも花や虫たちが見られて大満足。
最後は、久しぶりに(?)みたコニシキソウ(トウダイグサ科トウダイグサ属)です。
最近町中でみかけるのは全体が緑の葉のアレチニシキソウが主流になりつつあるので、思わず写真を撮りました。


葉の中央が赤くなり、果実に毛が生えているのが特徴です。
拡大してみたら、ほんとに毛深い(笑)
花と実の造りもとても面白いのですが、その解説はまたいずれ・・・


府道を行くシリーズ、最後はやっぱり植物になってしまいました。
次はどこに行きましょうか。
また今度!

【撮影:2021/9/5 京都府八幡市】

コメント (12)
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