なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

三たび、やんたん里散歩~何気ない花たちに癒されて

2021-09-23 05:21:00 | 植物

また行ったんかいな~と呆れられるかもしれませんが、またまたまた宇治田原町のやんたんに行ってきました。
緊急事態宣言下、お気に入りのやんたん会館は閉館中。
それでものどかな空気に惹かれ、のんびりと散策・・・
そこで見た花や実をご紹介しますが、今回は、写真の後に名前を載せています。
よく見られる花ばかりなので、当てっこしながらご覧くださいね~
(ほぼ見た順番に載せてま~す)


歩き始めてすぐに地面に割れた緑の実が落ちているのに気づきました。
見上げると・・・何かご存じでしょうか。
「よく見られる花」と言ったそばから、「あまり見ない実」ですみません。



カヤ(イチイ科カヤ属)でした。初見です!緑色の実は翌年熟し、種が脱落するそうです。

種をあく抜きして煎った時の香りから、和製アーモンドと呼ばれることも。
ちょっと食べてみたいかも~

隣にあったこの赤い実。


前に白い花を投稿したコバノガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属)の実だと思います。

(なお、前回までWikipediaの記載通り「レンプクソウ科」としていましたが、2017年の国際植物学会議で、
レンプクソウ科はガマズミ科に変更されたようですので、今回はガマズミ科としました。)

これらの木の下に真っ赤なあの花が・・・


今年初見のヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)。

この後いたる所で咲き出したので、今となっては「ああ、ヒガンバナ」みたいな感じですが、この時はすごく新鮮。
山里に似合う光景です。

近くにあった、紫色の可愛いお花。


ヤブラン(キジカクシ科ヤブラン属)です。
わが家のヤブランはじめ、よく見かけるヤブランはほとんど花が開いていません。
でもここのヤブラン、結構綺麗な花が咲いていました。
しかも数が多く、林縁、林床に多数姿を見せていました。
 

稲刈りが終わった田んぼにいたダイサギ。
何を食べているのでしょうか?


集落を流れる小川の周りには色々な植物が。


ノカンゾウ(ツルボラン科ワスレグサ属)が今頃一輪だけ咲いていました。


水面のキラキラに浮かぶこちらの花は・・・


ヤナギハナガサ(クマツヅラ科クマツヅラ属)です。
集落には、帰化植物も結構在来種と共存しています。なぜか可愛い花限定・・・


民家の脇に沢山の花を付けた大きな株を発見!なんでしょうか。


オトコエシ(オミナエシ科オミナエシ属)でした~
宇治川畔にも沢山咲きますが、こんなに大きくなったのはあまり見ません。
望遠で見てみると・・・おやまあ、花の陰にカマキリがいますね。
文字通り、頭隠して尻隠さず・・・


だんだん山の方に近づいてきました。
去年も見かけたあの場所に・・・咲いていました!


ミゾカクシ(キキョウ科ミゾカクシ属)です。

ミゾカクシは溝が隠れるほど繁殖する、別名のアゼムシロは畦に蓆を駆けたように繁殖する・・・
といずれもその繁殖力の強さを表す名前です。
でも昔はともかく、今私の地元の水田などでミゾカクシを見ることは少なくなっています。
それだけに、懐かしい気持ちになりました。

集落を抜けたところに咲き始めていたアザミの仲間です。
もう名前を調べるのは諦め気味・・


隣のこちらは前にも林内で咲いていたお花です。


オニルリソウ(ムラサキ科オオルリソウ属)ですね!

空色の花が可愛いです。
意外に毛深く、大きい棘だらけの引っ付き虫のような実がなることから、「鬼」瑠璃草となったのでしょう。
写真を撮っていたらズボンに実が沢山付いていました。

後はお馴染みの面々・・・


イタドリ(タデ科ソバカズラ属)です。

この写真では分かりませんが、拡大すると雄蕊が沢山見えたので雄株でした。

まだ咲き始めが初々しいこの花は・・


かろうじて対生の葉が写っていますね。ヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)です。

時々ヒヨドリバナにもアサギマダラが来たりするので、要注目。

最後はこちら。


ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)です。

地元では赤しか見られません。というか、花自体ほとんど見かけません。
実物はもっときれいな濃いピンク色でした。

ということで、今回のやんたんのお花はこれにて終了~
え、滝は?とおっしゃるかもしれませんが、残念ながら期待していた花はまだ堅い蕾のみ。
あとは変わり映えしないので、今回は省略。

また緊急事態宣言があけたら行ってきますね!

【撮影:2021/9/11  宇治田原町】

コメント (14)
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