なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

府道を行く・府道281号線 (2)~日本遺産・日本茶歴史散歩

2021-09-17 06:17:24 | 府道を行く

京都市内方面から木津川流れ橋へは第二京阪道路の側道を行き、上津屋交差点を左折。
ほんの少し走り、「四季彩館」の標識に従って、左折します。

するとやわた流れ橋交流プラザ四季彩館がすぐ右手に見えてきます。
ここはいろいろな体験や宿泊・食事もできる施設ですが、時間が早いのでまだ空いていませんでした。
流れ橋を散策する人は駐車自由なので、こちらに車を止め、そこからは徒歩で木津川流れ橋に向かいます。
途中に深緑に赤い日の丸が書かれた看板発見。どこかで見たことがある色合い。
近づいてみると、日本遺産・日本茶800年歴史散歩の説明板でした。→ 
世界遺産は有名ですが、日本遺産もあるということを知らず、ネットで調べてみました。
世界遺産はユネスコが採択しますが、日本遺産は文化庁が認定。
どのようなものが認定されるのか、日本遺産のホームページから引用すると、
"「日本遺産」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定するものです。"
文化・伝統を認定するのではなくて、ストーリーというのがミソのようです。
日本遺産を巡ることにより、その文化や歴史が生き生きと見えてくるということなのでしょうか。

さて、日本茶歴史散歩ですが、実はこれまで何度も行ったやんたんもこのストーリーの一部となっています。
そして木津川、ここの河川敷にお茶畑ってありましたっけ??
とりあえず行ってみることにしました。
・・・ありました。
木津川左岸堤防から見下ろすと、正面に流れ橋、その手前両側にお茶畑が広がっています。


こんな感じで。


こちらの河川敷に広がる茶畑でとれるお茶は「浜茶」と呼ばれ、濃い緑になることで有名だそうです。
おもにてん茶(抹茶の原料)となるお茶を栽培しています。
寒冷紗を二重にかけることで、甘く優しい味わいになり、最高級の抹茶となるとのこと。
19世紀頃からお茶栽培がここで行われているそうですが、何度もここを通っていて、全く知りませんでした。



手前にあるヒャクニチソウとともに・・・


この道の右下に茶畑が広がります。増水のときは大丈夫なんでしょうか。


両岸で育てられている・・・ということは右岸にもあったのでしょうか。
ありました!
小さい写真ですが、右手上に川、その少し左に茶畑が写っています。
(黒い寒冷紗があるところです)


府道281号線は、日本遺産 お茶の歴史と今を感じられる場所でした。
府道を行くシリーズ、第一回ではお茶の老舗上林の祖先の出身地を見学しましたが、第二回もお茶つながり。
なんだか、京都のお茶のストーリーをたどりたくなってきました・・・

さて、府道を行く・府道281号線、明日が最終回。
こちらで見られた花たちをご紹介する予定です。
のんびり眺めてくださったら嬉しいです~

【撮影:2021/9/5  京都府八幡市】

 

 

コメント (12)
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