週刊植物園のチラシを握りしめ、さらに植物生態園の散策を続けます。
一番のお目当てはモミジチャルメルソウ(紅葉哨吶草;ユキノシタ科チャルメルソウ属)。
マイアルバムで確認すると一昨年も3月10日に見ているので、今年が特別早いわけではなさそうです。
ミズバショウの咲く小さい湿地の片隅に・・・あった!咲いています。
チャルメルソウ属では珍しい雌雄異株だそうで、ここで咲いているのは雄株のようです。
花期は比較的長いので、まだ楽しめると思います。
花言葉は「謙遜」。
週刊植物園には載っていませんでしたが、他にもこんな花や蕾、あんな実など。
モミジチャルメルソウの横にぱっと目立つピンクの花。
おお、もうショウジョウバカマ(猩々袴;メランチウム科ショウジョウバカマ属)の花が!
遠いのでサンプル程度の写真です。
ユキワリイチゲの横で写真の順番待ちをしているときに見つけた花。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草;ユキノシタ科ネコノメソウ属)。
ごちゃごちゃした感じに写っていますが、花弁はなく、黄色く見えているのが雄蕊の葯です。
山だけではなく、山寺の境内などでも結構見かけます。
花言葉は「変化」。
すぐ近くには、地味だけど気になる花、カテンソウ(花点草;イラクサ科カテンソウ属)の蕾が・・・
これだけではいかにも寂しいので、2年前の4月下旬に宇治川沿い林縁で撮ったカテンソウ群落を・・・
白いアンテナのように突き出した蕊が可愛いです。
花言葉は「特殊技能を持った」だそうで・・・
(2018/4/21 宇治市林縁)
新たな花が次々と登場する一方、まだ咲いていた!
黄色いビタミンカラーのフクジュソウ(福寿草;キンポウゲ科フクジュソウ属)。
枯れ葉から出てくる黄色ではなく、葉の緑とのコラボが春の開花らしいです。
花言葉は、「「幸せを招く」「永久の幸福」。
咲き始めではないのですが、生態園内で一番沢山みられたのがこの実なのでは・・・
と思ったノシラン(熨斗蘭;キジカクシ科ジャノヒゲ属)です。
もうお腹一杯になりそうですが、見るたびに深い藍色に変化する姿にうっとり。
写真は、水に垂れかかる実の姿が綺麗だったので。
花言葉は「ひっそり」だそうですが、結構インパクトあります。
他にもミズバショウ、ザゼンソウの名前も開花情報に載っていましたが、写真に撮れるような花はありませんでした。
それ以外に、開花情報以上の花を見ることができたので、そろそろ森のカフェに移動。
お昼ご飯を食べることにしました。
途中、切り株に咲いたコケの胞子葉が可愛かったので・・・
生態園を満喫できました!
(つづく)
【撮影:2020年3月7日 京都府立植物園】