夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

賠償金を払いたくない東京電力

2011年09月23日 | 社会問題
 原発の被害への賠償金支払いで、被害者達が困惑している。難しい申請書とその説明書。分かりにくくして、賠償請求を諦める人が少しでも増える事を東電は狙っているに違いない。迷惑を掛けているとの反省があれば、少しでも易しく、分かり易くと考えるのが通常の人間である。つまり、東電には通常の人間は居ないと言う事になる。多分、エリートばかりなのだろうが、そのエリートとは他人への思いやりなど全く無い自分の事しか考えていないガリガリ亡者なのである。

 所得税の申告の季節になると、税務署では分からないと言う庶民のために、相談窓口や申告書の作成を手伝ってくれる窓口が開かれる。だから東電もそうした窓口を被害者の居るあらゆる所に開設すべきである。人手が足りないなどとは言わせない。どんな無理をしてても窓口を開設する義務があるはずだ。高給取りの監査役とか利権に群がっている連中の報酬を一切やめて、その分を書類作成の手伝いをする人々を雇う資金に回せば良いだけの事ではないか。

 原発の資料をほとんど黒塗りにして提出し、知的財産だと嘯いているが、何が知的財産なものか。人類に危害をもたらす技術なのだから、悪魔の財産と言うべきである。悪魔の財産だから公表出来ないのは当然である。
 その汚い東電を、大株主や大企業、電力会社に利権を持つ省庁などが寄ってたかって応援している。すべて自分の利益が少しでも損なわれる事を防ごうと躍起になっている。
 その姿の何と浅ましく汚い事か。庶民にはすっかり分かっている。分かっていないのは、それらの連中の明確な素顔だけである。それだって、正義心のあるメディアが公表すればきちんと分かる。