夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

不景気風の原因は

2009年12月29日 | 社会問題
 世の中、不景気だ不景気だと騒いでいる。その中で年間何億円もの贈与をもらっている凄い人も居る。ただ、我々普通に暮らしている人間には何で急に不景気になったのか、全く分からない。
 多分、虚業が潰れて、そこからカネが回っていた、これまた虚業が駄目になり、タクシーにも乗らなくなったり、交際接待費が極度に削られて、実業にも影響が出たのだと思っている。
 もう一つ、ユニクロなどを始めとする、何でもかんでも安い物が一番良いのだとの商売が元凶になっていると思う。国産で3千円だった物を、中国で千円で作れば売れる。しかし生産拠点が中国になってしまったから、国内での働き場所が無くなる。仕事を失った人々は千円の物でさえ買えなくなる。
 でも、何でそんな簡単な事が分からないのだろうか。我々は自分の労働で自然の恵みを取り入れ、それを物々交換して生きているのだと私は思っている。自然の恵みがあるからこそ、我々は生きられる。電化製品とか工業製品だけで、どうやって生きられるのか。
 自然の恵みには限度がある。それを何とか融通し合って我々は生きている。
 それを崩す連中が居る。世界中の富の量は決まっている。誰かが余分に取れば、取り分が減る人が出るに決まっている。
 日本の景気は健全な景気ではなかった。バブルが消えてもなおまだバブルで潤っていた人々が居る。いくらバブルにしがみついたって、しょせんは泡に過ぎない。そうしたバブルの中の一つに官庁などの仕事がある。公共事業がある。
 新聞にコラムなどを書く人の中には、何も知らない素人の仕分け人が、と口汚く罵る人が居る。素人で何が悪いか。バブルの中に居る人間にはそのバブルが極上の物、それだけしか頼れる物が無い。だからバブルの本質が見えないのである。
 これって、アンデルセンの「裸の王様」と同じじゃないか。無心な子供の目には見えるけど、曇り、濁り切った大人の目には見えない。

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
菊池英博氏をお勧め (流蛍)
2010-01-04 07:18:11
>何で急に不景気になったのか、全く分からない<
    ↓
それならば、ぜひ菊池英博氏(経済学者)の著書をお読みください。
経済の素人にもわかるように、くりかえし、諄々と、明確に説いています。

まずは以下のサイトをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/koganemusida/56067691.html

http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2007/07/post_2b8c.html

『実感なき景気回復に潜む金融恐慌の罠』の真相について 経済アナリストの菊池英博氏に聞く  (1)~(4)
http://news.livedoor.com/article/detail/3321714/
http://news.livedoor.com/article/detail/3323570/
http://news.livedoor.com/article/detail/3325344/
http://news.livedoor.com/article/detail/3326636/


返信する