夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

パソコンの進化が速いのか、私の進歩が遅過ぎるのか

2012年07月16日 | 文化
 10年ほど前に買ったMacのG4をOSX10.4で使っている。仕事にも趣味にも問題は無い。ただ、Macに添付の「ことえり」と言う日本語変換システムがとても使い難い。OSを10.6にしたら、もっと改良された「ことえり」が使えるらしいので、OSのバージョンアップを考えた。
 ところが、私のG4では10.5までしか使えない事が分かった。そしてフリーソフトなどは、ほとんどが10.6以上、となっているのである。

 パソコンなんて、ソフト次第でどうにでもなる面が多分にあると思うのだが、肝腎のOSがどうにもならないのでは、どうにもならない。パソコンがどんどん進化するのは良いけれど、そんなに進化する必要があるのか、とも思う。パソコンでやっている作業なんて、多くの人がたかが知れているだろう。
 私なんかは、文章を書くのがメインだから、何も最先端のパソコンなんかでなくても、十分に用が足りる。パソコンの進化よりも、キーボードの事をもっと考えてくれ、と言いたくなる。私のキーボードは、親指シフトキーボードで、ローマ字と同じキーに仮名文字全部が割り当てられているから、高速入力が出来る。思考を妨げる事がないので、すこぶる快適である。
 ところが、Macはそんな事はまるで考えていない。パソコンがどんなに処理が速くなっても、入力が遅ければ何にもならない。

 唯一、キーボードを考えているのが、親指シフトキーボードの産みの親である富士通で、けれども、それだって、簡単には親指シフトのパソコンは手に入らない。
 一番大事な事が抜けているよ、と私は言いたい。

 自分のパソコンが時代遅れになりつつあるのを知って、持っているソフトを見回してみた。あるある、使っていないソフトが山のようにある。中にはフロッピーディスクの物まである。CDROM付きでも、ほとんどが古いOS対応だから、まずは要らない。で、その処理をした。それらのソフトをつくづくと眺めて、時代の進化の速さを改めて感じてしまった。
 マニュアルや参考資料を含めて、45リットルのゴミ袋が一杯になってしまった。それだけの無駄な物を大切に保管していたと言う訳だ。
 そしてもう一つおまけがあった。

 「漢ぺき君」と言う漢字変換が簡単に出来るソフトがある。私の環境で使えるようにバージョンアップしてあるのだが、なぜか使えない。ずっと諦めていたのだが、改めてインストールをして、やはり使えないと分かったのだが、その時に今までずっと使いにくいと思っていた「ことえり」を一部いじったら、何と、ずっと使い易くなったのである。Macに付いている仕様書ではそうした説明が無い。
 こうやって、色々と試していると、私のMacもまだまだ現役バリバリで使えそうだ。そうなると、ウインドウズの2台ともう一台のMacの出番は無さそうである。すべてデスクトップだから、その分、部屋が広く使えるだろうが、まあ、処分はもう少し様子を見てからにしよう。