千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

作品解説会

2018年12月03日 | 日記

 11/23

 1時30分
 先生の作品解説会が始まった。
 エントランスホール脇の作品からである。
 号数の大きな先輩の絵から・・・
 駅舎の倉庫からレール等々、長い間このシリーズに取り組まれてきたようだ。
 レールの曲線、何をどう配置しようか、位置、色の配合など、観る人を考えての力作である。そして砕石工場・・・
 ご本人は当日不参加だった。

 いきなり私の番になった。事前に作者が説明するように言われたので内心ドギマギしていた。

「私は平成3年頃絵画講座に入りました。
1年半くらいでやめて、独自で描いていました。仲間たちができて、仲間の会を作ったこともあります。
『明日へ』はその頃描きました。
学生運動に身を投じた若者が挫折して、気がついた時は妻と3人の子供たち・・・
振りかざしていた赤旗を折って、家族のために、世の中のために、真の平和をめざして、明日へ向かって歩く決意をしています。
病気をして筋力不足になりました。
去年頃から描けるようになってきました。
『高原のレストラン』は湯沢のイタリアンレストランです。まだ表現が上手くできませんが、これからも描いていきたいと思っています。ありがとうございました」
 ドギマギ感は消えていた。

 先生のお話。
 この人は独特の雰囲気を持っています。ムードと言いましょうか。個性を生かして進んでほしいです。
(下手くそなのに)ありがたいお言葉だった。

 12/1

 午前9時から午後1時まで当番だった。
 Sさんと一緒。
 とってもいい方だ。
 新潟市のいとこたちと彼女がいとこの間柄と聞いていたので親近感がより強まった。
 よもやま話をしていると友だちがやってきた。
「あっちゃん」、「エミちゃん」と呼び合って来た。東京時代からのよき友だ。お互いにお互いを忘れないで、心の片隅にそっと置いている間柄。
 2時間もおしゃべりをした。
 気がつけばお昼間近。
 先生の作品解説の日だ。
 美術館からコーヒーとお菓子が出たのでSさんも残ることにした。
 1時近くなって、当番交代の人たちが来た。
 お客様も入ってくる。先生や講座生、お客様でいっぱいになった。

 先生の挨拶、初回日に来なかった方の作品の説明から始まった。

魚沼の春 F50  鉄路の想い F50




砕石工場 F80



 長年一定のテーマに取り組まれた熱意と誇りを感じた。

明日へ F20



高原のレストラン F20



 この前と同じような事を言ったが、あまりにもお客様が多くて「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。ちょっとあがっていた。身が縮まる思いもあった。

 Sさんの絵

花のドレス   F10



レンジを着るひと F30

 モデルは国際大学生。ミャンマーから来られた方。

平成最後の夏   F30
 
 法事で帰省した娘さんを描いた。




 
 丁寧に仕上げる人。絵の具使いが素晴らしい。先生も褒めていた。



裸押し合い   F100

稚児出番待ち  F100

舞う      F30



遠き日 1  F100

遠き日 2  F100

フラメンコ   F80



 大作を描く、この二人は数々の展覧会で入選するレベルだ。賞に入った作品は日本各地を回っているようだ。先生の力強い褒め言葉があった。どちらも女性。凄い!

 次の3作品も力作。
 とても上手い方。ますますレベルアップしている。

眼差し        F100



窓辺         F100

ぼくのおとうと     F30



OBの方

静寂     F50



秋風に    S50




先生の作品

厳冬八海山  F100



越後魚沼早春  F100



 雪深き里の厳しさと、春待つ早春の期待感を如実に語っている。
 好きな作品だ。

 次の作品はまた。

12/2

 絵画講座のSさんのお誘いで出かけた。



 合唱がこんなに素晴らしいものだとは!!感動だった。
 ノクターン(ショパン)のピアノ演奏、サマータイム(ガーシュイン)の独唱も、二胡とピアノの共演もよかった。 二胡奏者は医師、ピアニストの姉の方とぴったり息が合っていた。
 
 帰路の夕陽が心に眩しく焼きついた。