千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

大地の芸術祭

2015年07月12日 | 日記



 大地の芸術祭  
 越後妻有アートトリエンナーレ2015 7・26(日)―9・13(日)


 越後妻有(つまり)アートトリエンナーレ 2009

 越後妻有全域
 760K?の広大な地域に 約370点のアートが点在。
 駅周辺の中心部から山奥の小さな集落まで 里山いっぱいに作品が広がる。

 日本の原風景 里山と現代アートが出会った!
 妻有全域(旧十日町 旧川西 旧中里 旧松代 旧松之山 津南)で 2000年から3年に一度開かれている国際展。

 2009年7月26日(日)~9月13日(日)

 パスポートは購入済み。
 歩き 観る 聞く 触れる 感じる
 出会い 人と人の輪 つながり
 そんなものを確かめに 高原の秋にやっと出かける時間をつくった。
 まだ2日間のみ とても全てに触れる機会を作れなかった。
 明日また一日を歩いて終わりとすることに。

 10月! 再び開催と聞いた。嬉しい。

 妻有芸術祭 つまりの人たちも 芸術家も 私たちも つまり みんなのお祭りなのだ。

 9月11日
 旧清津川小学校 富山妙子展
まず、この一枚に出会った。偶然の重なり、私の脳裏に浮上していた色彩だった。描ける訳ではないが、家の掃除の途上に現れるのだ。題を確かめもせず、偶然の重なりにただ驚いていた私であった。



 富山妙子88才。このエネルギッシュな画家を知らなかった。



 虐げられた民族の叫びを感じる。



 これもアジアの叫び!じっと待つ人、祈る人、今日の糧はもはや・・・



 みどりももはやなく、削り取られてゆく山、鉱山も細々と・・・





 中里 陶器の花 作者は金沢大教授と学生たち?



 清津峡美術館 墨のアート



 松代 星峠 棚田



 松代 棚田アート




 9月13日

 370もある作品のうち、観て廻ったのは60弱。
帰宅して、やや放心気味でフォトの整理をしていた。上手くもないのに時間を費やしている私。
ただ観たという自分のメモリに過ぎない。伝えることはとても難しい事だ。

 過疎化する里山。集落が5軒のみになったと話す72歳の女性。見事なブナ林を車で案内してくれた。芸術祭のおかげで、集落が有名になり、人が訪れてくれるようになった。水道もなく、山の湧き水を飲む暮らしが明るくなった。此所に嫁いで幸せです・・・と。キラキラ瞳が輝いていた。こうしたおもてなしの「御接待」があちこちで展開されていた。
 里山の人たちも、各地からやって来る人たちも円座の中で語り合う。
 おにぎり、いもの煮っころがし、ズイキの酢の物、漬け物、ケンチン汁、豚汁、何よりのごちそうだった。

 十日町 池谷ブナ林「森のひとかけら」



 フイリッピン「イフガオから愛をこめて」



 十日町願入地区 人気スポット うぶすなの家




 やきものの「美」と「食」を楽しめる古民家。超人気。




 敷居をまたげば、人、人、人。大半はアーチストをめざす若者?外国人もいた。



 川西「境界の神話」子供たちの遊び場





 十日町漉野 旧東下組小学校
 鉄を作る




 山崎龍一

 ダメ!!絶対!!




 もう 座っていたくないっっ!



 山崎龍一の彫刻を、昨今よく眼にする。哀しげな子供の表情は何を訴えているのだろう。


 大地の芸術祭2015がまた、開催される。
 市民会館でパンフレットを見つけた。2000年にスタート、今回は第6回展だそうだ。憧れは抱くが、今年は行けそうもない。2009年以来、何度か来訪しているのだが・・・

 緑の絨毯になった田んぼです。





 ブログを初めてから、本日で4年になりました。
 つたない文をお読みいただき感謝申し上げます。ありがとうございました。