千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

九月の雨

2013年09月01日 | 日記

九月に降る雨は
深い秋を迎えるべく
音もなく 静かに
季節の終わりを
洗い尽くす 

恋に疲れた人は
肩先で深い息をはき
かなしみの心を
九月の雨にそっとたむける

そぼ降る雨に濡れて
はかなく首を垂れたつゆくさが
一日だけの花の命を
かぼそげに川面に散らす

九月に降る雨は
音もなく ゆるやかに
やがて来る
秋の歓喜を
心静かに待てと
ささやきつづける
                           (azumi)

 身の引き締まるような涼しい朝だ。
 霧雨のような、細かい雨が心地よかった。
 めざし帽に、長袖のシャツの上にダウンベスト。
 濡れるのが気になる雨ではない。
 初秋。
 そんな言葉が似合う、九月一日。九月最初の日曜日。

 雨なのでデジカメは持たずに出た。
 雨の朝に似合う野の花は、やはりツユクサだろうか。
 花は毎日一輪ずつ咲くのだそうだ。朝開いて午後しおれ、次の日にはまた新しい花が咲く。畦道のそこかしこに咲いている。

 午前十一時頃撮った写真






 昨夜、TV「NHKスペシャル」で、(よみがえる関東大震災首都破壊90年目の警告・・・)の衝撃的な映像を観た。


 一昨日、朝の鰯雲。













 昨今の異常気象は、テレコネクションのメカニズム、地球規模で連鎖して起こる異常気象だという。
 地球のエネルギーバランスが崩れているのだそうだ。


 昨日の朝の風景



 朝霧が昇る



 おだやかな秋であってほしいと、切実に思う。