毎月一日に重要文化財真鍋家で開かれる切山昌平校塾へ行くとばら寿司が用意されていた。
毎回季節の食材を使い心のこもった料理をいただくが今日は管理棟の改築工事が完了したお祝いだそうな。
全体がきれいになっているが玄関のひさしの支柱が目立つ。
木の皮を剥いだだけの木を使っている。
平家遺跡案内ロボットが置かれている元納屋だった場所の支柱ももとは同じ木だったように思える。
この支柱は種類が違うようだがこれもまた皮を剥いだだけの上少しカーブしたのをうまく使っている。
改築した新しい支柱が目につき始めるといろんなものが見えてきはじめた。
なんとなくお茶室並みだと思えてくる。
新建材で効率よく建てられる現在の建物とはかなり趣が違う貴重な空間だがこういう柱一つからもかもしだされる雰囲気なのだろう。
藁ぶき屋根の重要文化財真鍋家の後ろにそびえるたっぷりした緑の森は要害の森と言われここに人が住み始めて以来切られたことがない木々が茂っている。
現在では守ることが難しい自然と本当によく共存している場所だ。
改築された管理棟は真ん中あたりに写っている。
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