野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

式根島野外教室レポートNO3

2007-05-31 17:23:07 | アート・文化

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今年はイノシシ年です。

12年前友達より頂いたイノシシ柄の日本手ぬぐいを何とか使いたくてもってきました。

海辺を走るイノシシはいない気もするのですが・・・

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野外教室では自分達の体も素材にして、それを「体遊び」と称しています。

海に向かい岩に腰掛ける仲間の体を借りて血の通う岩を作ろうと思ったのですが風が強く、どうしても布が止まりませんでした。

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式根島野外教室レポートNO2

2007-05-30 19:37:56 | アート・文化

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ひっこんどう海岸の磯でのよもぎさんの作品です。

白いコーガ石の岩が多い磯ですが黒曜石が混じっているような黒い岩の窪みに生える草に、近くで立ち枯れていたススキをさしました。

ススキの穂のカールが気にいったそうです。

白いコーガ石も飾りました。

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うまいぐあいに橋を架けたように岩と岩の間に太くて長い竹の流木が架かっていました。

そこを利用してお気に入りのカールのススキの穂を使っての作品です。

どんな用途で使われていたのかもう気軽な身になった部品?たちや貝、石も仲間入りです。

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式根島野外教室レポートNO1

2007-05-29 16:32:03 | アート・文化

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今回の式根島教室は珍しく天候の心配なく乗船したものの揺れが激しく船酔い気味での下船だった。

島で開く教室は島を目前にして海の状態により接岸できなくそのままUターンもありえる。

とにかく上陸できただけで感謝・・・・・。

島での移動はほとんど歩きだ。

プラプラ歩きながらいつものように熟れた桑の実やサクランボを手づかみでたべる。

島での初日はこれがとてもうれしい。

道路沿いのサクランボを食べていたら、摘んだ桑の実を入れたナイロン袋を持った子供達のお母さんが、美味しいサクランボの食べ方を伝授にきた。

一個一個ではなく5~6ッ個一度に食べ、ペッツと種を吐き出すそうだ。

一個一個食べても美味しかったけど。

桑の実はどこで採ったのといったら「ナ・イ・ショ」といわれた。

お弁当を買い一緒に食べるアシタバやハマヒルガオの花も摘んで作業場になるひっこんどう海岸へ行く。

後ろが絶壁の磯を選んだので植物はないと思っていたのに、毎年誰にも見られないで咲いていたのだろうと思う場所にアジサイが咲いていた。

海岸に流れついていた太いロープを運び上げ絶壁の角に絡めてベースにしアジサイをさした。

後ろに見えるのは新島です

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太陽に感謝!!!NO2

2007-05-25 12:07:47 | 日記・エッセイ・コラム

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イラクサを良い天気に恵まれ乾かしたものです。

スギナと同様粉になりやすい植物です。

ぱりぱりに乾いた葉をすり鉢にこすりつけ粉を作りました。

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左側の少し黒っぽい粉は天候が悪くイッキに乾かなかった葉で作った粉で、右側がイッキに乾いた葉で作った粉です。

どちらの粉にお湯をそそいでも美味しい飲み物になりますが味はちがいます。

同じお茶の葉でも緑茶、紅茶、ウーロン茶等あるようなものだとおもいます。

今日の夜出発する式根島にもイラクサの仲間のラセイタソウが海に向かってたくましく繁っています。

少し持ち帰り乾かし粉にして飲み比べてみるつもりです。

式根島野外教室は非日常です。

原始に帰ったつもりで野にあるものを食べ心に響くものを採集し作り、思いっきり楽しんできます。

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太陽に感謝!!!NO1

2007-05-24 18:17:32 | 日記・エッセイ・コラム

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乾かしたスギナです。

天気がいいと3日ぐらいでカラカラに乾きます。

毎日飲んでいる草茶の素材のひとつです。

味にクセがなくいろんな草を乾かして作る草茶のベースになる草なので多めにがんばって採集しておきます。

天候に恵まれイッキに乾くと適当に切てすり鉢にこすりつけると粉になります。

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茶漉しで漉すと抹茶みたいになります。

お湯をそそぎかき混ぜて飲むとほのかに甘みもあるおいしい飲み物になります。

白いヨーグルトにかけたり、海草ゼリーにかけたりといろんな料理につかいます。

ただ太陽に乾かしてもらうだけでこんな楽しい食べ物になるなんて本当に太陽に感謝!!!。

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花を生ける教室NO36

2007-05-23 19:26:24 | アート・文化

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はこべさんの作品ですが部分です。

葉の繁ったもみじの枝をぽんと下に置きました。

いつもとちょっと違った動きの作品になり出来上がった後満足そうでした。

ほんの少しの事ですが今までにないことができるにはそれなりの時間がかかります。

左側に写っているライラックのような咲き方の白い花はイボタの花です。

とても良い香りもします。

名前の付けられ方が面白く、イボタロウという家具を磨いたり薬用にもなる分泌物のロウをだすイボタロウ虫が付く木だからだそうです。

秋にはネズミモチのような黒い小さな実をつけますがネズミモチほどいろんな所には生えていません。

今年初めて花材として使えました。

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もっと遊ぼう・・・。

2007-05-22 19:44:14 | 日記・エッセイ・コラム

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右側の黒いオオバヤシキャブシの実が昨日紹介した絞り染めのスカーフを染めるため煮た実です。

左側が煮る前の実です。

まだ草木染めを知らないころ煮出せば色が落ちるだろうとオオバヤシャブシの実を煮たのですが、煮れば煮るほど黒くなるのです。

とうとう真っ黒になりあきらめて乾かすとパサパサと軽やかな感じになったのですがとても壊れやすく、今回は煮出した後の実も使えるようにほどほどにしました。

気の向くままに植物達と遊んでいると失敗もありますが、そのときは失敗でも次の遊びの礎になっている気がします。

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草木染めのスカーフ

2007-05-21 19:48:35 | アート・文化

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幅42センチ長さ2メートルの木綿布を絞り染めにするため糸で縛りオオバヤシャブシの実で染め鉄媒染して乾かしたところです。

布を縛るのも時間がかかりましたが解くのにももどかしいほど時間がかかります。

どう染まっているかワクワクドキドキです。

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このスカーフは5月26日よりの式根島野外教に持って行きます。

オオバヤシャブシの青い実は自然条件が厳しく植物の少ないトウジンヅシロでの作品作りに使うため持って行くので、茶色に実った実で染めたスカーフも関連せいがあっていいと思って作りました。

いろんな場所での作品作りにも使います。

オオバヤシャブシの青い実

トウジンヅシロ

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海草ゼリー

2007-05-20 18:04:17 | 日記・エッセイ・コラム

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先日式根島で採集してきたトサカノリを水で戻し弱火でコトコト煮て冷蔵庫で固めました。

「煮て固めたら良いヨ」と教えてくれたのは露天風呂の足付温泉に一緒に入っていた漁師のおじさんです。

彼は一人で舟を出し漁をする漁師です。

85歳で同じように一人で漁をしている人もいるそうです。

良い生きる場所を持てた人達だと思いました。

かなり前知り合いより瀬戸内海のイギスノリをイギストーフという同じように海草を煮溶かし固めた料理をいただいたことがあります。

呼び名も違い海草の種類も違う同じ料理は全国にあるようです。

左側はクローバーの花を湯がいたのを、右側は山椒の葉を飾りました。

酢醤油を少しかけて食べると磯の香りいっぱいです。

赤っぽい色なので白いカスピカイヨーグルトをかけ、黒いゴマや乾かしてパウダー状にした緑のスギナをかけるとこくのある味になりました。

トサカノリはいろんな食べ方ができる素材です。

5月26日からの式根島野外教室ではいっぱい採集して作品にし、お土産にするのが楽しみです。

  

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上野公園の梵字

2007-05-19 19:31:08 | 日記・エッセイ・コラム

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上野公園のパコダがある小山に久ぶりに行ってみた。

今までは気がつかなかったのに又梵字を見つけてうれしくなった。

薬師如来をあらわす梵字「ベイ」が真正面に書かれていた。

ここには薬師三尊が奉られている。

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そばにはお顔だけになった上野大仏も奉られている。

1631年に作られたものの地震で3度も首が落ち、お顔だけは残ったものの体は第2次世界大戦の金属供出令により戦争に行った。

不本意に体が鉄砲の弾になったとは本当に気の毒な仏様です。

その鉄砲の弾に当たった人は・・・・。

やっぱり人間が作ったものと片付けると夢がない気もするし。

入場は9:00~16:00  無料

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梵字のおかげで・・・

2007-05-18 19:51:23 | 日記・エッセイ・コラム

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梵字を習い始めてお墓を散策するのが面白くなった。

どのお墓でも梵字が見られると言う事はないが見られる確率はたかい。

谷中墓地では塔婆に梵字が書かれている。

梵字を見ていると思い思いに作られたお墓を見るのも面白くなった。

先日も谷中墓地の今まで歩いた事のない場所を散策していると小さな公園のようなところにストーバが建っていた。

入ってみると東大医学部の献体者のお墓だった。

梵字は見られなかったが献体者を大事に祭っているところがあるのを知った。

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花を生ける教室NO35

2007-05-17 20:32:03 | アート・文化

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こでまりさんの作品ですが部分です。

一番上のモミジの花は踊るように生けたといっていました。

茶色の2本の花は4月10日のよもぎさんの御稽古の時もつかっています。

一ヶ月たって行ってみると草と競争するようにニョキニョキと伸びて、いたるところに生えているのです。

こでまりさんがオニノヤガラでないのかと教えてくれたので調べてみたのですが、オニノヤガラはナラタケ菌と共生し樹林下に6~7月ごろ咲き60~100センチになると書かれています。

私が採集してきた植物は4月から日当たりの良い川原の土手に咲き30センチ~70センチでした。

オニノヤガラ属の中にも該当するものは見当たりません。

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はこべさんの作品ですが部分です。

オニノヤガラ??を大胆に2本並べて真横にいけました。

ナラタケ菌を食べて大きくなるので光合成する事はなく緑になりません。

とても面白い花材で来年又採集できるかどうか分かりませんが又会いたいし、本当にオニノヤガラかどうか知りたいものです。

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ヘビイチゴ酒

2007-05-16 19:57:30 | 日記・エッセイ・コラム

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黄色い花が咲いているところを目につけていたのでもう赤い実になっているころだろうといってみた。

黄色い花の頃より赤い実のほうが目につくらしく、いたる所になっていた。

果実酒つくり名人のきふじさんでさえいままでにほんの数個の実をつけた事があるだけだと言うくらいだから手に入れるのは難しいらしい。

彼女より切り傷、やけどと、とにかく外傷に効くからと買ったヘビイチゴ酒のおすそ分けをいただいたが飲んでしまった。

運よくいい時期にめぐりあえて採集でき、店に帰ってきたらきふじさんより式根島野外教室の差しいれのお酒を持って行くと電話があった。

不参加の時はいつも果実酒の差し入れをしてくれる

私達仲間が一番良く味わってくれるからだと言ってくれるの喜んでいただいている。

ヘビイチゴの実は彼女と半分分けした。)

ヘビイチゴの実が果実酒になっても傷薬の為保存しておく事はないです。

5月21日に同じところへ行ったら全部草刈されてなくなっていました。

運がよかったとうれしくなりました。(五月24日記)

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千の風になって来てくれる。

2007-05-15 19:24:03 | 日記・エッセイ・コラム

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旧暦元旦に賀状が着く様に出した日にあて先のMさんが80歳でなくなったと言う電話があった。

Mさんは私が田舎で入っていた山岳会の会長だ。

その後山仲間が死亡届けを出しに行ったら独身だと誰もが信じていたMさんに妻子があることが分かり悲しみの中で皆が喜んだと聞いた。

私もどこか遠くでMさんが「そうだったんだヨ」といたずらっぽく笑っている気がして嬉しくなった。

お相手は私も知っている笑顔のとても素敵な人だった。

葬式には成人した2人の子供達と表れにぎやかだったらしい。

5月13日に慣れ親しんだ石鎚山山頂での散骨登山があると山仲間が楽しみにしていると言っていた。

その報告があった。

とにかく感激的ですばらしいセレモニーだったらしい。

お線香は忘れたのでタバコで代用したものの成人した音楽家のお嬢さんがフルートで「千の風になって」を演奏しそのお兄さんが散骨した谷に向かってお父さんであるMさんに大きな声で語りかけ皆が涙をながしたらしい。

電話でその話を聞きながら私も泣けてきた。

Mさんは静かな雰囲気でキャンプのときのご飯炊きがとても上手だった。

それでいて皆に尊敬され慕われていた。

彼をはじめとする山仲間との山行が楽しく月2回のペースで行っていた。

ロッククライミングをする人、県を代表して国体に出場する人がいたりと活発に活動している時だったのでいろんな山行ができた。

今私が野外教室と称し仲間と一緒に山や海で作品作りができるのもこのときの経験が基礎になっている。

それから数十年もたち仲間達も年を重ねあまり山行はしなくなっているのにMさんは20人以上の人たちを四国で一番高い石鎚山までつれていった。

すごい力だと思う

それにMさんなら近くに高いビルがいっぱいの私の住む東京まで「千の風になって」来てくれる。

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ナガミヒナゲシの進撃

2007-05-14 19:22:19 | 日記・エッセイ・コラム

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花壇に植えられているような顔をして咲いていますが野生のナガミヒナゲシの花です。

種は売られてないのでこの家の人が花を可愛いと思い去年の種を採っておいて蒔いた可能性はありす。

何年か前までは郊外でよく見かけたのですが今は都心でもイッパイ咲いています。

去年は隣のマンションの少しの空き地に咲いていたのですが、今年は私が植えている小さな鉢植えの野菜の中でも咲きました。

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柵で囲まれているアスファルトの隙間にも楚々と咲いています。

望まないところへ勝手に生える草の事を雑草と言い嫌われるのに、なんとなく暖かく迎えられているようなのはやっぱり可愛い花が咲くからかしら・・・・。

ナガミヒナゲシの実NO1

ナガミヒナゲシの実NO2

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