干潮にしか来られない鵜島のとある海岸へ作業場にしようとして2年ぶりに初めて来られた時は裸足になり大の字に寝そべった。
まずは砂しかない。
岩の斜面が面白い色でその下のきれいな砂の上に皮を剥いだムクの木の枝で思いっきり模様を描いた。
さてと見回しても漂流物もない。
満ち潮になれば海すれすれに生えているのだろうクロマツを裸足で砂の上を歩いて採りに行った。
渦巻き模様を描いたムクの枝は使わなかったが剥いだ皮は使った。
クロマツの枝は立てたり置いたりした。
野外教室は日常をよりよく過ごすための非日常体験。
参加者が作家であり観客にもなる移動美術館と称して開いて20年。
いろんな作業場所を見つけられるようになった。
それにしても清らかな海岸だった。
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