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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

触媒思考 其の弐

2012-02-25 | Jazz
“1958 Miles”を録音してからちょうど1ケ月。。フランスの至宝?ミシェル・ルグランが新婚旅行で来たニューヨークで、、「俺が大好きなアレンジしたジャスを本場の一流ミュージシャンに演奏してもらいたぃ~」と言ったかどうかは知らないが・・そんな凄いメンツでルグランの夢が実現し、、作られた作品がこちら“Legrand Jazz”ですね。一度このブログでも書きましたが、、Milesを時系列で書いているので。。再度取り上げて、、 そんな依頼に Milesも、、新バンドのメンバーから Coltrane と Evans と Chambers を引き連れて、、ルグランのアレンジに譜面も強くアレンジもできるそんな対応力で演奏に臨みます。。Milesの録音が1958年6月25日です。

ルグランはそんな Milesの男意気?に“Django”“Round About Midnight”を編曲します。 ラウンド・・・の、、映画音楽のような、、殺人後の犯人が闇夜の中をトレンチコート着て歩く感が・・・イントロから出だし。。カッコイイ!Miles~ ただ重くなりすぎず、優雅さ増して。。愉しんでアレンジした音を堪能するルグランの絵が浮かびますね~ 

“Dlango”も出だしもシビレル~(死語)Milesの雰囲気。。音。。感の天才。。この状況でどんな音にしなくてはいけないか。。を感じる天才ですね。中山康樹氏曰く、、「ひたひたと迫ってくる孤独の世界が、よく表現されている」と・・・・ 感と感のブツカリ合い、そして違う畑から融合し触媒し合って新しい世界を創り出す。。 そんな音が詰まっていますね~

Coltraneのショートの中で自身らしい音を詰め込み、、またフルートやヴィヴラフォンが後部で鳴っている感が別な空気を創り、、世界感を広げますね~

昨日も書きましたが、、色々な学びから知恵を身に着け、、それに行動(経験)を沢山積み上げ、、そこに思考力を触媒し、、新しいモノを生み出す。。50年代のMilesもColtraneもいかに沢山の知恵や経験を思考力をどんどん働かせ。。既成概念を打ち破る、、音を追求うし続けて行きました。。それが50年以上経った今でも色褪せない・・・そんな価値として私たちが現在楽しむことができる。 自分の行っている仕事が、、50年も100年も続くようなことをやっているだろか? 知恵と経験を沢山沢山積んで。。そこに思考力をミックスして、新しいモノを生み出す。。。 マネの天才と言われた日本人、、、おかげで戦後の高度経済成長の波を生み出し、、世界の頂点まで届く経済大国へと成長しました。しかしこれからの激変時代は、、思考力が試される時代では? 日本からアップルような会社が生まれないのは?既成に囚われず、、本当の日本らしさを創り、、世界に発信できるように、、思考力を更に鍛え、、視点を変え、、斬新に、、生み出していかにといけないですね。50年代Milesを見習って・・・・


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