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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

今年はどんな“milestones”を刻む?!

2012-02-12 | Miles Davis
57年Milesにバンドを追い出されたコルトレーンはモンクの助けを受けながら、、大きく成長しました。 Milesはヨーロッパに渡り色々な体験を経て、、57年12月新しいバンドのメンバーとしてキャンボール・アダレイに白羽にや矢を立て。。クスリから脱却したコルトレーンおとフィリー・ジョーに声を掛け、、セクステット(6人編成)でのバンドを創り上げる。そしてその名の通り音楽界に大きな一里塚を刻む画期的な事を興す!それがこのAlbum “Milestones”ですね。Miles(tp.flb.p) Cannonball Adderley(as) John Coltrane(ts) Red Garland(p) Paul Chambers(b) Philly Joe Jones(ds) のメンツが巻き起こす嵐。。録音は2回に分けて行われ。。今回は1回目の録音1958年2月4日にスポットを当てて・・・

Milesの中に残っていた・・・“Round About Midnight”でのやり残したこと、、そこにキャンボール・アダレイという持ってこいのメンツを入れて。。お互いを影響し合いながら、、6人となった黄金のメンバー達の共演。。Miles の頭の中で鳴り響く音をカタチにし表現するために。。ステージは揃った。。そのサウンドを実現するメンバーで本能と半歩先を走る Milesの感性は見事に調和し完成したのがこの作品ですね。この2月4日に“Tow Bass Hit”“Billy Boy”“Staight,No Chaser”“Milestones”の順番で録音されたようですね。この中で最初の2曲は前作(ラウンド・・)で録音され未収録になったものを再料理して収め、次のモンクの作品を仕上げ。。時代の曙光“Milestones”を創り上げる。。新しい編成とモード手法で演奏をすことに書き下ろされた曲。次世代へ向けて歩み刻むようにテーマは始まり、、駆け足に小走りに時代を疾走するかのように、、そしてMilesのソロから・・キャンボールへ・・キャンボールとコルトレーンの見事な色合い。。
Miles がキャンボールに対し「コルトレーンのように大胆にプレーしろよ」と言い、、コルトレーンには「キャンボールのようにソウルフルに吹いてみろよ」と“調教”したとか・・・お互いの個性を引出し、、そしてコルトレーンが見事なまでに Milesの事を心の奥底で理解し何をやるべきを十分理解した結果の音粒だと感じる。だからこそこの“Milestones”にガーランドのソロは入らない。。しかしその分“Billy Boy”でガーランドのソロを目いっぱい聴かせる曲で色合いをつける。。どこまでも心憎い演出が施されている。。 そして“Staight,No Chaser”のまたイケてる音粒。。Milesのアレンジャーとしての才能も。。宇宙的発想で広がって行きます。。凄まじい~ これが今から反半世紀以上も前の作品とはね。。。

自分のシゴトを通じてどんな“Milestones”を刻むか・・・画期的な出来事を起こすことができるか。でも急にはやってこないですよね。日々の努力積み重ねがあるから・・とんでもないことが起こる訳でね。 だからこそ日々動き種を撒き続けることが大切ですね。この時代のMiles やコルトレーンやキャノンボ―ルなどのLive出演日程などは殺人的な状態だったりします。日々音粒を紡ぎ続け、、考え続けるからこそ。。傑作が生まれるんですね。 自分の“Milestones”を刻み・・・これからの荒波に立ち向かう力を身に着けよう!!


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