YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

少し前を走り続ける

2012-01-28 | Miles Davis


さてさて、、黄金のファースト・クインテットですが、、57年4月14日のニューヨークのカフェ・ボヘミアでのLiveの後、、Miles がクスリヘロヘロのコルトレーンをクビにしてしまいます。そんな状況の中。。プロデューサーのジョージ・アヴァキャンが Miles に対して次なる仕掛けを施す、、、“Miles Ahead”ギル・エヴェンスとの本格的共演の第1作となる。。まさに半歩先を行くMiles の新しいカタチ。タイトルはアヴァキャンが前から決めていたようで。。そんな新しいカタチが見事な調和を生み出し。。蒼→青空のような曇りのない新しい「青」を創り出します。Jazzではない!との批判を凄いとの絶賛。。賛否両論の風吹く中で・・・Miles のフリューゲルホーンが朗々とその澄んだ心地よい風を吹かせます! ギル・エヴァンスはこれを『Anti-Jazz』という言葉で表現しています。。 そして“Birth Of The Cool”から8年の時を経て、、これから一生の付き合いとなるギル・エヴェンスとの共創の数々は多くの感動を生み出すコトとなりますね。録音は1957年5月6日・10日・23日・27日と記録されております。

アヴァキャンから自由に裁量を任されたギル・エヴェンスは、、1枚の組曲的発想で。。この作品を既成に枠に囚われない。。まさにAHEAD!な姿勢で自由にノビノビと、、オーヴァーダヴィングも活用し作品を仕上げていきます。Milesが作品を良く理解し、己の音ではなく音と音の融合力を最大限生かし、、自分がどうあるんべきかを追求し音を創り上げる姿勢をビシビシと感じます。。

1曲目“Springsville”からは発せられる新しいカタチに当時は脳天叩き割られた衝撃を受けたのではないでしょうか? 新しいことに挑戦すれば、、必ず大きな反発と馴染みの無い音への嫌悪みたいなものが・・・起こるのは当然で。。その大きなインパクトは「音」への可能性をまた大きく開かせることになったんではないでしょうか? 何か大きな衝撃がないといままで耳にしない層をフアンにしていくの大変なことで。。この作品でMiles のファン層は確実に大きく広がることになるましたね~ アーマッド・ジャマルの曲も見事なアンサンブルとして創造され・・・ワクワク・ドキドキ・・胸高鳴る作品群を作る創造力は無限力ですね。 凄すぎる~ 2012年の今もこのように堪能できるありがたさ。。 感謝しないといけないですね。

いよいよ「辰」の始まり。。 色々な目で観る・様々な声を聴く・・しかし流されない自分の「柱」を持つこと。 その中で少し前を歩けるように情報を収集し、、どんどん行動に移す。色々なところに足も運ぶ。話す。聴く。 本当に目を見開いて。。。この激変時代を歩み続けるように・・・高らかなファンファーレを鳴らす時ではないでしょうか。。。 とんでもない激変が起きても揺るがない。。時代の激変に立ち会えるこの喜びを胸に。。平安から鎌倉の世への激変。。明治維新時の価値の崩壊。。戦後の焼け野原。。。 様々な試練や転換をも超える大転換を迎える日本の中で生き延び、、キリっと立ち続けるために! 時代を嗅ぎ分け半歩先を歩む姿勢で、、、


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