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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

どんなスパイスで調理する?

2012-01-23 | Miles Davis
さて名演奏ばかりの Miles のマラソンセッションの4作品目。。“Cookin'”でございます。56年10月26日の演奏からまとめられたこの作品はこの4部作の最初にお披露目(発売)になった作品ですね。(57年7月発売) これから約1年毎に発売されていくのですが。。当時のリアルタイムでこれを聴いた感動はどんなものだったのか? そして次の発売をいつかいつかと心待ちにする気持ちを想像すると、、なんかワクワクするし、、ウラヤマシクも・・・ 最近こんな感動をあまり味わえるようなアーティストに出逢ってないですね~

さて、、1曲目は今後の代名詞ともなる作品“My Funny Valentine”からです。(この曲のMiles 初録音)珠を転がすようなと・・表現されるガーランドのピアノはキラリ光る作品でもあり、、Miles のミュート音粒が優しく優雅に包み込みますね~やはり、名演! コルトレーンの参加無しで、、Miles とガーランドのセンスの極致!を堪能できますね~ 2曲目は“Blues By Five”では5人の融合力が発揮されリズム隊がブッシュする感じに活気ある音粒達が跳ねまわります! 3曲はフィリー・ジョーの大活躍が体感できますし、、4曲目はメドレーで、、Prestige への最後の置き土産にように。。。Miles のサーヴィス精神溢れた秀作です。

いやいや凄まじいこの怒涛の2日間の録音。。迷えるコルトレーンもこの作品ではだいぶん自分の価値を見出して音粒へと転換させて、、いよいよクインテットは頂点へと・・・・ しかし、今後一時コルトレーンもフィリー・ジョーも半分クビで。。。バントを去ることになりますね・・いよいよ Miles の青の時代はその頂点へと大きく動く出すことになってきます。。。

曲のアレンジ力。。それぞれの持ち場を生かして。。最大限の良さを引き立たせ合うこれぞ最高の“Cookin'”ですね。Miles のアレンジャーとしての能力を最強に発揮し、、その表現を生かし切るメンバーが育つことで、、ここまで凄いことができる見本のような作品です。

私も営業という世界の中で、、お客様の良さを引き出し。。。最高の状態で「魅せる」ことができるようになるか? 日々考えていることです。そのお客様にあった最高のスパイスとなり、お客様を引き立たせ。。最終的に生活者を楽しませ、、面白いと感じる世の中やその中で繰り広げられる人生をHAPPYにするために。。。 日々精進は続きます。。 Miles のような最強のアレンジャーなれるように。。


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