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ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

国立大学法人等職員の数的推理 2

2022-01-17 12:40:00 | 国立大学法人等職員
これで500本目の投稿です。            といっても、「スマホがやばい」とか、「地震が」とかの記事もあるので、500問目の解説という訳ではありませんが。            まあ、区切りがいいのですね。             2021年出題。                  1〜6の目があるサイコロを何回か振って、出た目の数を全て掛け合わせると60であり、出た目とは反対側の目の数を全て掛け合わせても60であった。このとき、サイコロは何回降ったか。また、出た目の数を全て足し合わせるといくらか。                       ただし、サイコロは、出た目の数と反対側の目の数の和は必ず7である。(選択肢省略)                       掛けて60だから、とりあえず60を素因数分解します。                      60=2×2×3×5。                   だからどうなんでしょうか?ここが第一関門ですね。                あっ!5があるじゃああ〜りませんか!と気付いた人は第一関門通過です。                       つまり、何回振ったかはまだわからないが、どこかで5が1回だけ出ています。              5の反対側は2なので、
                        反対側の目も、掛け合わせると60になるのだから、やはり5が1回だけ出ていますね。                   
出た目も、反対側の目も、2×3が残っていますね。                      すると、                      ①もう2は出ません。なぜなら、2が出ると、反対側が5になるからです。               ②3は出ません。反対側が4になる。                  ③4や5はダメ(残っているのが2×3)。ということで、1か6が出ます。                   1が出たとすると、
反対側はもう1しかなく、出た目は6でピッタリです。
出た目の1と6は逆でも同じことですね。結局、サイコロは4回投げていて、出た目の合計は5+2+1+6=14です。




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