公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

2020年度大阪府、豊能地区、大阪市、堺市教員採用試験2

2020-07-19 09:07:00 | 教員採用試験
1辺2cmの立方体について、下図のように頂点Aと辺の中点B、Cをとる。点A、B、Cを通る平面でこの立方体を切断するとき、切断面としてできる図形の周の長さはいくらか。1〜5から一つ選べ。
切断の基本は、次の二つです。                   ①同じ平面上の2点を見つけ、まっすぐ結ぶ。(同じ平面上ではない2点を結ぶと、そこでゲームオーバー)                    ②平行な面を見つけ、平行な線を書き入れる。                   カテゴリー「切断」に、本問と同じような記事が数個ありますので、参考にしていただければ。                   さて、本問では、点Aと点Bは同じ面上にありますので、まっすぐ結びます。AとC、BとCは違う面上にあるので、決して結んではいけません。すると、
AとBを結ぶと、Dにたどり着きました。この点DとCは同じ平面上にあるので、結びます。
CとAを結んで、終わりにしたい気持ちは分かりますが、CとAは違う平面上にあるので、まだダメ。                  今度は、平行な面を探します。                  探すと言っても、上の面と下の面が平行なのは当たり前ですから、下の面に、上の面の切り口と平行に線を引きます。
CとEは同じ平面上にあるので、結んで出来上がりです。
な〜にをくどくどとやってるんざ〜ますか〜。                 立方体の形をした羊羹があって、AとBに包丁を当てて、そのままCに向かって切って見れば、すぐに分かるざ〜ますわ!などと言うなかれ。                  なるほどこの一問に限って言えばその通りなのですが、もっと複雑な立体の切断を考えるときに用いる方法です。                  ただし、曲面の切断にはこれは通用しません。さて、周の長さは、
2+√5+2+√5=4+2√5(cm)で、正解は、肢4です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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