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公務員試験、数的処理の軌跡

公務員試験の数的処理を解説

新潟県教員採用試験no7(2015.7.5)

2017-10-21 13:35:00 | 論理
ある集団では、「肉が好きな人は、野菜が好きではない」、「肉が好きではない人は、果物が好きではない」の2つがわかっている。このとき、次のア~ウの真偽について正しく述べているものは、下の①~⑤のうちどれか。                                          ア 肉と果物が両方とも好きな人もいる。                     イ 野菜と果物が両方とも好きな人もいる。                     ウ 野菜が好きな人は、果物が好きではない。                     ①アとイは真であるが、ウは偽である。                     ②アは真であるが、イとウは偽である。                     ③アとウは真であるが、イは偽である。                     ④イとウは真であるが、アは偽である。                     ⑤イは真であるが、アとウは偽である。肉と野菜と果物の3つしか出てこないので、○と×で考えます。3つの食べ物の好き嫌いは、8通りです。肉が好きな人は、野菜が好きではないので、AとDを消します。肉が好きではない人は、果物が好きではないので、BとGも消します。ここで、うっかりしやすいのは、残ったC、E、F、Hのパターンの人は、「必ずそういう人がいた」という訳ではなく、「そういう人がいたかもしれない」ということです。(すべてのパターンから、あり得ないものを削除しただけだから)。                   ア~ウを検討します。アは偽ですね。肉と野菜が好きな人は絶対にいません。イは、何とも言えません。偽にします。理由は後で。もしもイが、「野菜が好きな人は、果物が好きではない」とか、「果物が好きな人は、野菜が好きではない」だったら真です。ウは真ですね。よって、正解はありません。これは出題ミスです。ある本の解説を見ると、出題者も、解説者も、総うっかりですね。確かに果物→肉はいえますが、これは、「果物が好きな人がいたならば、その人は間違いなく肉が好き」ということで、果物が好きな人が本当にいたかどうかなど、わからないのです。問題文中に、「ただし、どの食べ物も、好きな人が少なくとも一人はいた」と書いてあれば、アは真なのですが……。ここをポチッとお願いします→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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国家一般職(高卒)no8 2017.9.3

2017-09-07 12:29:00 | 論理






あるクラスの生徒の通学手段、通学時間、読書量について次のことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。                   ○電車を利用している生徒は、月に3冊以上の本を読む。                   ○バスを利用している生徒は、自転車を利用していない。                   ○通学時間が30分未満の生徒は、自転車を利用しており、かつ月に1冊以上の本を読む。                   ○月に5冊以上の本を読む生徒は、バスを利用している。                   ①電車を利用している生徒は、自転車も利用している。                   ②バスを利用していない生徒は、通学時間が30分未満である。                   ③自転車を利用していない生徒は、月に3冊以上の本を読む。                   ④月に3冊以上の本を読む生徒は、バスを利用している。                   ⑤月に5冊以上の本を読む生徒は、通学時間が30分以上である。                   条件を式にすると、3つめの条件の、30分未満→自転車の対偶を作ります。対偶は、もとの命題を言い換えたものです。(もとの命題を、別の言い方にすると、対偶。)そして、4つめ、2つめ、今作った対偶をつなげますと、よって、正解は、肢⑤です。他の選択肢は、全然つながっていかないので、迷いなく選べたのでは?ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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東京消防庁1類no7(2017.5.28)

2017-06-07 09:58:00 | 論理
空港で日本に入国してきた外国人を対象に調査をした。次のア~エのことがわかっているとき、確実にいえることとして、最も妥当なのはどれか。                 ア 観光目的の外国人は、京都に行く。  イ 仕事目的の外国人は、北海道には行かない。                   ウ 大阪に行かない外国人は、京都に行かない。                   エ 今回調査した外国人の入国目的は、観光または仕事のいずれか一方である。                   ①北海道に行く外国人は、京都に行かない。                   ②大阪に行かない外国人は、北海道に行く。                   ③観光目的の外国人は、大阪に行かない。                   ④北海道に行く外国人は、大阪に行く。                   ⑤仕事が目的の外国人は、大阪に行く。条件エがポイントです。観光目的ではない=仕事目的。仕事目的ではない=観光目的。ということになりますね。よって、正解は、肢④です。因みに、肢①北海道に行く外国人は、必ず京都に行きます。肢②大阪に行かない外国人は、絶対に北海道には行きません。肢③観光目的の外国人は、必ず大阪に行きます。肢⑤仕事が目的の外国人は、大阪に行くかどうかは分かりません。PVアクセスランキング にほんブログ村

教員採用試験教養数学(福井県)2016.7.16

2017-04-21 10:51:00 | 論理




ある中学校で新入生対象の部活動見学会を行ったところ、次の(ア)(イ)(ウ)のことがわかった。               (ア)野球部を見学した生徒は、テニス部も見学した。               (イ)サッカー部を見学していない生徒は、バスケットボール部も見学していないが、テニス部は見学した。              (ウ)サッカー部を見学した生徒の中に、野球部と卓球部を両方見学した生徒はいなかった。これらのことから確実に言えることを1つ選び番号で答えなさい。条件を、式にすると、ここで、対偶と、ド・モルガンの法則について、簡単に復習します。知っている人はとばして下さいね。②の式の対偶は、バスケットボール→サッカー。④の式の右側を、ド・モルガンの法則で書き換えると、書き換えるといっても、「野球部と卓球部を両方見学した生徒はいなかった」ということは、「野球部を見学していないか、卓球部を見学していない」ということなので、わざわざドモルガンの法則を使わなくても、当たり前ですね。さて、以上より、バスケットボール部を見学した生徒はどういうことになってますか?よって、正解は、肢5です。理解できた人は、ここをクリックしてね。にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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教員採用試験教養数学(新潟県、新潟市)2015.7.5

2017-04-03 07:43:00 | 論理


ある集団では、

「肉が好きな人は、野菜が好きではない」、「肉が好きではない人は、果物が好きではない」の2つがわかっている。このとき、次のア~ウの真偽について正しく述べているものは、下の1~5のうちどれか。                   ア 肉と果物が両方とも好きな人もいる。                   イ 野菜と果物が両方とも好きな人もいる。                   ウ 野菜が好きな人は、果物が好きではない。肉と野菜と果物しか出てこないので、○×方式で考えます。まず、「肉が好きな人は、野菜が好きではない」という条件に反するものを消します。次に、「肉が好きではない人は、果物が好きではない」という条件に反するものを消します。すると、条件を通過したものは、A、B、C、Dの4つですね。              アの、肉と果物が両方とも好きな人は、Aにいるので、真。                   イの、野菜と果物が両方とも好きな人は、いないから、偽。                   野菜が好きな人は、果物が好きではないかというと、A~Dの中で、野菜が好きな人はCだけで、その人は確かに果物が好きではないから、真。                   よって、正解は肢3だとしたらダメ。                   公務員試験では、これは通用しませんよね!ただし、これは教員採用試験なので、まあ許してあげましょう。本当は、正しい選択肢はありません。問題は、アです。たとえば、「肉が好きな人は、野菜が好きではない」という条件は、「この集団の中に、もしも肉が好きな人がいたならば、その人は必ず野菜が好きではない」ということなので、この集団の中に、Aのパターンの人がいたかどうかは、不明です。よって、アは、真か偽か判定不可能、あるいは、真とはいえないから、偽です。ただし、問題分中に、「果物が好きな人が少なくとも一人はいる」という但し書きがあれば、もちろん真です。PVアクセスランキング にほんブログ村お金がたまるポイントサイトモッピー