伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

96(キューロク)ジャパン

2013年10月31日 19時07分52秒 | ワールドサッカー
先週は二つの台風の襲来で、チラベルト準決勝、決勝、それから千曲市で開催の
予定だった川淵三郎杯がことごとく延期となりました。

川淵とチラベルトは最初からかぶっていたので、最初、川淵延期の情報を受け、
これで26日はチラベルトが見られると思ったら、なんと、両方とも12/7,8
に延期になったため、やっぱり見に行くことはできません。

せっかく延期になったのに残念です。

それともっと残念なのが、12/7は、実は個人的には、大阪でドームライブが
あって、チケットも当たったので行く予定だったのです。

うーん、仕方なく諦めることにしました。ニューアルバムをひっさげての
大阪、東京、ドーム4DAYSだったのですが・・・。とほほ。

台風は結局、大騒ぎしたわりには、大変だったのは土曜の午前中くらいで、
午後には晴れてきました。日曜はすごく良い天気でした。ただ、2日の大会だと
やはりスケジュールは変更になるし、延期は正解だったのでしょう。

その代わりと言ってはなんですが、U17のワールドカップを何試合か見ました。
ヨーロッパの強豪、ロシアとの初戦、深夜の再放送を録画しようと思っていたら
つい忘れてしまいました。

すると、ロシアを1-0で破ったとのこと。期待して次も撮ると、南米2位の
ベネズエラに逆転勝ち。敵の監督が絶賛したとの事で、俄然注目が集まりました。

ベネズエラ戦から見ましたが、確かにうまいです。ポゼションサッカー、まるで
バルサを見ているみたいと言うのがわかる気がしました。

結局、グループリーグ3戦全勝、一位で決勝トーナメントへ。

そして迎えた一回戦、一位なので、相手はどこかのグループの3位、スウェーデン
です。身長差は平均で10CMもあるほど、相手は大きく、フィジカルも強そうです。

普通、ヨーロッパのチームは日本としてはやりやすいことが多いと思います。
果たしてスウェーデンが、日本向けの戦術でこのようなやり方をしたのかは、
他の試合を見ていないので良くわかりませんが、日本の嫌がる、中盤省略のロング
ボールに大柄の足の早い選手を、カウンターで走らせる戦法が、日本を苦しめ
ました。確かにポゼションは日本が圧倒的に有利で、ほとんどの時間帯で、日本が
ボール回しする時間が長かったのですが、たまに奪われて、両サイドに長いパスを
放り込まれたときに、大型選手にスピードとフィジカルで負けて、一気にピンチを
招く・・・。

前半、早い時間にそんなパターンで失点してしまいました。一人が抜け出して、
一人が走り込み、マークがずれたところを簡単に合わせられました。

その後、前半はそれでも何度もチャンスを作り、難しいセンタリングにうまくニアで
合わせて同点ゴール!と思ったのですが、僅かにオフサイド。幻と終わります。

逆に前半終わり際、1点目と同じように左サイドのパスに抜け出した相手選手が
そのまま持ち込んでシュート。GKがはじいた所に飛び込んできたスウェーデンFWに
あっさり決められてしまいました。GKがはじいたのは、無回転だから?みたいな
話をしていましたが、スローで見た感じでは無回転とは言えず、ただ取り損なった
ように見えましたね。それもなんですが、真ん中の選手と併走してきた日本のDFが、
相手がシュートを放ったのを見て、瞬間、足を止めたのを見ました。

次の瞬間、日本のDFは抜き去られ、こぼれ球を押し込まれてしまったのです。

正直、96JAPANは守りに難があったように思えました。実況のアナがしきりに
キューロク・ジャパンと連呼していて、最初なんて言ってるのかわからず、良く
聞いたら、多分生まれ年なんでしょうね。U17だから・・・。そういう愛称なんですね。

後半は相手も足が止まりましたが、日本も決め手を欠き、さらに仕掛ける選手も
いなくなってきて、横パスばかり。ロスタイムに入っても、相手陣内ではあるけれど、
ミドルシュートもない、突っかける奴もいない。結局細かいパスをカットされるか、
入りそうもない正面のシュートで終わるか・・・。

結局1-2で負けてしまいました。

最近、ドーハの悲劇から何周年というので、当時のエピソードが特集されていたり
するのですが、今の代表とか年代別のチームなんかに足りないのは、こういう部分とか、
選手なのかな、と思いますね。

あの頃のような個性や、魂を持った選手が、いなさすぎというか・・・。
画一化された優等生がたくさんいる感じなんですよね。なんか、すごいエゴイスト
みたいな選手が出てきて欲しい気がするのですが・・・。
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