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こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

浪江町の玉川啓さんの報告

2012-04-15 21:00:26 | 脱原発・危機管理
今日、第一原発の現場に入りました。業務上の守秘義務もありますが、書けるだけ書かせて頂きます。重要免震棟で説明を受け、骨組みだけになっている4号機、3号機を間近に見てきました。本日の最高値は1,000μsv/h。異次元の世界です。素直な感想としては、進んでいるが進んでいない。そして進んでもいるということ。重要免震棟は線量の確保ができていますが、一歩外を出ると高い線量であることは紛れもない事実。そのような中で前司くんをはじめ、最前線でこの事故を押さえていこうと、尽力している方々がいること、当然のこととして仕事をしている方々がいることが、自身にとって大きな励みになりました。間違いなく言えることは、現場の支えがなければ、東日本は吹っ飛んでいました。今でも千本近くの燃料棒がむき出しの燃料プールに残っており、格納容器よりも危険な存在です。今回の事故は、いい意味では上澄みの爆発。燃料自体の反応で燃料そのものが飛び散っていれば、われらが八王子メンバーでさえも当事者になっていたという甚大さを実感しました。そして、誤っていけないのは、今回の事故は最悪ではなかったこと。重要免震棟がギリギリ半年前に完成していなければ、現地での対応は不可能であり、間違いなく今の日本はないということ。幸いなことに最悪を免れることができたという、恐ろしい事実をもっと皆で共有すべきと感じます。いいですか、本当にぎりぎりの状態でした。今、それぞれの事業をどう展開させていくかといった議論をしていますが、それは奇跡的なラインが守られたから出来る話にすぎません。
隅田であれ、八王子であれ、日立であれ、東京全体であれ、おそらく西日本であれ、紙一重だったのです。そしてしっかり対応しなければ、これからも紙一重であり続けるのです。ふくしまが当事者というのは明らかな誤解。本当に日本全体が当事者となるべき問題なんです。きっとこれを実感はできないでしょう。キツメのトーンになってしまいますが、共有できる皆さんだからあえて言います。
この重さを心に刻みつけてほしい。その上で、当事者としてやはり皆さんにはかかわってほしい。
当事者として、外部支援者ではなく、自分自身が自分自身の仕事やライフスタイルをどう見直していくか、この原発に依存するエネルギー消費の仕事やライフスタイルの在り方を、真剣に考えるしかないと感じます。むき出しの鉄骨を見て、改めて事態の深刻さを痛感しました。テレビとは明らかに違うのです。そして、その現場で体一つで作業している方々がいます。その中には被災者がいます。われわれ日本人はそういった方々に今この時も支えられているのです。改めて福島を支援するということが誤解であることを実感しました。逆に福島の地で今を支えていること、それによって日本が支えられているのです。だからこそ、この問題は皆がまさに当事者なのです。東京にいては分からない。福島市にいては分からない。ゆえに分からないではなく、想像を働かせる、思いを巡らせるしかないのでしょう。第一原発の構内でわれらの前司さんの伊達重機のクレーン車と運命的にすれ違いました。逃げない彼らがいる。そういった人がいるから、普通の生活が送れている。それは今も変わらない。皆さん、原発が収束していないというのは事実。そして福島の問題ではないことを、しっかりと共有しましょう。ふくしまの問題と考えること自体が誤りだと、本当に痛感しています。それが私の今日の報告です。

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今週の日程

2012-04-15 20:39:04 | お知らせ
4月16日(月)
 7:45 第350回月曜の声(駅前街宣)
19:00 岡田冠者親義を讃える会

4月17日(火)
15:00 こぶし会花見

4月18日(水)
19:00 はざまゆかコンサート

4月19日(木)
10:30 団会議
12:30 危機管理建設委員会正副委員長打合せ
13:30 危機管理建設委員会
18:00 委員会懇親会

4月20日(金)
13:00 松本建設労働組合第66回定期大会
13:30 長野県労農会議総会
14:00 緑の県民会議総会
14:30 食とみどり、水を守る長野県民会議総会

4月21日(金)
14:00 岡田落語会

4月22日(土)
11:00 松岡町会花見
17:00 松本卓球連盟総会
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4月15日 美鈴湖開き

2012-04-15 18:55:26 | 活動日誌
  
美鈴湖開きに出席。美鈴湖は、そもそもはため池で、祖父の時代岡田・本郷の皆さんによってつくられたもので、灌漑用のため池です。ため池にしては規模が大きいので湖と名乗っています。私が小さい頃は美鈴湖と言えばスケートです。日曜日の朝になれば、むすびを一個もって、てくてくと浅間温泉から山の中の近道を通って通ったものです。当時滑走料は10円から20円だったと思いますが、滑走券代わりにくれるリボンのついたピンを付けて滑りました。お昼は、おにぎりとウテナ荘でかけうどん(確か50円だったと思います)を食べて、帰りはさらに急な坂道を杉の枝を敷いて滑り落ちてきました。確か小学校3年くらいまでは美鈴湖で松本市民スケート大会が開かれていて出場し3位になったこともありました。その後浅間温泉国際スケートセンターができましたが、しばらくは美鈴湖で滑っていたような気がします。
美鈴湖でスケートをしなくなり、もっぱらセンターでスケートをするようになりましたが、大人になってからは、わかさぎを釣りに行きました。今は、ヘラブナ釣りのメッカとなっています。地元の皆さんが、スケートセンター廃止後の活性化策を思案しています。市も含めてみんなでいい案を出しましょう。
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枝野到着前、枝野到着後

2012-04-15 09:22:59 | 活動日誌

4月14日社民党福井県連合の定期大会で福井市にいました。ちょうど枝野経済産業大臣が福井県知事と大飯町長に、大飯原発の再稼働を要請にくるという日でした。福井駅を降り立つと騒然としていて、ムムと思いましたが、さにあらんや14日は福井市の春のお祭りで、駅前のステージでダンスが行われていて大変賑やかでした。県庁前を通ると10分後に越前時代行列が始まるとのこと。大会に急ぐため残念ながら正門で写真をパチリ。


大会では、大飯原発再稼働阻止の決議を採択、大会会場から枝野大臣への抗議行動に参加した方からも報告がありました。「時代行列の中から『お前たちも電気を使っているだろう』と言う声もあったし、よろいかぶとで『私も頑張るよ』という声援もあった。3.11以前だったら考えられない光景だ。だれも原発反対という声が福井ではあがらなかった。福井で51%の反対の声をあげれば、必ず止められる」と。大会終了後、急ぎ足で駅へ向かう中、宣伝車と駅前のイベントのアナウンスが錯綜していました。この写真はソウル・フラワー・ユニオンさんの写真をシェアさせていただきました。
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