2月1日 大阪府立成人病センター

大阪府立成人病センターは、昭和34年に日本で最初の成人病専門機関として設立されてから50年がたった。ガンと循環器を併設しているのが特徴。平成18年に特定機能病院に、平成19年にがん診療連携拠点病院に指定された。

大阪府がん診療連携協議会のもとに、がん対策推進委員会があり、がん検診部会をはじめ、部会で議論や検証が行われている。

こうした努力の結果、5年生存率は他の病院より高くなっている。

がん細胞の増殖技術は、成人病センターの特許で、患者さんからがん細胞を取って、どの薬を投与すれば利くのか試験がやり易くなったという。

放射線治療のウエイトが大きくなるなかで、例えば前立腺がんの治療は、9月まで埋まっている状況です。

2月1日 がん制圧議員連盟大阪府議会視察

長野県議会がん制圧議員連盟による大阪府議会の、がん対策推進条例の制定経過、制定過程のなかでの議員などからの意見の内容について、最初に議会事務局調査課から説明を受ける。パブリックコメントは、80数件があった。参考人の違憲も聞いた。
大阪府議会には、政務調査委員会があり、議員提出による政策条例に関する申し合わせにより、議論が進められてきた。平成22年3月にスタートし、一年かけて議論や調査が行われ、23年3月に制定された。

続いて、健康づくり課の森本補佐から執行機関側の説明を聞く。国がん対策基本法の規定により府が策定するかん対策推進計画に、従い大阪府の特性に応じた計画をたてている。(国の計画にあっても大阪府に必要ないものは入れない。目標値も独自に設定している)
また、がん情報の収集と提供をホームページなどで行っているとともに、予防対策の一環で小中高で、がんカルタを使って予防教育を実施している。アフラツクが作ってくれた。
早期発見に向け、受診率をあげたい。乳ガンの検診率は英国で70,5%、米国で72.5%であるが、長野県は25.9%、大阪府で20.1%である。
大阪府では、市町村の行っている基本データから監視するシステムをつくる。住民基本台帳と検診データを合わせるもの。
また、受診率を向上させるために、キャンペーンなどを展開する、民間企業との連携などをすすめている。

医療は、国の拠点病院と府の拠点病院の役割分担をしていく。
緩和ケアは、チームで行っている。緩和ケア研修会を開催し、医師だけではなく看護士、薬剤師、管理栄養士などのコメディカルの皆さんにも研修をうけて修了証を授与している。緩和ケアでは、計画をつくるクリティカルパスが検討されている。

1月31日 アルプス観光協会新年会

松本市アルプス観光協会の新年会に出席。アルプス観光協会は、乗鞍温泉－沢渡温泉-上高地-山小屋の皆さんに、報道関係者、交通関係者、金融関係者など多数の方が出席。前段は日銀松本支店長の経済協力情勢についての講演があったが、所用で聞くことができませんでした。
新年会のなかで、山小屋の皆さんから鹿対策を何とかしないと、南アルプスと同じように、お花畑が無くなってしまうというお話や、放射能の影響でヨーロッパからのお客が減ったことを心配する方もいました。
鹿対策については、報道関係者のかたも一緒に議論になり、鹿対策と猟師とジビエとセットで話題にしたいと議論が進みました。
放射能対策は、自身のホームページに松本市で計測している空間放射線量を掲載したところ、安心して少しヨーロッパからのお客様が戻ってきたという話を聞き、やはり正確な情報が大切だと再確認しました。