コンビニ経営相談室「あかり」

気がついたら全てを喪失、それがコンビニオーナー。加盟を阻止し、脱退を支援します。コンビニの経営の現実をお知らせします。

ローソンが原点を見失い、ダイエーが消えてゆく。

2014年09月29日 05時40分42秒 | 日記

イオンに屈したダイエー 飢餓地獄から小売業日本一、没落の歴史を覆う中内功の呪縛

Business Journal 2014/9/26 06:01ーーーーー

 ダイエー創業者の中内功元会長は、1970~80年代には同社を日本最大の小売業にまで成長させ、流通業界のリーダー的存在として君臨したが、中内氏の 原点は飢餓地獄の中から奇跡的に生還したフィリピン・ルソン島での戦争体験にある。かつて日本経済新聞社刊の著書『私の履歴書』で「アブラ虫、みみず、山 ヒル…。食べられそうなものは何でも食う」「死ぬ前にもう一度すき焼きを腹いっぱい食べたいと、来る日も来る日も願った。その執念がこの世に私を呼び戻し た」と語っているが、戦争とそれに続くマニラでの俘虜体験がエネルギーの源泉になった。


「神戸から2つの大企業が生まれた。ダイエーと山口組だ。どちらも焼け跡から這い上がってナショナルチェーンになった」。これは中内氏の有名なセリフだ が、山口組3代目組長の田岡一雄氏も、欲望が渦巻く神戸の闇市から巣立った。焼け跡から出発して流通王にまで駆け上がった中内氏だったが、90年代後半か ら経営危機が表面化し、産業再生法の適用および産業再生機構からの支援を受けるに至り、その後は筆頭株主となった丸紅に経営権を握られた。

 ダイエーはなんとか経営破綻は免れたものの、中内氏は芦屋市六麓荘町、東京・田園調布の邸宅、ダイエーの株式など数百億円といわれた財産は、ことごとく 大手銀行に借金のカタとして取られてしまった。最晩年の唯一の収入といえば、自ら創設した流通科学大学の理事長として月々支給される30万円程度の給料だ けだった。そして2005年9月19日、中内氏は入院先の神戸の病院で83歳の生涯を閉じた。六麓荘町の家は半年前に人手に渡っていたため、一度も亡骸を 自宅に戻すことができず、大阪市此花区の正蓮寺にそのまま搬送され、近親者だけで密葬を済ませた。当時産業再生機構の支援の下で“脱中内”を進めていたダ イエーは、社葬を催せる状況になかったが、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊氏、イオンの岡田卓也氏、西友の堤清二氏など、戦後の流通業界の黎明期を築いた人たち が発起人となり、流通関連11団体が合同で同年12月5日、東京・千代田区のホテルニューオータニで「お別れ会」を開いた。ちなみに六麓荘町の家の現在の 持ち主は、パチンコ大手のマルハンである。

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 私事ながら、中内功著「わが、安売り哲学」に魅せられてダイエーに中途入社ではいった。

商売に科学を持ち込む合理性に新鮮さを感じた。

フィリピン・ルソン島での戦争体験で語られた、何時同僚に襲われるかわからない

飢餓状況の中でも、人を信じて眠らなければ、生きていけなかったとも書いていた。

彼の原点は、人を信じる事、正直であると言う事だと思う。

晩年は、息子の中内 潤氏に引き継ごうとして「阪神大震災」。

街の灯を消すなの大号令でローソン、ダイエーは、店を開けていった。

震災で何時つぶれるかわからないハーバーランドの建物にやってきて

危険な場所にもどんどんはいっていって、裂けて空が見えていた

建物に雨が降り出すと、商品が濡れないようブルーシートで

覆えと指示をだした。

 ダイエーの基礎を築いた「三宮村」が壊滅、晩年の彼には

このできごとの衝撃が大きかったに違いないと、私は思う。

マークの変わったダイエーには、あまり感情はないが、

中内CEOのつくられた「ダイエー」がなくなり、「ローソン」が本来の

姿を見失い、彷徨うのがさみしい。





チケット売上で、他の商品のマイナスをカバーする。ユナイテッド・シネマ買収の真の狙い。

2014年09月29日 04時38分21秒 | 日記

JFAコンビニエンスストア統計調査月報 2014年8月度 ーーーーーー

〔全般的動向〕

今月は、西日本で平均気温が低かったことに加え、台風第11号、第12号等の影響により客数が減少した。特に冷 し麺及びアイスクリーム等の夏物商材が不調となった。一方、客単価については、コーヒー等カウンター商材の好 調により2ヶ月連続で前年を上回った。

既存店ベースでは、来店客数13億1,334万人(前年同月比-3.6%)が6ヶ月連続のマイナス、平均客単価 606円(前年同月比+1.2%)が2ヶ月連続のプラスになり、売上高7,964億円(前年同月比-2.4%)は5ヶ月 連続のマイナスとなった。 

〔商品構成比および売上高前年同月比〕 (既存店ベース)

<colgroup><col /><col /><col /> </colgroup>
 

構成比(%)

売上高前年同月比(%)

日配食品

35.1%

-0.5%

加工食品

28.0%

-4.8%

非食 品

31.6%

-4.7%

サービス

5.2%

13.8%

合 計

100.0%

-2.4%

<colgroup><col /><col /> </colgroup>
   サービス商品群

 

POSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、各種チ ケット、テレフォンカード、宝くじ、D.P.E、レンタル、乗車券、航空券、宿 泊券、クリーニング等

ローソンの今回の買収はシネコン業界に衝撃を与えました。業界最大手はイオングループが運営するイオンシネマです。イオンがワーナーマイカルを買収した当 時も衝撃が走りましたが、イオンは郊外に大型ショッピングモールを展開しており、そのショッピングモール内でシネコンを展開するという親和性を持っていま す。業界2位のTOHOシネマズは映画配給会社、東宝の関連会社なので、出口としての映画館の運営はマッチングしています。


 しかし、ローソンはコンビニエンスストアで、映画館を所持したところでメイン事業とどのようなコラボレーションができるのか謎が多いというのが印象で す。同様に業界内でもコンビニがシネコンを持ったらどうなるのかという疑問符が立っています。ローソンはユナイテッド・シネマをどのように活用していくの でしょうか。
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ひとつ目の記事は、FC協会が発表した、8月度の商品別売上高
利益にならないサービス商品群の売上増で表面上の売上のマイナスを補っている。
ローソンの発表では、チケット売上げで全体の押上効果が3%あったとしている。
ローソンがシネコンを持ったのは、表面上の売上げをあげる見事な作戦だ。
加盟店は、利益にならない事に手間をかけさせられ、自滅させられてゆく。
見せかけの売上げに100億使う、経営体質は異常といえる。
企業の成長から、自己保身に軸が傾いている。