再契約の条件のなかに「MS評価は、常に70点以上を維持されていますか?」という
一文がある。さらっと書かれているだけでこれが、どれほど怖いものかがわからない。
これは、24時間、365日いつMS調査を受けても70点以上でなければ、再契約を拒否されても
異議を申し立てられないということだ。再契約前の面談でその怖さを十分に説明せず、契約書ではなく
面談レポートに認め印をもとめられる。これは、再契約の内容を了承したことになる。
このMS制度の目的は、店舗維持能力の向上は、表向きの目的であり、本来の目的は、本部が加盟者の
取捨選択をする「フリーハンド」を手にすることである。
MS(ミステリーショッパーズ)は、以下のように運営されている。
①どんな状況下であれ、一旦くだした評価は、変わらない。
②MS調査は、直営の別会社が、本部からの出向者で運営しており、その調査した点数は、最終決定を支店と
調整し決定する。
このMS評価で、多くの知人、友人が本部の再契約を拒否されたり、自分から身を引いたり、本部への
店舗提供を拒否し店を閉鎖したりして、一気に経営の第一線を去った。
どうも本部の目的は、以下のようだ。
①製造小売業を目指す上での障害となる、本部提案計画数に難色をしめす加盟者の排除。
②後1回再契約を行うともうその後は、再契約をしない加盟者の排除。
③再契約により、チャージが下がる事の回避。
だから、加盟者個人の経営能力、とか店舗のポテンシャルとかは、一切考慮しない。だから
新宿4丁目店とかの売上高の高い優良な店舗とかとトラブルが起こる。私の店も回りに自社競合を
含む、3店舗がほぼ同時にオープンしても、売上高、店利益高も地域の平均だったが、狙われて
しまった。本部からすれば、少ない店舗利益でも運営できる、だまって本部の言うことを聞くMO
(多店舗経営者)に引き継ぎ、本部の主導のもとに店舗運営ができる体制をつくろうとしていると
思はれる。
企業とすれば、素晴らしい戦略だけど、騙し討ちをされて今までの投資を「無」にされた加盟店は、
たまらない。パートナーとして信頼をしてきただけにその「裏切り行為」は、許せない。そういう
方が、多数おられる。
もと私の店です働いていた従業員が、かっていた金融商品のセールスをしていた時の経験談を話して
くれたが、コンビニのオーナーは、かって儲かっていただけに「疑い」を知らない。ちょっとおだてて
すすめるとすぐ買ってくれる。そうして何店舗かを潰しました。と語ったことがある。
ある本部の行為は、それに類似している。「オーナー、オーナー」とおだてて経営させ、まとまった金銭を
搾り取ると、手練手管を使って、経営権を剥ぎ取る。
騙された方も、騙されたほうだけど、本部のテクニックは凄い。将来「一冊の本」にまとめれるくらいだ。
コンビニ経営者で、何かおかしいと感じた方連絡ください。コンビニのちょっとしたことは、
周りを巻き込む大事に発展します。