ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

久しぶりに雨が降りました。

2011-02-09 11:26:32 | Weblog
 昨夜から明け方にかけて、結構な雨が降ったようです。乾いた空気に潤いが戻ったようですね。それに乗じて乾いた肌にも乾いた心にも、潤いを取り戻せたら・・・・・・、なんてことはないか。

 さて、ブログ更新に少し間が開いてしまいました。いや、実は7日の日に一度したんですが、誤作動で記事が消えてしまって、なんかもう一度打つ気力をなくしてしまい、今日に至ったというしだいです。

 2月に入り少し寒も緩んで、スギ花粉も少なからず飛散し始め、春の気配も感じられなくもない今日この頃です。
 早春眠の心持か、眠いとつぶやく人をまわりに発見しませんか? それは単なる寝不足かもしれませんが、まあ不眠よりはいい傾向です。

 私なんかつい夕食後にくつろいでいて、そのままコタツでごろりと眠り、気がつけば2時間3時間、それからもそもそして深夜映画なんか観てしまって、それでやっと風呂に入ると午前3時で、なんてことを繰り返しています。
 それでも朝の起床時間に変動がなければそれでいいかと、反省もそこそこ。

 しかし、若いときのように激しい睡魔には襲われなくなり、いやはや歳を取るということは、寝覚めのいいことかと思わされる40代後半からの私です。

この頃に思うことども・・・・・・。

2011-02-05 15:17:02 | Weblog
 世の中が、やたらと潔癖にありすぎているようで、怖くありませんか?
 私たちに害をもたらすもの、正義をゆがめるものは徹底的に排除しようっていうような空気がありませんか?

 たとえば除菌殺菌滅菌を万全に行い、無菌室の様な社会に生活すれば、安全を確保できるという錯覚に囚われてはいないでしょうか?

 それは違うのではないですか? 様々に許しあい認め合いながら、共存できる場を広めていく。私にはそれが理想の社会像のように思えるのですが、違うでしょうか?

 具体的に何をと、云う気はありませんが、いろいろなことどもに目を向けて、ついそんなことを考えてしまいます。
 大らかさのない世の中、寛容を欠いた社会は自らの首を真綿で絞めていくという例えが、容易にはまってしまう機会を増し、ますます住み辛さを拍車させていくように思えるのですが、どうでしょう。

芝居公演に向けて稽古の日々ですが・・・・・・。

2011-02-03 14:59:31 | Weblog
 5月14日(土)15日(日)の両日、多治見市にあるまなびパークたじみ7Fホールで公演予定の演劇ユニット マーシュマロウ 第6回公演「石の追憶」 いちかわあつき・作高橋明夫・演出は、今日から粗立ちの稽古に入り、私も日々せりふを覚えている段階で、頑張っています。

 さて、そういうわけでそこに集中しなければいけない反面、日々の仕事の方の公演の稽古や準備もあり、またこれからの新たな作品創りに向けての資料集めや、勉強のための読書も平行してやっています。

 むかしは、ひとつのことに集中しないと何一つ成り立ちませんでしたが、最近はそうでもなく、様々なことを雑然といりみだれてやっているようで、案外自分の中では整理され、また多少なりともリンクして、滅茶苦茶な状態にはならないようになりました。

 つまりは、まったく違うジャンルの本を数冊交互に読んでいても苦にならないということです。ポイントの切り替えが早くなったのか、少々ずるくなったのか、結構抱えれば抱えるだけ、その一つ一つが面白いといいますか・・・・・・。

 いえいえ、こんな風に書くととても忙しそうに思われてしまいますが、決してそうではありません。
 ゆったりのんびりやっている中での話です。おい、もっとテキパキ仕事しろよ!それだから何時までたっても10年1日の歩みなんだぞ!! と、自分に叱咤してみますが、駄目ですね。困ったもんです。

私のスター名鑑 ① アンソニー・クイン

2011-02-02 14:15:08 | Weblog
 名優アンソニー・クインも、今年で没後10年を迎えます。
 これほど多くの人種を演じた役者さんはいないんじゃないでしょうか。

 すぐに思い出されるのが「アラビアのロレンス」に登場するアラブ人。しかし、彼がアラブ人を演じたのはこれだけじゃありません。「ザ・メッセージ」「砂漠のライオン」と3作品あります。

 フェリーニの名作「道」ではイタリア人。「その男ゾルバ」ではギリシャ人ですか?
 彼がアカデミー助演男優賞を受賞した「炎の人ゴッホ」ではゴーギャン。

 さて、そんなアンソニー・クインはいったいどこの国の人かというと、メキシコ生まれのアメリカ人なんです。
 お父さんはアイルランド人、お母さんはアステカ系メキシコ人で、幼い頃にアメリカに移住し、早くにお父さんを亡くして苦労されているようで、俳優になる前はいろんな職業をやっています。

 俳優になって無名の頃に、いろんな人種の役をやったのがどうもそのスタートであるようで、彼ならどこの国の人でもこなせるというのが、業界での売りになっていったのではないでしょうか。

 いや、いいですねアンソニー・クイン。あこがれの役者の一人です。粗野で乱暴そうな男を演じさせたら天下一品。でも本来は繊細でやさしい、なんて感じかな・・・・・・とても真似できません。

 プライベートでは3回結婚し、13人の子供がおられるそうで、その中の何人かが俳優になっているようです。

 ちなみに彼のほかにいろんな国の人を演じている俳優さんに、ユル・ブリンナーという人がいますね。彼は「あしやからの飛行」という映画で日系のアメリカ軍人の役をやっています。
 それから日本にも日本のアンソニー・クインといわれた俳優さんがいました。山形勲という人です。東映の時代劇なんかで活躍した人で、面長な顔が良く似ています。
 黒澤映画「七人の侍」の冒頭、木村功演ずる若い侍に木刀で打ち込まれて交わし、無礼者と怒って仲間には加わらない侍で登場します。

 さて、長々と書いてしまいました。小学生の頃からの映画ファンの私、これからちょくちょくこんな記事も載せてみようと思います。
 先日「道」をちょっと観たもので。また近々「アラビアのロレンス」完全版が、またテレビ放映あるみたいですから・・・・・・アンソニー・クインお忘れなく!