ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

昨日3月19日は・・・・・・。

2007-03-20 14:17:21 | Weblog
 昨日は、とある子育てサロンで読み語り、絵本紹介の仕事をして来ました。1歳くらいの子供たちと、そのお母さんたちに私の読み語りを聴いてもらいました。みんな可愛くて、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。最初は恥ずかしくしていた子供たちが、終わってから近くに集まってくれるのが、いつもながらにうれしい瞬間です。このおじさんは恐くないと信頼してくれたことに、喜びと、そしてちょっと大げさかもしれませんが、責任のようなものを感じてしまいます。もう、子育てという時間は卒業して、小さな子供に触れる機会は、こういった仕事の時くらいになってしまいましたが、子供は常に何かを教えてくれる、何かを思い出ささせてくれる、素晴らしい存在です。大変な事も多いでしょうが、親御さん方には、日々何かを発見できる楽しくゆとりのある、子育てをして欲しいと思います。
 さて、普通「絵本の読み聞かせ」というのが一般的には普及している呼び方だと思います。が、あえて私はそれを読み語りと表現しています。別に強いこだわりを持って他を認めないというのではありません。
 確か、動物ものの児童文学を書かれた椋鳩十先生が言っておられたのではないかと思いますが「読み聞かせるというのでは、いかにも押し付けがましくて・・・」
ということに由来します(間違ってたらごめんなさい)。
 そうして、その語り方も自由でいいと思います。因みに私はどうしても感情の入った芝居がかった絵本の読みになってしまいますが、たんたんとしていても、変に抑揚が付いていても、いいと思います。お母さんの優しい声で読まれる絵本には、どうやってもかなわないのです。それは、信頼と安心を与えてくれる無償の響きだからです。
 「語りは、こころの母乳・・・」これは児童文学作家宮川ひろさんの言葉ですが
どうぞ子育て中のお母さん、またお父さんも、絵本を読んだあげてください。いっぱいお話をしてあげてください。言葉がわからない乳幼児のときだからこそ、大事なんだと思います。またそれ以後も・・・。子育ては待ったなしです。先送りは許されません。子供たちに学んで、人は親になるようです。これは私の教訓です。決して優等生の親ではありませんが、いつも自然体でやっているつもりです、今でも。