ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

映画を観る日々

2010-01-13 11:24:38 | Weblog
 ここのところ空いた時間に、よく映画を観てます。だいたいがBS2で放映されたものですが、先週は「ニューシネマパラダイス(オリジナル完全版)」を観ました。
 これは劇場公開版は何度も観ていましたが、完全版はまだ観ていなかったので、この機を逃してはと、昼間の3時間はきつかったですが、見通しました。
 いや、評判通りカットされていない完全版はややノスタルジックなお涙頂戴の作品じゃありませんでした。
 イタリアの戦後映画史でもあり、人生の苦さ切なさがトトの青春とともに描かれ、映写技師アルフレード(フィリップ・ノワレ)がいうように、「人生は映画のようにはいかないんだ・・・・・・」なのですが、でもだからこそ映画は素晴らしいんだという、映画への愛にあふれた作品でした。

 さて、また昨夜は30数年ぶりにポール・ニューマンの「暴力脱獄‘Cool Hand Luke‘」を観ました。
 前回観た時は中学生で、それもテレビの映画番組の吹き替え版、ただポール・ニューマンカッコいいよなという印象しか残ってなかったんですが、しかし多かれ少なかれあの少年の頃の魂に何か影響は与えていたんだろうなと、考えさせられました。
 私が14歳15歳の頃に観て強く印象に残っている作品を3本あげろといわれれば、この「暴力脱獄」とチャップリンの「モダンタイムス」そして「怒りの葡萄」この3本でしょう。傾向としてはおわかりでしょう。

 いま一度私は現在の自分の在り方を深く考えてみなけらばと、昨夜映画を観終わったあとに思いました。といって何をどうって、過去をやり直すことは出来ませんから、とにかく生きている限り前に向かって進まなければ・・・・・・。