4月9日の光雲寺の講演は三日月の話で、その日が旧暦の3月3日であることに合わせての
話でした。
三日月とは新月から数えて3日目の月を言います。
形は右の絵のような見え方をするか花王りロゴのように少し右に傾いた形です。
よく勘違いされるのが向きが左右反対の月。
月は約29.5日で地球を一周しますので 太陰暦では1ヵ月を30日としています。
それで反対側に見える月は28日月となります。
この講師の方はその28日月を三日月と言われるのに嫌悪を抱いているようでした。
新月の翌日は繊月(繊月)、そして二日月、三日月と続き 7日頃には上弦の月と言います。
その後10日ごろは 十日夜(とおかんや)の月、13日目を十三夜月(じゅうさんやづき)
14日頃を小望月(こもちづき)と呼び15日目に満月となります。
ここから右側が欠け始めて 16日頃十六夜(いざよい)、17日頃を立待月(たちまちづき)
18日は 居待月(いまちづき)19日頃寝待月(ねまちづき)、20日更待月(ふけまちづき)
23日頃下弦の月(かげんのつき)、26日頃有明月(ありあけづき)そして三十日月(みそ
かづき)で1ヵ月を終えるわけです。
風流な呼び方もあるものですね。
月と地球の関係は、そうそう!45億年前頃は地球の自転は今の時間で言うと8時間で
一回りしていたそうです。 今は24時間ですよね。 なんと3倍の差があります。
年々地球の自転の速度も遅くなっているようで、お互いの引力で引っ張り合っている
のですが、昔の月と地球の距離は 19,220~24,000km程度だったようで今は
384,400Kmなのですが、年々35mmずつ離れて行っているようです。
月の引力と太陽の引力の関係で潮の干満があるために地球の自転にブレーキが
かけられてそうなっているという説が正しいようです。
このまま行けば地球の自転周期は現在の40倍にもなり、月と地球の間の距離は50万Kmに
なってしまいます。
地球が月に同じ面を向けたままになると、月の潮汐による自転の遅れはとまり、月の後退は止
まって、お互いの干渉はなくなってしまうそうです。
太陽は、10億年後には今よりも10%明るくなり、地球上の水は蒸発し生命はいなくなる。
さらに40億年過ぎると赤色巨星になり、水星・金星は膨張した太陽にのみこまれ、地球は太陽系外に弾き飛ばされるという。
また光の速度は30万Km/秒なので実際の位置より1.3秒遅れの月を見ている格好に
なります。
太陽暦は地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)を基にしています。
ローマ帝国の皇帝カエサル(ジュリアス・シーザー)が強引に過去の太陰暦から変更して
しまったのが始まりで、もともと10か月の暦に無理やり自分の名前にちなんだJulyを
放り込んで7月に、ローマ帝国の初代皇帝アウグスヌもその例に倣ってAugustの名前を
落とし込んだために元来7を意味するSept.が9月にずらされて、そのあとのOct.(8)
Nov.(9)、Des(10)の意味が2か月遅れになっているのです。
今日はこの辺で。。。