先日から通っている東大阪市、その辺りは旧地名を中河内(なかがわち)と言って河内音頭などでも知られる大阪でも品の良い言葉を話す地域。
「あなた」のことを『おどりゃ!』と言ったり
なにわ言葉で言う「アホ」を『あほんだら!』とか『ボケ!クソッ!』などと表現する。
勿論のこと平気で路駐している車なんて普通。
今日も今日とてL字クランクを右折しようとしている車が前方から来る左折車を数台やり過ごしていた。
怒涛のようなクラクションの音に覗いて見ると、その右折車の後ろで待っている高級車が発していた。
このドアホ! 何台行かしたったら気ぃ済むんじゃ! ボケ!
前の車もひるまずバックしてきて何か叫んでいる。
2台の車が接触しそうなくらいに接近してお互いを罵っているのだが、後ろの車の方が声がでかいしハッキリ聞こえる。
この鼻クソが!!
やっとのこと前の車の声が聞こえた。
なに抜かしやがる!※脚注 この目くそ!!
あっけに取られていると2台ま車はカーアクション映画そのもののカーチェイスをしながら走り去った。
ハハーン、あの諺・・・ こういうことやったんか。
※注 ; 抜かしやがる = おっしゃる の 丁寧語
京都など足元にもおよびませんね。
でしょう?
大阪弁には色々な地域言葉(ex,船場、谷町、摂津など)他にもだんじり祭で知られた泉州言葉なんかもありますね。
気が急いている(短い)から言葉も短縮して、アホンダラの「ほ」など悠長に言ってられずにアンダラっ!となるようです。
京都の人のように はんなり など話してられないイラチが多いでんな。(^-^)
多分、喧嘩では無くコミュニケーションなのでしょう。
パワーの要る、コミュニケーションですがね・・・(汗)
もうこんなこと日常茶飯事なんですが、初めて聞いた人なんかはオロオロしはると大和民になって分かりました。(^o^;
漢文によくでてきた「吾ぇ」(アクセントは後ろにある)という言葉はよくききますけど、おどりゃ は聞いたことがありませんねえ。オロオロというより意味がわからんとぽけ~っとするかも。おんどれならわかります。
おんどれ をご存知なら立派な河内ツウです。
おんどれは~ を早口で言ったのが おどりゃ 。
早いこと先にガツンと言った方が優位に立つ訳です。
必ずしも勝てるかどうかは関係ありませんけどね。
「〇〇サンはミナガワへタツにイッコッタ」
○○さんは南の方向へ縦(まっすぐ)に行った
「△△はまだデキャインデ」
△△はまだ出来ていません
これも河内弁の一例です。
なんとなく理解はできる気がしますが、大和へ疎開して18年が経ちましたので全てを理解するのに一抹の不安を抱きます。 (^_^;)